【ケダモノオペラ】『饗応の試練場』 #00【TRPGリプレイ】
注意: 当ページの内容の転載、複製は著作者の許可がない限り行わないでください。
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本作は、「池梟リョーマ、アークライト、新紀元社」が権利を有する「ケダモノオペラ」の二次創作物です。
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本作は、「池梟リョーマ、アークライト、新紀元社」が権利を有する「ケダモノオペラ」の二次創作物です。
ケダモノオペラリプレイ『饗応の試練場』 #00
これは『饗応の試練場』プレイ開始直前のやり取りと、開幕以前の物語の記録です。
※リプレイ製作時に心情や描写を大幅に加筆しています。
話の流れ、台詞、行動はセッション時のものですが三次創作の面が強いため苦手な方はご注意ください。
参加者
KP いおろい
PL じゃがまる2
場面00_開幕前に
物語ですけど。
はいはい。
大まかな方向としてはハッピーエンドを目指しますか? それともバッドエンド方向に?
えっ(笑)
今時点の大まかな方向性なので(笑)その時によってもちろん変えて頂いて全然いいです。
なるほど。PLとしてはCoCなんかじゃ穏便なエンドを目指しがちなんですけど。
ふんふん。
今回は自分がケダモノなので、割と『頭から食べちゃいました』な話でもいいかなと思っています。
ほうほう。
なのでどっちに振れても全然良くて、もらった予言次第でっていう感じですかね。
なるほどなるほど。では無理やりハッピーエンド! じゃなくても大丈夫な感じですね。
はい。でも「エモくしたいな」となる可能性は高いです(笑)
いいと思います(笑)
とある予言に基づく回想①:数年前のお話
平和が続くボレア王国城下に第二王子シャルル急逝の報せが届く。しかし実際はシャルルは死んでおらず、訃報は彼が人知れず王国を離れ二度と戻ることのない旅に出るための狂言だった。シャルルは近く訪れるであろう王位継承を巡る混乱を予見し、原因を断つべく先んじて国を出る道を選んだのだ。真実を知るのは僅かな側近と手引きした国外の協力者のみ。王子を失った王国は深い悲しみに包まれ、彼を慕うブリジットもまた、突然の別れに打ちのめされた一人であった。
とある予言に基づく回想②:少し前のお話
数年後、若き騎士団長となったブリジットは思いも寄らない噂を耳にする。旅の商人がシャルルらしき冒険者を見たというのだ。奇しくもボレア王国では国王、次いで第一王子を病で喪い、為政者の席が空いた王国は存亡の危機に瀕し乱れに乱れていた。そんな折だ。シャルル生存の話が真実であればまたとない吉報となる。いや、それ以上に――。ブリジットは騎士たちを率いてシャルル捜索に乗り出す。やがて掴んだ彼の最後の足取りは『仲間と共に”饗応の試練場”へ挑んで一月、未だ帰らない』というものだった。
ボレア王国に伝わる噂:月見伝説
満月の夜、ケダモノたちが巣食う闇の森の奥深く、天高くそびえる塔の頂きに古の魔法使いが姿を現すという。しかしその正体は、見上げる程に大きく、水晶の糸を操る人喰い蜘蛛なのだとか――。
⇒『場面01_騎士たちの来訪』へ続く
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