シミュレーションゲーム
一般的には、史実つまり現実の起きた出来事や事象を、抽象的かつ仮想的にゲーム=遊びとして遊べるように、ボードやコマ、カード、ルールの記述などの所謂コンポーネントに置き換えて表現(それらをデシタル的に表現したコンピューターゲームなども含む)したゲーム全般のことを指す。
”SLG”と略記することもある。
語源的には”simulation”=模倣する、模擬実験の意味。
代表的なSLGには、史実の戦争を模したミニチュアゲーム”miniature game”やウォーゲーム”War Game”がある。
また、広範な人類史の変遷を模した文明ゲーム”Civilization Game”も、このSLGに含まれる。
加えて、SLGの模倣対象が史実か空想かの区別は付けず、その戦略性に注目したストラテジーゲーム”strategy game”またはストラテジックゲーム”strategic game ”という商品ジャンルも存在している。
TRPG的には、模倣する対象が史実や現実の出来事や事象では無い=元々が空想の産物=指輪物語などの小説類=真っ赤な嘘の点のみが、源流としてのSLGと異なる。
(勿論、現実の事象を対象にしたRPGというジャンルは存在しているが、 ここでは一般的なTRPGと区別するために敢えて言及しない)
特にTRPGでは、その参加者たちがそのTRPGが対象にしている元々の空想がより現実に近いために、現実的と錯覚している現象が多く発生している。
英語
”simulation game(s)”