霧の街について（ソード・ワールド2.5用キャラクターシート）

○特殊なルールについて
沢山あるのでGMに都度聞いたり流し見したりして下さい。
やってる内に分かる物も多いと思います。

1.マップ
霧の街は広大かつ複雑で霧の街の主以外にその全貌を知る者は居ないとされています。
PC達は区切られたブロック内を移動しながら冒険を行います。移動には1マスにつき「1tb(後述)」掛かります。
休息出来るブロック以外に留まった場合2dを振り「4」以下なら遭遇表を振り戦闘になります。

2.時間について(tb)
霧の街での時間経過にはtb(タイムバンド)を使用します。「1tb」は4時間です。
「朝」「昼」「夕方」「夜」「深夜」「未明」で一日が構成されていて、イベントを解決して移動するか留まったタイミングで「1tb」が経過します。
3時間睡眠で「1tb」、6時間睡眠で「2tb」経過します。勿論(回復はしませんが)それ以上睡眠を取っても構いません。1日毎に回復する効果(変転等)の回復は「朝」を迎えたタイミングになります。

3.ミッションと星
各地でイベントが発生した際頼まれ事(ミッション)を受ける事があります。
何のミッションも受けていない場合キーパー(身元保証人の様な者)からランダムミッションを受注する事が出来ます。ミッションを達成すると報酬として金銭や★を手に入れられます。
★はミッションを成功か失敗して拠点に戻った時に精算されます。
成功時:★1つにつき経験点+300
失敗時:★1つにつき経験点+150　6個目以降は+300
この時、能力値の成長も発生します。
普通のセッションより成長回数が多くなると思ったのでハウスルールで少し多くしてます(本来は成功200、失敗100)

4.プリースト技能
霧の街は蛮族の街なので第一の剣の神を信仰する事は公に認められていません。(ル＝ロウドは例外的に認められていますが蛮族からはあまり良い顔はされません)
本来は神聖魔法を使用してその場に留まると遭遇の可能性があるのですが処理がごちゃつく可能性があるので使用しません。代わりに留まった場合、低確率で何かに遭遇します。
ハウスルールとして2.0にあった小神、大神のMP消費増加はなしとします。
霧の街に入った後であれば第二の剣の神を信仰する事が可能ですが大体の場合、脱出という目的を見失いかねないので非推奨、取得する場合は(他PLが納得するかも含め)要相談とさせて下さい。

5.逃走
戦闘時、敵わないと思ったら逃走を選択する事が出来ます。
逃走はPCの手番開始時に宣言し、PC全員が「全力移動」出来る状態にある事が条件です。
全てのPCは「冒険者Lv+敏捷B」で「最もレベルの高い敵のレベル+7」を目標値に判定を行います。この時の目標値と判定結果の差で各々の結果が決まります。
　・目標値-2以下　逃げられない。PCは全力移動を行ったものとして手番を終了する。
　・目標値-1　　　1体を振り切ったが逃げ切れない。最もレベルの低い敵1体を取り除き　　　　　　　　　　戦闘を続行する。
　・目標値と同じ　ギリギリ逃げ切れた。疲労の為HPの現在値が半分(切り上げ)になる。
　・目標値+1　　　全力で走り去った。ランダムに決めた隣のブロックに移動する。
　・目標値+2以上　安全に逃げられた。このtbは何も出来ないまま時間が経過する。


必要そうな情報を抜粋しているので質問等は随時GMに聞いて下さい。

○霧の街の階級制度について
霧の街には5つの階級があります。
1.上位蛮族
　霧の街の支配階級です。霧の街の主[ヤーハッカゼッシュ]を始めとする魔物レベル6以上の強力な蛮族達です。
2.名誉蛮族
　霧の街で特に貢献した人族や、人族を裏切り蛮族に忠誠を誓った人族に与えられる階級です。上位蛮族からの指名でなることが出来ます。階級的には蛮族よりも上ですが実質的には蛮族より下になります。
　名誉蛮族には〈名誉蛮族の腕輪〉が与えられ見ただけでそれと分かるようになっています。
3.蛮族
　上位蛮族以外の蛮族は皆この階級です。
4.奴隷
上位蛮族や名誉蛮族に労働力として飼われている被支配階級です。
奴隷は主人となる蛮族の持ち物として扱われるので下位の蛮族に襲われる事はあまりありません。
奴隷には〈奴隷の首輪〉が付けられています。この首輪は主人が自由に首を締められる魔法のアイテムで霧の街から出ようとした際も首を締められます。
一度誰かの奴隷になったらその主人に解放されるか譲渡されるまで身分が変わる事はありません。
5.浮民
最下級の階級で奴隷以外の人族は殆どが浮民にあたります。
人としての扱いを受けられず食事と働く手段も与えられず廃墟や裏路地等で身を寄せ合って生活しています。
蛮族の食料や娯楽の道具として狩られる事も多く浮民の多くは奴隷になりたいと思っています。ただし殆どの者は自分の立場に疑問を持ったり改善する意思を持たず外の世界がある事も知らない為逃げ出そうという発想すら持ちません。

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