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😶 CP2話まで終わったし古の盟約に従ってネタバレ感想あげる (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)どうせ2回目は回さねーしいいだろ!!!!!という短絡的な思考。 どうも明地です。 この度私がGMを務める『ストレイ・オーヴァーズ』が第2話まで終了いたしましたので、かねてから決めておりましたネタバレ感想をぶん投げていこうと思います。 今のPC達に合わせて魔改造しまくったのでもうシナリオの原型が行方不明なのです。 前提HO PC1:元FHエージェント。ところどころ記憶喪失。『祈りの造花』を体に埋め込んでいる。 PC2:UGNチルドレン。過酷な実験を受けて育った。与一という『必中の弓』に宿る精霊がいる。 PC3:元本部エージェント。派閥争いに巻き込まれ左遷された。元同僚の夜淵とは腐れ縁。 第1話「邂逅//Strangers」 *あらすじ 並辺市の片隅でPC達は暇を持て余していた。彼らはそれぞれの経歴ゆえに厭われ、UGN支部から遠ざけられていたのだ。フロント企業の探偵会社として猫を探すか、あるいは暇そうなエージェントの夜淵とおしゃべりをするか。そんな日々を無為に過ごしていた。 ある日、陰険で嫌味な橿原支部長から、商店街でワーディングが確認されたから調べてこい、という依頼を受ける。暇なのは事実なので調べに行くPC達は、そこでワーディングを発動させたのがFHセル『ミッドガルド』の構成員であることを知る。『ミッドガルド』はPC1がかつて所属していたFHセルであった。 構成員の不良少年を追いかけとっ捕まえボコボコにして尋問したところによると、彼らがUGNのとある倉庫から『積荷』を盗んだらしいことを知る。『積荷』の受け渡しが行われる日時を調べ出したPC達は、独断行動を咎めれそうになるも、ただでさえ立場が悪い現状どうせこれ以上失うものもない、と受け渡し現場へ潜入する。 果たして『積荷』の正体はPC2と同じ実験施設で育った少女「ミア」であった。意識のないミアを救出するため、そして暗躍する『ミッドガルド』を止めるために幹部の烏丸明人と戦い、無事退けるPC達。積荷の「ミア」は橿原支部長に回収される前に拠点である探偵事務所を持って帰ることになった。 橿原支部長は激怒した。許諾を得ず報告もなしにPC達がFHセルと一戦を交えたためだ。探偵事務所を取り潰し、向こう1年は針の筵の支部で謹慎を命じられる。事務所には持ち帰ったまま意識不明のミアと、すっかりPC達に懐いている元FHの不良少年たちがいるのだ。どーしたもんかと頭を悩ますPC達に、突如その場に現れた夜淵が告げる。 「共にUGN並辺支部支部長、橿原大悟を抹殺いたしましょう!」 *所感 導入シナリオ。偶然の積み重ねがえらい事態につながる…というのをやってみたくて組んだシナリオです。主要な登場人物はこの回で全員出し切り、あと出るとしたら公式NPCくらいかなぁ…と思っています。 この回で注力したのはNPCの印象形成でした、橿原支部長はとにかく傲慢でぶっ飛ばしたい奴(私の一番嫌いなタイプ)であること、夜淵はとりあえず味方っぽいけどどうも胡散臭いやつであること、モブの不良少年はバカだけどどこか憎めない可愛げのあるやつであること、というのを意識して描写しました。橿原に関してはうまくいったというかいき過ぎて第2話冒頭で「おう殺っちまおうぜ!いまからあいつを殴りに行こうか」と血気盛んなPC達を見れました。もうちょっと悩んでほしかった。 第2話「黎明//Orphan」 *あらすじ 夜淵が言うには、橿原支部長は裏で相当黒い実験やらを行っていたらしい。そして暗号回線を用いてミアが回収された瑞屋町と秘匿通信を交わしていたそうだ。FHセルとはいえ素人同然の不良少年たちが容易にミアを盗み出せたのも彼が一枚噛んでいるに違いない。なにより橿原は次期中枢評議員とも目されており、それだけは何としても止めなくてはならない。 そこで彼に握りつぶされる前に情報を集めてくる必要がある。PC達は千葉県房総半島に位置する瑞屋町へ向かうことになった。瑞屋町には不穏な空気が漂っていた。子供の泣き声が聞こえる、髪の長い幽霊を見た、といった噂が絶えず、また同時期に居場所のない子供たちが意識を失って目を覚まさないという事案が頻発していたのだ。 PC達が目撃した幽霊の中に「ミア」とよく似た顔だちの少女を発見する。彼女を追った先でPC達は人間を遺産(と呼ばれるモノ)に作り変えてしまう『契約の箱』という遺産を発見する。また、「クレア」と名乗るその少女は、実験施設での過酷な日々に耐え切れずミアが己の内側に作り出した別の人格であり、既にジャーム化していた。そして、ミアは『契約の箱』によりヒトをあらゆる束縛から解放する生きた遺産『リベルタス』に作り変えられてしまっていた。 『リベルタス』の契約者はクレアであり、彼女によって瑞屋町の事件が引き起こされていること、ジャーム化してしまっている彼女を倒せばミアの意識は復活することも明かされる。そして、橿原支部長は『契約の箱』を用いた人体実験ー「プロジェクト:アーク」の主任であったことも。 この情報により当初の目的は果たされたが、ミアを解放するためにクレアと対峙するPC達。無事彼女を倒し、ミアの意識は戻った。しかし、『ミッドガルド』セルリーダーの天童がいう「黙示録シナリオ」や、PC1の祈りの造花に同化した賢者の石など、不穏な予兆が多く示される。そして、橿原支部長を糾弾すべく向かったPC3を裏切り、彼女を拘束した夜淵は言う。 「…………やはり、母親同様、本当に愚かな女ですね」 *所感 第1話が登場人物解説回だったのに対し、こちらは重要ワード解説回。「黙示録シナリオ」や「プロジェクト:アーク」などを中心に今後3話が展開していきます。と同時にPC2くんのメイン回でもあり、彼の親友を助けるためにつらい選択を強いられる…という個人的にダブルクロスっぽいと思う要素を追求しました。親友が人知れず心を病んでいたという事実、一人だけ逃げ出すことに成功したという罪悪感、そして親友の半身に等しい存在をその手で消すということを通して、彼が少しでも前を向けたらなーと思いました。無事親友を取り戻せたエンディングでの対話でそれは叶った…のかもしれません。 次回に続く〆は海外ドラマのクリフハンガーを参考にしました。 *全体感想 たのしい。これに尽きる。 しかし体力の消費もえらいこっちゃでして、今のところ当初の予定40%くらいしかチャート通りに進んでいないんですよね。これは私がPCの設定を拾いまくってシナリオにねじ込み、整合性を保つために書き直したり新設定を造ったりしているからです。よって体力の消耗が著しく、ほぼ丸一日かけて翌日のシナリオを作るという有様です。 しかしそうして命を削って書いたシナリオをPCの皆様の素晴らしいRPで昇華していただけるのは恐悦至極の極みです!GMやっててよかった!! そう、PCの皆様が素晴らしいのです。PC1の穹ちゃんは天真爛漫なように見えて裏では色々と考え悩み、そして単純な結論に回帰するという精神構造をこれでもかとフューチャーしておられ、その身に宿す『祈りの造花』のテキストと相まってぜひ本筋の主役として後半の活躍を期待せざるを得ません!PC2の鳶くんと与一さんに関しては一人二役ということで全く予想していませんでしたが、与一さんのにぎやかしと鳶くんのクール成分で場を盛り上げるときは盛り上げ、締めるときは締めるというメリハリが生まれて素晴らしく助かっています!PC3の唯華さんはそんな2人(3人)をまとめる大人として、常に冷静な視点で事件を見据えつつ所々で気遣い、またクソ上司の橿原をうまくあしらってくれるという理想の上司という具合です! シナリオに関しては私の趣味をねじ込みまくってハードな仕上がりを目指しています。鬱展開は好きだけど鬱エンドは嫌いなので地獄に突き落としまくるけど最後の一線だけは越えない、というシナリオになったらいいなーと思っています。まだ改訂する余地があるからね!演出に関して、まだ2話ですが「引きに定評のあるGM」との渾名をいただきました。この名に恥じぬよう頑張ります!今後はPCの設定をよく読んでトラウマスイッチや地雷を良い感じに踏み抜いて行けたらなあ…っと思っています! 改善点としては戦闘ガバが目立つことでしょうか。第1話ではオートアクションの撃ち合いで処理がこんがらがったり、第2話はPCの火力・防御力に対してこちらが貧弱だったりしたので、次回は遠慮なく装甲値無視と攻撃力+40を目途にぶん回していきたいです!ダイスデバフと状態異常ももらってけ!な! 第2話までを通じて、個人的には色々成長したなあと思っています。PC達に動いてもらうために「これこれこういう事態が起きていて」「こういう理由があって」「だからキミたちにこう動いてほしい」というのが伝わるようなシナリオを組めているんじゃあないかなって自分で思うのです。あと1話につき2回で終わらせるというルールに基づいているので、1話に詰め込む情報量をコントロールしつつテンポよく進められてるなあ…と思います。私は複雑な物語設定を考えがちなのですが、それらを小分けにすることで分かりやすく伝えられているのではないかなあ…と。勝手な想像ですが。 残り3話ですが、とりあえず今日明日でテキスト組んで全体の動きも見直していこうと思います。参加者の皆様、どうぞ不甲斐ないGMですがよろしくお付き合いくださいませ。
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