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🤔 【シナリオの作り方:オリジナルエネミー編】回数制限付き能力は重要 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼) 戦闘が存在しているTRPGのオリシをやってれば、いつかは必ず作りたくなるのがオリジナルエネミー。 同時に、その強さに関してプレイヤーから一番アレコレ言われやすいのもコイツら。 じゃあ、どれくらいの強さにしたら良いの?という点に関して、個人的な基準をいくつか。 ▽戦闘ラウンド システムによって大きく左右されるが、ソード・ワールド2.5(テキセ)であれば3ラウンド前後を目安すると良い。1ラウンド内でPCたちが行動する回数が多いシステムなら2ラウンドでも良い。 ▽HPや耐久力 PC全員に最低でも1~2回以上行動させるぐらいには確保すると良い。また、単純に取り巻きを増やしてボスから少し離れた位置に配置するだけでも水増し可能。 ▽命中力 PCの構成にもよるが、平均的なPCよりも少し高めが良い。理由としてはPCに攻撃を完封されてしまうと刺激が少なくなってしまうため。 ただ、回避特化のPCは、回避能力の増強にリソースを割いているので、あまり命中力が高すぎると割いたリソースが無駄になり不満を持たれてしまう。その場合は、『回避できないor困難だが弱い攻撃』を用意しておくと良い。もしくは1戦闘に1回だけの必中攻撃というのもアリ。 ▽攻撃力 戦闘がメインのシステムの場合、PCの行動に余程の非が無い限り、PCが死亡してしまう事故を防ぐために少し低めを意識すると良い。 防御に優れたキャラがいて攻撃を完封されてしまうことに悩むなら、1戦闘に1回限り、もしくは連続した手番には使えない大火力攻撃手段を持たせるとスリルを感じさせるだろう。 また、範囲攻撃などで、なるべく多くのPCを均等に攻撃することを意識すると良い。その方がPCたちを退屈させずに済むからである。 ▽回避力 低めの方が良い。命中がダイスで決まるタイプの場合、戦いに変化がなくただ延々と終わらないだけという事故が発生しかねない。基準としてはアタッカーの命中力より1~2低いくらいを意識してみると良い。命中力を水増しできる手段がPC側に豊富なら、多少上げても良い。 もし、どうしても『ヒラリヒラリと避けるボスを出したい』というのであれば、回避能力を回数制限付き(1~2回)にしたり、1度シナリオ中盤に登場させた上で、対抗のための手段をシナリオ内で入手させると良い。 キャンペーンなら、1話:登場⇒2話:対抗手段入手⇒3話:決戦と、話を跨いで対抗手段を手に入れるまでの猶予を持たせるのもアリ。 ▽厄介な特殊能力 移動や攻撃を封じるなどの、主にPCたちの行動を制限させる能力を指す。 これについては回避能力同様に、PC側での対策が簡単である、もしくは対抗手段を用意させるようにすると良い。 1戦闘のうちに使う数も1~2つくらいで十分。また、これらの能力を搭載するなら、多少HPや防御力を下げると良い。厄介な特殊能力への対抗がそのままPCたちの行動回数の増加、つまり戦闘ラウンドの増大につながるためである。 ※総評 総じてオリジナルエネミーを作る上では、プレイヤーたちを退屈させないこと。萎えさせないこと。飽きさせないこと。消費したリソースを無駄にしないこと。の4点を意識すると良い。 こういった意味では、『回数制限付きの特殊能力』というのは想像以上に大きな意味がある。単純にボスの攻撃パターンがラウンド経過ごとに変化していくことで、『手を抜いている』と思わせることなく、プレイヤーたちに脅威を感じさせつつ飽きさせないためだ。 また、レベルが存在しているゲームなら、同じレベルのエネミーの攻撃力や能力を参考にすると良いでしょう。
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