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😶 『白狼亭の冒険者』著者不明 この宿には色んなヤツがいる、ここを拠点にする冒険者は段々と増えてきた 例えばあそこでスクロール広げているハーフエルフとそれを覗いているエルフはここじゃ長い方だ エルフの女はアン・ハイウェイ、屋外探索と弓を専門としている、やはりエルフだからか結構な美人でな 森から面白そうなことを求めて出てきたエルフだそうだ 何度か俺に上目遣いで飯をねだったりしてきたことがあったな。ああ、そうそう、トラジディやラエルノアにもなんだかんだで奢ってもらってたな 天然なのかねぇ……、いや、領収書取っといたり、旅費がどっち持ちか確認する辺りちゃっかりしてるよなぁ まぁ、ドワーフと仲良くできるエルフなんだから変わり者なのかもしれないな そういやパダの近くのリモ村じゃ魔物を改心させたとか噂もあるな 隣に座っているハーフエルフの女はラエルノア、オランの賢者の学院で魔法を学んでいるそうだ ここに来ているのは実習を兼ねてだそうだ。ハーフエルフだからかPTの中では警戒心はそれなりにあるようだな 一歩後ろから見ている感じがする 戦う度戦う度気絶してるそうだが、大丈夫なのかね…… そういや毎朝スクロールを開いては呪文を準備するだの、目的地に着く度に「よし、グリーンドラゴンにはエンカウントしなかった」だの、ちょっと不思議なところがあるな 基本的には縁の下の力持ちって風情か シーフにチャンポン掛けたりする辺りまだまだ甘いが それで、横で茶々入れながら朝っぱらからエールをかっくらっているドワーフがトラジディだ チャ・ザの神官でやっぱり同じように毎朝ラックを使っている いつかドワーフキラー飲んでラック使うようなことがあるんじゃなかろうなぁ 白狼亭で一番働き盛りのドワーフだな、チャ・ザ神殿というか商館で聞き込みしたり、いざ戦闘となればダークネスが掛かった空間に突撃し、大変だよなぁ…… 帰ってから呑むエールを楽しみにしている節はある、そういや刃物のクラフトマンだそうだから、武器も打てたりするのかね? とりあえず清く正しいチャ・ザ神官のドワーフだな。チャ・ザ神官のドワーフってのも珍しいが、あいつら頑固で交流とは縁遠いんだが、珍しい PTの要ともいえるドワーフだな、安定性抜群だ 依頼掲示板の前にいるヒューマン達だが、彼らは新顔だな 一方はマリオンって骨接ぎ兼格闘家ってところかね、もう一方でマリオンに依頼を説明してもらってる方がミヅキって傭兵だ マリオンはアレクラストじゃ珍しい拳士ってやつでな、活殺自在の体術家だ 骨を折っては直せるとかで、客がいなけりゃ…… この前の依頼で水着を貰ったとかで喜んでいたっけなぁ、因みに腹筋は綺麗に割れているそうだ、それでいてスイカップだそうだから奇跡だよなぁ……。是非生で拝みたかった 実家の道場にはマイリーを祀ったりしているらしい、強きを挫き弱気を助く武道家だな もう片方のミヅキは、独り立ちで家を出てきた傭兵だそうだ 今マリオンに依頼を読んでもらっている通り、読み書きができない 本当は剣を握りたいそうだが、資金が足りなくて槍を装備しているそうだ だからこの前は50gのために一肌脱いできたそうだ。比喩でもなんでもなく、命あってのものだねだぞとは言っておくが…… カニを貫いてカニ味噌を食おうとしたり美味しいものがないか探したり、食に拘りがあったりするのかねぇ そういえば、妙に可愛らしいところがあるからか、男からも人気があるそうだ、心配になるなぁ…… あそこでリュートを曳いているグラスランナーはニールってヤツだな、彼女も新顔だ ミラルゴから海岸沿いをやってきたそうだ…… 自由奔放なグラスランナーだが、あれでシーフとしては出来るヤツだ、あのラエルノアも信用している辺り腕は立つ 俺もシーフだが、彼女の腕には太鼓判を押す。ようやく後を任せられるシーフが現れて良かったよ ……ん? 俺が誰かって? ははは、まぁいつか忘れられるだろうなぁ、ドブ浚いの依頼でネズミ相手に後れを取ったくらいだし、いつかはこうなってたろうな、生命力5点しかなかったし…… ーーーーーーーー と、白狼亭のテーブルに広げられた羊皮紙に書き綴られている 「えっと、これ誰が書いたの?」 「少なくとも俺には心当たりがないな、昼間片づけた時には既にあったし」 「ということは朝に誰かが書いたってことだよね?」 「そういうことになるけれど……朝こんなの書く余裕はないし」 「そういやここはよくアルが座っていた席だな」 「「そんなまさか」」 とっぴんぱらりのぷぅ 問題があれば消すので言ってね><
レスポンスはありません。
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