現人虫さんの日記 「GURPS妖魔夜行/百鬼夜翔 7回目」

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現人虫
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2017/08/14 01:56[web全体で公開]
😶 GURPS妖魔夜行/百鬼夜翔 7回目
 今回は初期のPC構想に古い伝説を絡めた話でした。

 最初にPCメイクする際にまず火喰い鳥を考えたのは過去の日記に書いた通りです。
 ですが火を使う妖怪が多かったので変更したわけですが、その時にふと思ったのは火喰い鳥はサンプルでは珍しく吸収(火吸収)を持っているけど、この防護点は重い割にはGMが火を使う敵の妖怪を出してこないと機能しないので通常まず役に立たない能力です。でも他PCに火を使う妖怪がいるならそれを吸収させてもらえばもっと活用できるのではないか、と。ただアコギだなとも思ったのでその考えは捨てて雪女にしたわけです。
 けれどGMとしては火を使うPCがいるなら火喰い鳥を敵に出す回があってもいいなと思って、ネタ用にチェックはしてあった次第ですね。尤もそれはまだ人が増える前の話でして、人が増えて割合としては火を使う妖怪が減ってきたので、そのままお蔵入りしそうだったのですが、それも勿体ないと思って使わせてもらった感じですか。

 さて火喰い鳥を出すとして火にまつわる鳥の妖怪はいくつもいるわけですが、私は富山県民なので縁のあるふらり火にしました(検索してもらえば逸話などはすぐに出てくると思います)。
 あとはデータ的にはPCではないのですから特徴とか態度とか妖術などをいじって作っていたわけですが、折角敵役の火の妖怪なのですからGURPSの有名な特徴である放火魔の特徴を持たせることにしました。これで連続火災事件を起こすことは確定したものの、単なる放火魔でしかも飛行するとなるとPCが追い詰めるには難がありすぎる。それで小百合姫の伝承と絡めて誓いや佐々一族などを用意してシナリオを作った次第ですね。
 そしてセッションになったわけですが幸いにして今回参加されるPCの1人が天候操作を覚えていたので、そういう意味では雨を嫌う火喰い鳥を追い詰めやすいPTだったとは思います(車&運転持ちのPCもいたし)。反面PC3人全員がメインの攻撃妖術に火属性があるという相性的には最悪の面子だったりしましたが。
 ともあれふらり火を追い詰めて戦闘になり、最初の一撃で火吸収があることに気づくも時すでに遅し。相手の強化された火炎を浴びながら格闘or火ではない攻撃妖術or追加属性の増強をカットした妖術で何とか押し切って勝利した感じでした。動き方にミスもあったとはいえPCのうち2人は未使用CPを使う羽目になりましたし、私の卓の中では今までで一番苦戦したのは間違いないですね。
 今回の反省点はふらり火の住処への誘導はあまりうまくできなかったことですね。時間がなくて焦っていたのもあるとはいえもう少し丁寧にやりたかったところです。オンセでテキセなのですからもっと簡単な手掛かりを用意すべきでしたね。やり過ぎなくらいでちょうどいいとわかっていたはずなのに準備が足りなかったかな。
 
 さて今回はちょっと捻った感じのネタだったわけですが、今あるネタは今回以上にPCが苦労しそうな代物ばかりだったりします。
 ただシナリオにもメリハリは大事ですので、次に卓を立てるならもっと単純明快なものにしたいですね。あと次回になるかわかりませんが、問答無用で戦いではないシナリオも用意したいところです(一応初回は交渉の余地はあったのですが、以降は無理なシナリオばかりだったので)。
 まあその前にPLもやりたいところではありますが……とりあえずお盆の残りは卓の予定もないのでのんびりするかな。
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