Keiさんの日記 「サブマスターを使うなら」

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Kei
Kei日記
2021/01/03 21:24[web全体で公開]
😶 サブマスターを使うなら
ご機嫌よう。

先日、何がGMに挑戦する障害になっているのかしら? というエントリを書きまして、貴重なご意見をいただきました。ありがとうございます。いただいたご意見についても、わたくしの思うところを書いていければと思っていますが、今回は違うお話です。

サブマスターについてです。

リプレイ動画など拝見しておりますと、サブマスターって特定のNPCを担当していたりすることが多いのかなって思うのですが。それで、メインマスターのRPや判定の負担を軽減するのかしらん。

わたくしがサブマスターが欲しいと思うお話は、そういうのではございません。

わたくしでしたら、特定の事象をめぐって複数の異なる理由や目的で動く複数のグループを群像劇的に同時に描きたいという気持ちがございます。それぞれのグループごとに(物語内の)時間の進行と起こったことを共有しているサブマスターを個別に割り当てて、各サブマスターは、それぞれのPL(が所属するグループ)に提示した情報、それぞれのPL(が所属するグループ)が思う行動に合わせて、お話を進行します。

わかりやすい例として、いろいろなお話で、特定の何かをめぐる敵対するグループというものが描かれているかと思います。多くのお話は、主人公が属する側に立って描いているでしょうが。けれど、正しさも主人公性もなく、それぞれの立場を存分に描くことができるとしたら? それには、同時に進行するのが良くないですか? では、同時に進行しようと思ったら、何が必要でしょうか。そう、サブマスターですね(それと恐ろしく綿密な計画ですが、計画についてはここでは触れません)。

幹となるお話があって、メインマスターはその進行を担います。ただ、そこには枝がたくさんあります。それぞれの枝にはサブマスターとPLがいて、それぞれの枝のお話を進行します。

おそらく、お話のかなり初期の段階から、あるグループは別のグループのことを知ってはいるかもしれません。彼らに負けないように競争を演出することもできるかもしれません。そして、やがて、それぞれのグループは衝突することでしょう。

サブマスターには、枝が柱に再び合流するに至るまでのお話をドラマチックに演出して欲しいですし、その過程では通常のゲームマスターに匹敵する権限があるでしょう。一方で、大きな制限もあります。どのタイミングまでで、どのような状態になっていて欲しいのか、という制限です。もちろんTRPGですので、PLはこういった制限を無視した行動をすることもあるでしょう。そうなった場合に、幹となるお話にどうしたら合流できるのか、それもお任せしてしまいたいです。幹から離れた独立したお話ができる……そういう場合もあるかと存じますが、それはまたそれで良いでしょう。

サブマスターをお願いするなら、個別のお話全部をお任せしてしまいたいです。
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レスポンス

弾
Kei
2021/01/03 22:00[web全体で公開]
> 日記:サブマスターを使うなら
サブとはいえ,あくまで「マスター」
仰る通り ある過程で「通常のゲームマスターに匹敵する権限がある」ことは,サブマスターの良さを出せるポイントになりそうですね

(以前,サブマスターとともにやったセッションがあります。
 舞台は1920年代 ロンドン とある事件を追う探索者たち
 前半では 探偵側/刑事側  で卓を分けて捜査
 後半では 幹となる場面にそれぞれの立場から到達,合流して真相へ
 といった感じでした)

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