Keiさんの日記 「ルールブック再読:レディ・ブラックバード」

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Kei
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2021/04/27 23:35[web全体で公開]
😶 ルールブック再読:レディ・ブラックバード
ご機嫌よう。

ルールブックを読み直してみるシリーズも7回目となりました。今回はわたくしも物理本は持っていないのですが、ネットで公開されているTRPG、レディ・ブラックバードを取り上げます。

レディ・ブラックバードは帝国での望まない政略結婚から逃亡し、密輸船オウル号を雇い、かつての恋人だった海賊王ユライアのもとに向かいました。ですが、道半ばにして帝国巡洋艦に拿捕されてしまいます。PCは、レディ・ブラックバードその人のほか、オウル号の船長や乗組員です。全員に、帝国から逃れたいという動機があります。ですが、いまや全員が囚われの身で、正体がバレるのは時間の問題です。さて、レディ・ブラックバードと一行は、どのようにしてこの窮地から逃れるでしょう? 行く手には何が待ち受けているでしょうか?

というゲームで、世界観は「歯車の塔の探塔士」に似ているところもあります。地上のない空の世界が舞台ですとか。

さて、それでどんなシステムかというと……。

いい感じにナラティブにうまいことやってください。

このエントリをご覧の方の中には「は?」となった方もいらっしゃることかと存じます。もう何年も何年も前ですが、わたくしも、これを初めて見たときには、?????? ってなって、ルールブックを二度見どころか何度も見ました。いい感じに……えっ何て仰いまして? えっ???

ただ、そこには、そうですね、いまにも物語を紡ぎ出しそうな背景が描かれていますね。これをどう料理して、どのような結末に至るかは、文字通り参加者に委ねられています。ルールには物語を進めるためのヒントも書かれていますし、もちろん、判定等のルールだって一応は書いてあって、これらのルールも物語を進める上でのヒントになります。ですが、いつ、どんなシチュエーションでこういったルールを使うのかは、書いてありません。キャラクターは十分に有能なので、いちいちくだらないことで判定しない、とは書いてあります。

いまでこそ、レディ・ブラックバードすっごく楽しそう、遊びたい、と思うのですが、当時のわたくしには何が書いてあるのか理解できませんでしたし、当然遊び方も分かりませんでした。実はルールにはナラティブ系TRPGの遊び方のようなことも書いてはあるのですが、遊び方が分からないうちに読んでも分からなくない? TRPGのルールブックというもの自体、往々にして、TRPGそのものの遊び方が分からないと読んでも意味が分からない側面があると思うのですが、まさにそのパターンに感じられます。当時これを実際に遊ばれていた方すごいですね……。

とまれ。もうナラティブという遊び方もずいぶん浸透していると思います。そういう遊び方を理解されたなら、ぜひぜひ。
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