Keiさんの日記 「わたくしたちの「青ひげの物語」を語りましょう」

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Kei
Kei日記
2022/02/26 12:48[web全体で公開]
😶 わたくしたちの「青ひげの物語」を語りましょう
ご機嫌よう。今日はむかしばなしをしましょう。

むかしむかし、あるところに、どんな王様もかなわないほどの豪華な宮殿に住む領主がいました。屋敷は金銀の食器で飾られ、最高級の絹が張られたソファや椅子が置かれていました。壁にはあらゆる種類の珍奇な骨董品が飾られていました。
ですが、この領主には奇妙な点がありました。濃厚で衝撃的な青い髭。彼の顔は、はっきりとしていて紛れもないものでしたので、彼は壮大で高貴な本名で語られることはなく、単に「青ひげ」と呼ばれていました。
また彼は、深い目をした恐ろしい男で、気性が荒いことでも知られていました。それでも、青ひげは何度も結婚していました。宮殿では葬儀が一度も行われていないので、妻たちがどのようになったのかは誰にもわかりませんでした。妻たちは姿を消し、青ひげは時が経てば新たな花嫁を迎えていました。
ある日、青ひげは領地の近くの田舎に狩りに出かけました。日もが高くなる頃、古びた農家で喉を潤して休むことにしました。農民たちは、領主を喜ばせようと、慌てて愛らしい若い娘を送り出し、お茶とパンを振る舞いました。
青ひげは彼女の美しさに一目で心を奪われました。彼はその場で彼女を妻にすることを決めると、それから一週間かけて、まばゆいばかりの富を費やして、彼女を他の立派な領主や婦人たちと一緒にもてなしました。
享楽的な一週間の後、青ひげは結婚しようと言いました。彼女は青ひげを怖がる一方で、家族を貧困から救えるかもしれないと思いました。それに、もしかしたら彼のヒゲはそんなに青くないかもしれない……そうして、彼女は求婚を受け入れました。
すぐに二人は宮殿で結婚しました。それはとても素晴らしい光景でした。式のために1,000本もの白いユリが塔を飾り、夜には美しいお香が焚かれました。
翌朝、花嫁は一人でベッドの中で目を覚ましました。
召使に連れられて食堂に行くと、青ひげが朝食をとっているところでした。青ひげは彼女を歓迎し食事を勧めると、急な知らせを受けたので、すぐに旅に出なければならず、帰るまでに何週間もかかるだろうと告げました。
青ひげは彼女を慰めるために、愛情を込めてキスをし、屋敷の全ての扉の鍵を渡すと、自分が留守の間も楽しんでほしいと言いました。
「これは君の家の鍵だよ。一番小さな鍵は、大広間の端にあるクローゼットのもの。すべての部屋を開けていいし、どこにでも行ってみるといい。ただし」と彼は続けました。「一番奥の部屋は開けてはならない。約束できるね?」

こうして屋敷に残された花嫁の身に何が起こるでしょうか? ここで何が起こったのでしょうか? 花嫁は貞淑な妻として青ひげを信頼するでしょうか? それとも暗い疑念を抱くでしょうか? そして花嫁は、禁じられた扉を開けるでしょうか? というホラーTRPG「青髭の花嫁」のPLを募集しておりますの。
興味がおありの方がいらっしゃいましたら、ぜひいらっしゃいませ。
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