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😶 『ご冥福お祈りいたします』…その言葉に救われました 完全に私事な内容ですが、感謝の言葉を伝えたいため日記で綴ります。 今から数日前、祖母がこの世を旅立ちました。 転んだ事で骨折して入院…だったのですが、その検査の時にガンが見つかり、余命は1年か1年半と宣告されました。 祖母は日本がまだ戦争をしている頃に生を受けて、平成、令和ととても長く生きてきました。そして私は、孫なのもあって幼少期、学生、大人になっても可愛がって貰いました。喧嘩ももちろんしましたが。 いつかはお別れが来る…その「いつか」が「もうすぐ」となり、私はいつも通りの日常を過ごしつつも入院している祖母の見舞いに行くようになりました。祖母はいつも笑って出迎えて、他愛のない話をしてました。 けれども、今月。容態は一気に悪化しました。脳梗塞を発症させたのです。 発症の数日前。自分達が会いに行くと、しきりに家に帰りたい。そう訴えていました。家族に会ったら寂しくて家に帰ると訴えるようになってしまうと、説明を受けたのですが…今になって思えば、もしかしたらこの症状を予期していたのでは…とさえ思えてしまいます。 そうして、意識はあるが動けないし喋れなくなった祖母。お別れが一気に近づき、私もいよいよ心の準備をしていました。そして、その日がやってきました。 「病院に来てくれ」…夜にそんな連絡が父にありました。私も行こうとしたんですが、感染症を患った親戚の子供に病原を移された可能性、そして何かあるといけないと言う事で留守番役をさせられました。 丁度GM卓の予定はあり、あと1~2時間くらいで始まる…休みの連絡を入れようとは考えましたが、何もせずに待つだけなのも辛いし、仮に連絡が入った所で病院に行けない。なので、何かあれば途中で切り上げる形でもいいですかと参加者に話したら快く引き受けてくれました。 不謹慎だ、とも思うかもしれません。身内の心配より、卓を優先するなんてひどい奴だ、とも思うかもしれないでしょう。実際、私もこんな時に卓を進めていいんだろうか…本当は祖母の事何にも思ってないんじゃないか。そう考えました。 そんなモヤモヤを抱えつつ、出来るだけPL達に悟られないように卓を進めていた時、とうとう連絡が入りました。自分も向かうと言いましたが、家族はこのまま自宅待機するように言われました。 当初の予定通り、参加者達にその事を報告しました。そして、PL一同からこのような言葉をもらいました。 『ご冥福お祈りいたします』 画面を挟んだ向こう側。顔も知らなければ、どのような人物かも分からない。それでも、こうして言葉をかけてくれた事がとても嬉しかったです。 その言葉に、気を許したんでしょう。つい弱音を吐いてしまいました。様々な事を思っていた心の内も。卓を中断させてしまった行為ですが、参加者の皆さんはずっと聞いてくれて、色んな言葉をかけてくれました。それがまた、とても嬉しくて…とても、救われた気分でした。 その後、通夜やお葬式でどうしても卓をお休みしないといけないので連絡をしたら、その方たちも『ご冥福お祈りいたします』『お悔やみ申し上げます』と言葉を頂きました。終わった後も「お葬式が終わっても心の整理がありますし、休んでもいいですよ?」と気遣う言葉をくれました。 相手にとっては典型分のようなものでしょうが、言葉を受け取った側はとても…「ありがとう」と言いたくなりました。 こういう風に書いていますが、私はこう言った言葉をかけたことがありませんでした。 身内が旅立ったため、休ませてほしいと連絡が入った時は「分かりました、こちらは大丈夫ですのでお気になさらず」と言う簡潔な文章で済ませていました。今は物凄く反省しています。 今回の経験を通して……あっても困るが、なくても困る精神で……キチンと言えるように、画面の向こう側にいる方に向けて、私も祈りの言葉を送れたらなと思っています。
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