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🤢 久しぶりに書店で呆れつつ思う。 極めて久しぶりに、書店でTRPG、とりわけ以前思い入れをもってプレイしていた「SW2.0」の陳列棚を覗いた。 「グリモワールなんちゃら」「イスカイア博物誌」「冒険なんちゃら?」とタイトルもよく覚えていないが、とりあえず「過去モノ」となにやら「何周年記念モノ?」とが新しくサプリメントとして出ていたね。どれも税込み4000円弱かな。 プレイしていた時にはボンヤリと違和感で、そして経験後にすっかりプレイを離れた今ならハッキリ思う。 「本の出し方(作り方)、どへたくそじゃないのコレ」と・・・。 値段設定やら分量やらには何らかの事情があるのだろうか。出版業界的な。そこはよくわからないのであえて度外視して考える。 なおイラストレーションはいつも秀逸である。ビジュアルデザインも。 だが。 いつもSW2.0のサプリメントは「データ」と「設定的なモノ」が混在して、加えてSNEの「思いつき」としか思えない「(一応)追加要素」的な何かが入っている(というのが概ねの作りである)。 ルール的追加に至っては、重要変更部分などが「コラム」にのみ載っているなどという始末。 これはっきり言って「使いづらい」。「見づらい」。「読み込みづらい」。「取り回しづらい」。「手を出しづらい(高い)」。 追加要素をざっくり「データ」と「設定集」に分けてしまって、それぞれのみを纏めて価格帯を1500円程度、ページ数を約半分(薄い方が使いやすいのだ。TRPGのデータ集は)、大きさは従来どおりB5判。 この形式で出版していれば、もっと誰でも興味をもちやすく、手に取りやすい。上記の「づらい」がすべて解消されたはず。 「思いつきの遊びの追加要素」も、同じように別途出版すればよろしい。興味のある人は手をだすだろう。 簡潔に言うと、「くどい」のである。一冊一冊が。 この価格であの分量の本を出すなら1冊でいい。そう、「基本ルールブック完全版」。 あえてぐちゃぐちゃバラバラに出してるのは、商売的な方法なのか。だとしても正直下手くそに感じる。 売れなきゃ意味ないじゃん。 4000円弱は高いから。 さらに穿てば、昨今の新しいソレは揃って「過去編」。 いわば俗にオンラインゲームなんかで言われる「死んだ人気(?)キャラを復活さてシナリオにだすゲームは終わり」的な空気すら感じる。 世界観における過去の設定なんか、それこそ「追加データ」「追加設定集」的に分解して出版し、「GMのシナリオの素材」や一部データ大好きプレイヤーの妄想素材になればそれで充分。 専用ルールなぞ作るだけ弊害(商業的になら無駄な作業量)である。TRPGの本質、想像して創造する自由どこいった。 これは私見だが、むしろテラスティア大陸とゆうメイン舞台の詳密化を図り、そこを軸に周辺世界・過去時代などは断片的なソースのみを補完として提示し、過去時代のデータ的には「遺失魔法」・「遺失アイテム」・「選択的新種族」・「魔物のひな形」などを追加する、というスタイルのみを貫けば、おそらくGM達の想像力を最大限活性化させただろう。 ゲームデザイン側が、そういった部分(GMやプレイヤーが想像や環境的合意で設定できる要素)にまで公式データ的に手を入れようとする必要性はむしろ害悪である。TRPGでは。 作り手が楽しいのと、遊び手(この場合、ユーザーという言葉は少々語弊があるのでGMとプレイヤーを指す)が楽しいのは、イコールになる訳ではない。 商業用であるなら尚更イコールに近づける意識をもつ必要があるハズなのだが。ゲームな訳だし。(小説じゃないんで) 無論使わないと選ぶのは買い手側の自由であるのだが、つまるとこそれは「商業的に無駄な作業量を増やしている」事に他ならない(使われない可能性が高いかもしれぬ内容に時間と人材と資金を割く)。利益的な面で見てもなんの利点があるのか説明を聞きたいくらいである。 ひと・ふた昔前のSNEの出版物は、こうではなかった気がするが・・・。 作り手がインテリ&ゲームに詳しくなりすぎ&現代の「ゲーム」事情(主にコンピューターゲーム、オンラインゲームやソーシャルゲームなど)などが、逆に単純な事を見えなくさせているのか。 シンプルイズベスト。TRPGの書籍においてはことさらである。 だってじかに使って処理して遊ぶの、人間なんだよ?(`・ω・´)コンピューターじゃなくって。
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