ぱとたくさんの日記を全て見る
みんなの新着日記を見る
😶 花嫁にブーケを(クライマックスフェイズ・その6) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)本作は、「河嶋陶一朗、冒険企画局、新紀元社」が権利を有する「魔道書大戦RPG マギカロギア」の二次創作物です。 シーン2・花嫁にブーケを たらば 「本当に、ここでいいのか?」 ここは六分儀市を一望出来る場所。 あんずはたらばを連れて花束を用意し、仲間に《禁書》を任せてこの場所にやってきた。 あんず「マリちゃんに無理を言えば会場を見せてくれたかもしれませんが、もともと招待は受けてませんからね。 とはいえ、関わった身としては祝福は送りたいかなと。」 たらば「そのわりに、少し元気が無さそうだ。 まだ魔力は回復していないようだが。」 あんず「今日でなくてはいけないんです。 結婚式は一生に一度の思い出ですから。」 たらば「《幸運》か?」 1回残っているからなぁ…いろいろ温存しているうちに使わなかったので(^_^;) あんずは花束を宙に投げ出し、風が花束をさらって遠くへ運んでいく。 幸せを運ぶ、《神風》のように。 結婚式のブーケは祝福の証だけど、それが二つに増えたという《幸運》は会場を喜びで満たすだろう。 あんず(カオルさん…私は魔法使いになって、戦いに身を投じて、少し考えていたことがあります。 【誰かを守る】という意味を、私はずっと前線で治安を守ってきた警察官だったあなたほどには知らないのかもしれません。 私は理にすら外れた存在…けれど、私は私なりにこれから【人を守る】ということについて学んでいくつもりです。 今までお疲れ様でした、どうかお幸せに。) ブーケは風に乗って結婚式場に飛んでいった。 願わくは、幸福の祈りが込められたブーケを受け取った誰かが幸福を掴むことを願いながら。
レスポンスはありません。
コメント欄:(最大1000文字)
web全体で公開 友達まで公開 本人にのみ公開 ※投稿するにはログインが必要です。