ポール・ブリッツさんの日記 「ドラゴン・ウォーリアーズ」

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ポール・ブリッツ
2021/07/15 00:49[web全体で公開]
😶 ドラゴン・ウォーリアーズ
「ドラゴン・ウォーリアーズ」チュートリアルシナリオ「森に眠る王」シナリオの最終回までいった。

やってみての感想だが、とにかく、「強い敵と正面からまともに戦ったら即死」であるから「最初に考えるのが作戦」という思想が徹底したゲームであった。裏を返せば、どんなに強いモンスターでも、GMがモンスターにアホな作戦をとらせればかなりモンスターを不利にできるシステムである。よって、あからさまに「ヤバい敵」にぶち当たったときは、GMは「敵が愚かな作戦をとらなければならない合理的な理由」を考えるのに頭をひねることになる。

軽いシステムではあるのだが、戦闘が長引くときはほんとうに長引く。こちらが剣を振れば当たるようなとろい相手でも、鎧が硬ければ、相当な苦戦を覚悟しなければならない。また、素速くて攻撃を全部かわされるんじゃないかと思える相手でも、4人で囲んでフクロにすればよっぽどのことがない限り逆転は不可能である。

防具を着ないで冒険に出るのは自殺行為もいいところである。魔法使いは金が入ったら即座に煮固めた革鎧を買わなくてはちょっと強い敵相手にも詰む。

経験点システムは破綻してるんじゃないかと思うくらいに渋すぎる。普通に冒険してランクを上げるのに、ルール通りにやると死線をくぐり抜ける冒険を3度くらいしないと作りたての1ランクキャラクターは2ランクに上がらない。

HPは重要であるが、作りたての1ランクキャラクターはどんなに強くても剣で3回も刺されたら死ぬ。弱いキャラクターだと2回刺されたら死ぬ。「これを食らったら致命傷」ということがGMにもPLにもひと目でわかるようにできているので、戦闘は実にスリリングである。まったく違う発想で作られたシステムなのに、常に死を覚悟しながら戦う、という点ではルーンクエストとも通ずる部分がある。

盾は「あっても意味がないんじゃないか」と思えるくらい効果が弱いが、あるとないとでは安心度がまったく違う。

呪文の使い勝手は恐ろしく悪い上に数も少なく使用できる回数も貧弱だが、あるとないとでは生き残る確率が倍くらい差が出てくる。

なんというか、SWをはじめとする日本のTRPGが丁寧にゲームから切り離したユーザーにとってアンフレンドリーな要素「だけ」をまとめて一つのゲームにしたような感覚である。好きな人はのめり込むが、嫌いな人は見向きもしないだろうなあ。ちなみにわたしは気に入った。ある意味猛烈にエキサイティングなので、機会があったらまたやりたいゲームであるが、シナリオのクリアはやっぱり薄氷を踏むような物になるんだろうなあ。
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