ポール・ブリッツさんの日記 「苦しんでいる人がいる以上は」

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ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2022/09/17 19:55[web全体で公開]
😶 苦しんでいる人がいる以上は
苦しんでいる人がいる以上はその苦痛を取り除くべきではあるが、その苦痛を取り除くことで、「自由な意見交換」が侵害されて、参加者同士が「分断」されてしまうというのは、インターネットというメディアを考えたうえでどうなのか、と思う。

たとえばわたしは、とある大手のSWコミュニティからブロックされているが、ブロックされているがゆえにコミュニティ内の議論を読むことすらできない、という人間に対して、「サプリについての話をするのはコミュニティの中に限るべきだ」というのははたしてフェアであるかどうか。正直な話、それはオンセンの登録者の「分断」と「孤立化」を助長することにつながるのではないかと思う。

とはいえ、「多数がそう思っているのだから少数者は我慢しなければならない」というのも乱暴な話だ。立場を逆転させて、「そういうことで苦しむタイプの人は、そういうことが起らないようなコミュニティを作ってその中でのみ話せばいい」というようなことがあってはならないのは当然だろう。

人間存在がこういうものである以上、多数派と少数派が存在することになるのはどうしても避けられない。「分断」と「孤立化」を防ぎながら、苦痛をもたらす情報を神経ブロックのようにある程度遮断できるようにするにはどうすればいいか、わたしにはわからない。

今できることがあるとすれば、「こういうことはやめてほしい」と常々思っていることを「やめてほしい」と我慢せずに発言し、それに対して「いや、自分はやめたくない」と考えている人間が「やめたくない」と我慢せずに発言すること、くらいしかない。「やめてほしい」という意見と、「やめたくない」という意見とが、どちらかもしくは双方が立ち上がれなくなるくらいまでぶつかり合わなければ、建設的な意見など出ないのではと思われる。闘争のないところに調停はないのだ。

そうわたしは考える。
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