愛善院さんの日記 「ロールプレイングのテクニックを鍛える」

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愛善院
愛善院日記
2020/06/17 01:52[web全体で公開]
🤔 ロールプレイングのテクニックを鍛える
私は6歳からオネエ言葉(当時はオカマ言葉)を使いこなす、ある種の天才であったので、ロールプレイングに特別な才能が必要だと感じたことがなかったのだが、歳をとって、若手たちからの相談を受けていくと、おそらく、身につける必要がなかった人にとっては結構なハードルなのだろうということが伺い知れる。

一番簡単にロールプレイングを成立させるには、「真似をしやすい他者」を念頭に置いておくことだと感じる。究極的には、憑依術とよばれるテクニックだ。

描きやすい極端な属性があると、これはやりやすい。
ジジイ、ババア、オカマ、お嬢様、、この辺は、ステレオタイプでもかまわないのでかなり楽だ。

故・志村けん師匠が、自分自身でもっとも気に入っているキャラクターは「ひとみ婆さん」だという。そしてまた、このひとみ婆さんには、現実にモデルがいたこともまた有名な話。
極端な属性を己のなかに取り込んだうえで、スイッチを切り替えるように、その別人になりきる。そのキャラクターを、憑依させる。己の表現の力のおよぶ限り、自分の知るそれを、再現してみる。

観察→真似のしやすい極端な属性の把握→表現・再現

漫画などのキャラクターでもよいし、身近にいるウザい教師とか、憧れの人とかでもかまわない。このサイクルを何回かやっていくと、中途半端な属性、自分で作り出したごく普通の凡人であろうとも、キャラクターとして、いわゆる「キャラ立ち」する状態で演出することができる。……はずだ。
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