愛善院さんの日記 「正四面体って美しい」

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愛善院
愛善院日記
2020/07/06 10:21[web全体で公開]
😍 正四面体って美しい
平面だけ(曲面を作らない)で立体を構成する場合
三角錐(四面体)は、
頂点、辺、面が最も最小の数となる立体だ。


そのなかでも、正三角形のみで構成する
正四面体(正三角形が4面)は、格好よろしい。


オンセだと正四面体を扱わずともダイスが振れるので
オンリーの人にはイメージしづらいものかもしれない。
(少なくともおんせんルームでは
正四面体ダイスが転がる画は表示されるが)


オフセでも、デバイスなどを介して
ダイスロールをする卓は多かろうから
現物としての四面体ダイスを見る機会がない
という人々も少なくはないのだろう。


この正多面体の面白さは
他の正多面体と異なり、

底面に対する面が存在しない。

つまり、ダイスとして転がすと
上から覗きこんでも目がわからない。

むしろ真上から見た場合、
「猟犬」と遭遇してしまう、
というところだ。


三角形には
3本の辺がある。

その辺に数字が打たれている。

底面(机に着地した面)
以外の三角形(三枚分ある)の
底辺(机に接している辺)に打たれている数字が
出目となる。


どの方向から見ても、
底面をそのままにしておけば
出ている目は同じだ。

そして、いま、机にペトっとついている(底面の)
三角形の辺には、

なんと、その出目の数字は書いていない。

何度持ち上げて確認しても
ダイスとして作ってある場合は、
必ずそうなっている。


(頂点に出目を置く四面体ダイスもあるが
これも同じように、底面には出目と同じ数字をいれない)

六面体ダイス、キューブダイスも
非常によくできている叡智の結晶なのだが

正四面体は
「四角いもの(人工物)が多い人間の世界」のなかで
極めて合理的な、数学的な魅力を
もっとも小さなかたちで示している。
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