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😶 キャラクターを好きになるということ 今回書く内容は、通常よりも人を選ぶものだ。嫌悪感を抱くことがあれば、これは自分向けではないと解釈してほしい。 また、これまでの話にも言えるが、わたしの話すことに合わない例外というものは必ず存在するため、杓子定規に当てはめないようにだけ、注意して欲しい。 キャラクターを好きになる、とはどういうことだろうか。 まずはわたしの気持ちをここに書き出す。 わたしは、自分の作ったキャラクターが大好きだ。 わたし好みの可愛らしい、あるいは格好の良い外見は、そのままわたしのモチベーションを引き上げてくれる。 普段は優しく、ときに厳しくしながら、周囲の人間に幸せを振りまく姿には、ヒトの善性を強く感じさせられる。 そんな彼らも等身大の人間であり、それ故に悩みを持っているものの、それを表に出そうとはせず、あくまで健気に振る舞う様は陰ながら応援したくなる。 そして、彼らの歩んだ人生という名の物語は、そのどれもが彼らを彼らたらしめ、だからこそ彼らもまた、この世界に生まれた、ただ一人の貴い存在なのだと認識させられるのだ。 わたしの好意がどのようなものかが伝われば嬉しい。 上の発言を分解すると、好意とは、ざっくり言って次の要素から芽生えるものだ。 外見が気に入った。 普段から触れる性格が気に入った。 普段は見せることの無い別の一面を知って、そのギャップに惹かれた。 キャラクターの歩んだ、人生という名の物語に触れ、それに惹かれた。 実際これらに当てはまれば、他人のキャラクターであっても、わたしは自身のキャラクターと同様に好意を抱くことが多い。 しかし自身のキャラクターを凌駕する勢いで、他人のキャラクターを著しく好きになってしまうケースもある。 そのキャラクターに対しては、さらに次のような想いを抱くことになる。 自分のPCを通してそのキャラクターに関わることで、幸せにしてあげたいというポジティブな想い。 かつ、そのキャラクターから自分が遠ざかりたくないというネガティブな想い。 これもまた好きということに違いはないが、それまでに挙げた好意とは一線を画すものだ。 これは恋愛感情そのものであり、キャラクターを好きになる、と一口に言っても、実は好意と恋愛の二種類が混在した言葉ということになる。 しかし、恋愛感情とは時に人を狂わせるものでもある。 恋煩いという言葉があるように、普段できていたことができなくなったり、各方面に迷惑をかけてしまうことがある。また、振られてしまったり、いざ破局が訪れたときのショックは大きいだろうが、それで済めばまだマシというものだ(無論、迷惑をかけられた各方面は許すべきだ、と諭すつもりはないが)。 考えてもみてほしい。 人間は、不完全な認識力しか持たないからこそ、紡ぎあげた言葉の羅列を読み解いていくことで、存在しないはずの人間を感じとることが出来る。 そこから湧き出した本物の感情をぶつけることは、たとえ現実に居なくとも、その存在を認めるような行為だ。 それを理解した上で行わなかったとしたら。 PCへの恋愛感情が暴走してしまい、現実に存在し得ない以上、永遠に実らない恋を抱えてしまうかもしれない。 現実に存在しないPCへの恋愛感情が、いつの間にか現実に存在するPLへの恋愛感情と錯覚(発展ではない)してしまう、といった、自身の恋愛感情がどの方向に向いているかを間違えてしまうかもしれない。 使い方を誤れば、取り返しのつかない失敗をしてしまうことは、想像に難くない。 それでも、その感情を適度に用いることができれば、ただ好意を抱いているキャラクターと共に遊ぶよりもずっと鮮烈な体験となるはずだ。 恋愛を利用した遊び方は、往々にして自身のPCに対して極度に感情移入する。 自身の感情がそのままPCの感情にリンクされることで、当人にとって究極の臨場感を生み出す。 あなたが他者との継続的な交流、それもPCの内面を通わせる交流を楽しみにするPLである場合は特に、これらの感情に振り回される可能性があることを、どうか留意しておいてほしい。
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