序章 二度目の喪失、託されたもの Part01
がらこ掲示板セッション[web全体で公開] 2 | |
登録日:2021/02/15 00:50最終更新日:2021/02/15 12:26 |
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コメント一覧
40. たびがらす | |
2021/02/20 00:06 |
カレン「・・・あ、・・・かはっ・・・」 一撃を受け、残されたカレンは地面に仰向けに倒れ伏していた。 毒の回る身体は激痛にさいなまれているらしく、時折血を吐き、小刻みに痙攣する。 左手が、何かを探すように宙をさまよう。
39. がらこ | |
2021/02/20 00:01 |
『……フン。その姿に、敬意だけは払ってやろう』 ”暗き底の主”は前脚を振り下ろす。カレンの胴体をえぐり、足をくじかせる一撃。腐敗毒は既に回りきっている。あとはただ腐ってしまうだけ。 『最期にそこの人形と戯れる時間はやる。せいぜい苦しみながら目を閉じろ』 ”暗き底の主”はそう言い残して、走り去っていく。
38. たびがらす | |
2021/02/19 21:10 |
石による防御はほとんど役に立たず、吹き散らされた。 カレン「・・・あ、くぁ・・・っ!!」 右肩に伝わる衝撃と、一瞬のあとに襲い来る激痛。 カレンの苦痛の叫びは、声にならなかった。 突然失われた右腕とそこから噴き出す血液の勢いにバランスを崩し、左へ大きくよろめいてガクンと膝をつく。 急速に失われていく温かさに、生命力にあふれるメリアであるカレンといえど身体からは力が抜け、顔色はみるみるうちに土気色に染まっていく。 腕を広げ、抱擁を始める死神の影。それから逃れることが不可能であることは、もはや誰の目にも明らかであった。 だが・・・、あと少し、まだ死ぬことはできない・・・。 その言葉は、心の叫びであったか、それとも声にならないつぶやきであったか。 カレンは凄絶な輝きをその瞳に宿らせて、ゆらりと立ち上がる。 そして、傲然と勝ち誇る”暗き底の主”に向かって、一歩、また一歩と歩を進めていく・・・。
37. がらこ | |
2021/02/19 19:13 |
動きを止めたカレンを”暗き底の主”は見逃さない。 刹那、カレンの上腕が噛み千切られる。弾け飛ぶ体液。宝石飾りごとカレンの上腕を奪い、“暗き底の主”は高らかに吠える。
36. 尸 | |
2021/02/19 00:21 |
スミレ「……!?」 魔法を撃ち、盾を構えた…次の瞬間 空が見え、地が見え、目を見開いた母と一瞬視線があった。 母の口が動いた。でも、何も聞こえない。 そしてまた空が見え、背中から地に叩きつけられる。 全身に伝わる、何か。 息ができない。 スミレは、茂みの中で反射で涙を流しながら咳き込む。 スミレ「…かハッ……う、く…ゴホッ…」
34. がらこ | |
2021/02/18 20:27 |
>スミレ ちょい反則気味ですが(本来は統一すべきなので)、“暗き底の主”は固定値で精神抵抗します。 抵抗のため、半減値の7点を受けて、こちらのラウンド。 『この程度で歯向かうか、小娘』 “暗き底の主”はにやりと笑う。 『お前の目はまだ面白くない。食うに値しない』 スミレは次の瞬間、宙を舞っている。“暗き底の主”がスミレを殴りつけ、放り投げたのだ。 わざと、腐敗毒がスミレを侵さないようにして、あざ笑いながらスミレを茂みに放り投げる。
33. 尸 | |
2021/02/18 01:21 |
母の護りを受けつつ、スミレは気を練る。 自分の阻害の魔法は通じないだろう。少しでもあいつの気をこちらに… スミレは水の妖精に呼びかける…! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2d6+7 スミレのアイスボルト! SwordWorld2.5 : (2D6+7) > 7[3,4]+7 > 14 → 固定値であれば半減 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー k10[10]+7 アイスボルトダメージ! SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+7 > 2D:[3,6]=9 > 5+7 > 12 → 固定値の場合は 6 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 魔法を放ちつつ、いつでも母の前に飛び出せるよう身構える。
32. たびがらす | |
2021/02/18 00:30 |
カレンは、ウイングフライヤーをスミレにかけつつ、ムリアンの群れを召喚する・・・! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2d6+7 <ムリアンの群れ>召喚 SwordWorld2.5 : (2D6+7) > 7[1,6]+7 > 14 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 召喚は成功し、ムリアンの群れが現れた! ムリアンの群れはストーンガードをカレンとスミレに使用する。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2d6+6 ストーンガード>カレン、スミレ SwordWorld2.5 : (2D6+6) > 6[2,4]+6 > 12 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ストーンガードは発動! カレンは守りを固めた・・・!
30. 尸 | |
2021/02/18 00:16 |
スミレ - 今日 0:09 2d6+6>=15 スミレの精神抵抗ぁ! SwordWorld2.5 : (2D6+6>=15) > 10[5,5]+6 > 16 > 成功 心の内に渦巻く何かに全身を震わせながらも、スミレは眼を逸らさずに相手を睨みつけた。 スミレ「…フレール…アネット…お父さん…」 スミレ「…スミレに、お母さん守る……力を…!」
29. たびがらす | |
2021/02/18 00:05 |
2d6+7>=15 カレンの精神抵抗ぁ! SwordWorld2.5 : (2D6+7>=15) > 5[1,4]+7 > 12 > 失敗 そのおぞましい姿に、カレンは分かっていても思わず身をすくませた。 カレン「・・・く」(ビクッ
27. ななせ | |
2021/02/16 23:02 |
ダリ「また何かが壊れて消えていく…か」 静かな気持ちで黒煙を眺めている。 行ったところで自分には何もできないし、する気もない… それが自分の決めた道であり、罰でもあった。 と思ったところで、本棚にある本が目に留まる。 『簡単!たのしい!交易共通語』 山奥に引きこもっていたら、いつの間にか下界で流行っていた交易共通語とやら。 なぜかここに出入りし始めたメリアに、片言のそれで話しかけたら、笑われた挙げ句にこれを押し付けられたのだった。失礼な話だ。 彼女に何かあったのなら、この本は永遠にここに残ってしまう。 それはイヤだな、と何となく思ったので。 ダリは本とスカーフを持ち、外に出た。
26. がらこ | |
2021/02/16 21:46 |
目を凝らして見れば分かるだろう。煙はいつもと同じものではない。黒煙だ。 ダリはその炎に見覚えがある。揺さぶられるのは、もうとうの昔に忘れ去っていたと思っていた、300年以上前の記憶。 あの頃に何度も見た。そう、遠くから、ちょうど今のように、遠くから何度も眺めた。 あれは、何かが大きく燃える時に出る、黒煙だ。
24. がらこ | |
2021/02/16 21:28 |
窓を叩いていたのは、鳩の姿の精霊体だ。窓の向こう側から窓を叩くその足には、血まみれのスカーフが結ばれている。 そのスカーフに、ダリは見覚えがある。 いつもいつも自分に構ってきた、明るいメリアが身に着けていた、あのスカーフだ。
22. がらこ | |
2021/02/16 19:19 |
スミレとカレンが”暗き底の主”と相対しているその頃、 ようやく眠りの淵につこうとしていたダリの耳に、窓を叩く音が木霊する。 コンコン、コンコン。 やっと眠れそうだったのに、今度はいったい何なのだろうか。
21. 尸 | |
2021/02/16 13:00 |
噛み砕かれたリュート。 優しい笑顔でたくさんの音楽を聴かせてくれた父の姿が浮かび、消えた。 スミレ「…うん」 少しだけ、母の後ろに下がる。 華奢なその背中から、強い何かを感じる。 母は命を懸けて自分を守ろうとしているのだろう。 …母を守る。たとえ約束を破ることになっても。