Nサブさんの過去のタイムライン
2022年03月
氷山⇒Nサブ | |
2022/03/31 23:27[web全体で公開] |
ぱとたく⇒Nサブ | |
2022/03/31 18:02[web全体で公開] |
> 日記:スタリィドール新規追加サプリ! スタリィドールへの愛情溢れる日記をありがとうございますm(__)mペコリ 購入を迷いましたが、人形騎士団と学校にはちょっと興味がありますね( ^∀^) これからも、良いセッションを( ^▽^)
Nサブ | |
2022/03/31 05:15[web全体で公開] |
😶 スタリィドール新規追加サプリ! ※ 名前の略称で困ることで(僕の中で)お馴染みスタリィドール。 今回のサプリメント「双子座の小径」これはいいぞ! 何がいいってまず表紙のイラストがいい。これよ。 ※ まず「従者ルール」が面白そうだなって思ってですね。なにせ可愛くて。 元々スタリィドールって基本PL4人想定のルールらしくて、でもそれって人数的に中々厳しい……。ということで今回の、半分の2人で遊べるようにするルール。いつも星人形たちのそばにあって、知らず知らず意思を持ち動き始めた、自分だけのイマジナリーフレンドと共に冒険をするみたいです。 無機物ならだいたいなんでもよくって、従者も基本的にはPCと同様に管轄。以前に二重人格PCやったからわかるんですけど、案外一人二役って楽しいんですよね、という知見はぜひ広まってほしいところさんです。 特に戦闘がガラっと変わるので、「人数少ないスタリィドール」というよりは「従者を採用する時のルール」という感じ。 人間だけが神の名を唱える。常に我々のそばに寄り添うその名を想像力(イマジネーション)という。 あとあと、残り半分の誕生石! 基本るるぶでは、12のうちの6つだけの登場でしたが、今回で残りもようよう参加! 誰かから誕生日いつ?って聞かれたら、とりあえず4月って言っておけばダイヤモンド貰える可能性があるって本当? 今回で紹介される宝石の共通点のひとつが、「近年まで性質を誤解されていた」というのも面白いなと思いました。遥か古代の文献にさえ登場するトパーズは、実はペリドットと混同が著しく、神秘という薄膜を化学が引きはがし始めた近年になってようやく両社がはっきり区分され始めたんですって。 人々に混同されていた、性質が似ている宝石は、性格やスキルの傾向が似ているようです。いいですよね。 個人的にはアメジスト実装が嬉しいですね。象徴する1つには酒神ディオニュソス、狂気と絢爛の石!(宝石性格表4:デリカシーがない、5:口が軽い) 金銀妖瞳についても。(←古のオタクは、これにヘテロクロミアってルビ振らないでも読める) そんな星人形たちの瞳の宝石はもちろん、彼らの核であり、ハートであり、本質であるわけなんですが、ある日突然、宝石が「変質」してしまうことがあるのだそう。 この「オッドアイ」ルールを適応すると、特定のペナルティと共に、両者のステータス数値の弱い部分を適用しなければならないのですが、代わりに特技選択が二倍になるとか。 ぺ……ペルソナ……っ!(謎のカットイン) ルール解釈的には、これで同一PCでの宝石の変更(=戦闘スキルの変更など)が可能になったんでしょうか。 変質、という点が、個人的に大変いろいろ捗る要素で、フレーバー大好き人間だもんで、「これは私がお姉さまの遺志を継いだ証なのです……!」とかやれそうで、大変いいですね。元からそうだったわけじゃなくって、何かしらあったんだ、という設定をこしらえやすいこの、ね。 とかく新ルールが……新ルールが多い……!(※1) ※1(同様のセリフが冒頭リプレイにある) あとは「出張ルール」ですか。これは、最初の主人はPCたちそれぞれ別にいて、シナリオ上、新しい職場へお手伝いにやってきた、ということを設定するもの。これで元々の所属組織が違っても(≒別卓のPCでも)遊びやすくなりそう。 GM目線でいうと、基本るるぶだと、人形師(作成者)← →星人形(目覚めたばかり)という設定で始まるのは、エモの塊ではあったんだけど、結構気をつかうというか、ハードル高い人もいると思う。とくに野良とかではね。 このルールなら、「初めまして! 今日からしばらくよろしくお願いしますね!」で進むからやりやすい。 もちろん所属組織も増えていて、学校、商店街、騎士団が新たに設定できる。人形騎士団……インモラルな響きだ……(恍惚) つーか、なによりかにより、学校ですよ!学校!! つまり、制服!(もちろん指定がない学校、というのでもOKみたい) 今にして思えば、かつてランドセルを背負った時、初めての制服で首元が窮屈だなと感じた時、どうして誰も彼もがあんなにはしゃいでいたのか、理解できなかった。そして今ならわかる。あんなに小さかったのに、精一杯大人びた表情をして、ほっぺたも赤くして、そりゃあ、はしゃぎたくもなるさ! まー、そんな大昔のこと全然覚えてないけど! ネクタイ! ソックス! 短パン!! セクシー……えろい。 んほー! たまんねえぜ。 基本るるぶで登場していた、セブンス・ヘブンとか(メイドさん所属)祝福の鐘とか(星人形による劇団)、面白そうなのにまだ全然遊んだことなかったからね。 全員揃って同じ所属からスタートしなきゃだったから、なかなか……。 だもんで、今回の「出向」という形は、かなりやりやすそうでいいんじゃないかしらん。思うわけよね。「みんなでこうやろうよ」じゃなくて、あくまで「うちの子はこういう所属でこんな理由で出向してきました!」だから超簡単。これは日本人的な譲り合いすぎちゃう気持ちのやつかな。それともTRPG民が本質的に我が強いのか。 ( ˘⊖˘).。oO(総評としては……各所属の一日スケジュール表が可愛いのでみんな読んでくれ……頼む…) ※以下、前の卓の小リプレイです。 卓が始まる前に、上がったキャラシだけでリプレイを書き、 卓が終わった後に、本編で一ミリもなかった場面を書く男。 ※ 「……だって僕は、自分を信じているから!」 青緑色の瞳を不機嫌そうに瞬かせながら、ヴィオレットは行儀悪くソファーに腰かけていた。 テレビの画面では、冷たい夜空の中で、主人公と悪の親玉が二人っきりで対峙している。 ひとりが叫ぶ。……諦めなければ、夢はいつか、必ず叶う! 食い入るようにアニメを見つめながら、その実、ヴィオレットはまったく違うものを見ていた。 横目にちらっと伺えば、キッチンで忙しなく働いている、彼女の兄妹がよく見える。知らない誰かと話しながら、とても楽しそうにお菓子を作っているのだ。 ほんの少しの勇気があれば、「わたしも混ぜて」と言えたのに。 命を帯びた宝石の、作り物の胸の中には、どんなに一生懸命探しても、そんな気持ちは欠片も見つからなかった。 その視線は当然、魔女にはバレバレだった。 おぉい、ヴィオレットやぁい。わざとらしい猫なで声。 テレビはまた今度にしようや。おやつにしよう。お腹空いてないかェ? ……それを聞いて、ヴィオレットは小さく縮こまった。お尻の下と、背中のふわふわのクッションに埋もれるように、両腕それぞれに抱えた猫とサメのぬいぐるみをぎゅぅぅっと抱きしめて。ヴィオレットはもごもご呟いた。……いらない。一人でいい。放っておいて。 心の中ではわかっている。嘘つきの言葉だって。悪い子だ。でも、それですぐにお返事できるのなら、最初からできていた。嘘をつくのはとても嫌な気持ちになったけど、自分が嘘をついたって認めるのは、さらにとてつもないエネルギーが必要だった。 カチカチ、カチコチ。床を爪が叩く音がした。 ネジ巻き細工の寝坊助フクロウが、わざわざヴィオレットの隣までやってくると、再びそこで、ぐーすか船をこぎ出す。普段は工房の壁の鳩時計の中で、年がら年中寝ているくせに。大方、彼女のふわふわクッションが目当てなのだろう。 ヴィオレットがそいつのおでこを「ちょんちょん」と突っつくと、フクロウは驚いた顔をして飛び上がった。 ……キッチンに立つココットは、ヴィオレットが思っていたほど、楽しく手を動かしていたわけではなかった。 彼女のきょうだいが気になって、しばしば、手を止め、隣の魔女を見上げる。料理が好きだがのんびり屋で、よく眠そうな表情だ、とひとに言われるココットだが、その時は珍しく、はっきりと不満を顔に出していた。けれども、魔女は(大丈夫だよ)といわんばかりに片目をつむるだけだったのだ。 ココットたちの作成者は、ダンテという名の人形師であり、この魔女は主人の古いツテなのだそうだ。どう見ても成人未満の少女にしか見えないのだが、見かけによらず、これで結構長生きらしい。年の功ではないが、料理を教わるにはうってつけですよ、と勧める主人の言葉に頷いたココットだったが(彼は年下の星人形たちにも敬語で接する)、決断を早まったかな、という気持ちがむくむくと湧いてくるのを抑えきれないでいた。 いいかぁ、ココットちゃんや。料理は……化学! んで、台所は最古の錬金術の舞台だったのサ。 豪快に笑いながら、明らかに「科学」とは程遠い目分量でどばどばと調味料を入れている。先日仲良くなった星人形の友達が見れば、人当たりの良い彼の笑顔もひきつること間違いなしだと思った。なにしろ彼は元が最先端科学技術の結晶なのだから。 ……お? お嬢ちゃんや、疑ってんなァ? ……安心しなって、何百年生きてると思ってる! 明らかにそれは虚偽だと確信した。 彼女の、長く伸びた金髪はぼさぼさで、手入れもあんまりされてなくて鳥の巣のようだったし、爪はココットの倍ぐらい長くて色とりどりに艶々と光っていたし、極めつけに、主人のこの工房へとやってきた時には、キセルをぷかぷか吹かしていたのだから。 じとーっとした目で内心そう評価を下しているココットに、あくまで魔女は屈託なく笑いかける。 背丈も星人形のココットとほとんど変わらないぐらいなのに、可愛らしく微笑む少女のその瞳の色だけは、びっくりするぐらいに陰影が薄く見えたのだった。 清潔を死守しなさいという言葉は、ココットが、最初の冒険の時に、成り行きで師事した医者の先生から口を酸っぱくして言われたことだった。 それは臨時の野戦病院での出来事で、仲良くなった友達はその時に戦った堕落した星人形で、科学の徒である彼の心の世界では、機械人形たちが戦い、傷つき、ココットはネジと歯車が散乱する病院の中で清潔を保つことの意味を問う暇もなく、ごしごしと強く石鹸で手を洗っていた。 まだまだ、忘れることなんてできそうにないぐらい、鮮明に覚えている。 魔女の瞳は、その時の先生の目と少し似ていた。 (そういえばココットさん、本編では、ペストマスクのお医者さまにご教示されてましたね。あのシーン好きなんですよ) ( ˘⊖˘).。oO(じゃあ何でそこ書かないんだこいつ……?)