🤔 物体に宿った意思、物体から離れて動ける別個のヴィジョン (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)JOJOTRPG オンセン支部 キャラシorシナリオについて 第三部(2) https://trpgsession.click/thread-detail.php?c=commu151645038891&t=thre157153689663 物体に宿った意思、しかし物体から離れて動けると難しいチョイスですね。 私が考えるにエボニーデビルが乗り移る人形が本体のようなものが近しく思えますが、 ようするにエボニーデビルの幽体離脱出来る版のようなものが欲しいとそういう感じでしょうね。 デビルを例にすると、そのままでは使い勝手の悪いスタンドではありますが、 今回の場合だと仮に憑依対象の人形それ自体が本体になるとすれば、 この場合は本体が人間そのものより制約が多い為、憑依はメリットになるでしょう。 【特徴:射程】今回の想定では物体に宿った意思とは、どちらを重視するかで分かれます。 物体に宿ったという点が重要であれば、それは至・近距離型/同化・装備型が好ましいでしょう。 あくまで意思が本体という場合は、超・遠距離型/自動操縦型という風に思えます。 これはスタンドがあるから本体があるというべきなのか、 それともスタンドそのものが確立されたアイデンティティなのかという事であります。 アヌビス神は本体が消滅している為、スタンドがあるから本体があるという前者に当たります。 では、物体に宿った意思でありながら物体から離れて動けるとはどういうことか? それは突き詰めるとスタンドそのものが確立されたアイデンティティであるからです。 アヌビス神も使い手を乗り移るという性質はありますが本体は同一であります。 これは、前述の点で言えば物体に宿ったという点が強調されている為です。 であれば、物体から離れて動けるのは意思の点が上回る事になります。 【特徴:攻撃】これも同様に、物体から離れて動ける別個のヴィジョンというものが、 本体を重視するのかスタンドを重視するのかで大きく変わります。 この部分ははっきり言って作りたいスタンドの性質及び本体により異なる為、 全ての型が選べる自由裁量枠になるかと思えます。 それは意思とは何かという点について考えなければならない為です。 補足するなら、まず基本としてスタンド=本体の図式があります。 物体に宿った意思というものはこのスタンド=本体の図式がより強く表れた原始的な存在とも取れるでしょう。 そして物体から離れて動けるのはなぜか?、この問もまた重要です。 それには本体の起源を焦点に充てなければなりません。 スタンドは別名:幽波紋でありますがこれは波紋法がエネルギーを生み出す秘術であることから、 スタンド=本体とはエネルギー源が本体から生み出される事を示すと考えられていた事が伺えます。 しかし中にはスーパーフライのような本体=エネルギー源ではないという図式の成り立つスタンドが存在します。 では話を戻して、物体から離れて動けるのはなぜか? それはエネルギー源を別に用意出来るからという事が上記の点から導き出せます。 これらを踏まえて改めて型を当て嵌めるのならエネルギー総量の有無で考えられます。 本体が他所から出すか出させるかそれとも自力で出せるのか。 直接攻撃型であればエンプレスが他所から出させるに当て嵌まる型として紹介出来ます、 (依代次第では本体ごと)相手に寄生しなおかつエネルギー消費も相手に負担させることが出来ます。 間接攻撃型は自力で出せるタイプが当て嵌まりますがこれは他の特徴との兼ね合いが無ければ、 ガス欠になりやすいと想定される為、本体の独立性も考慮に入れる必要があります。 エネルギーを生み出せない無機物ではなんらかの代用動力源があることを念頭に置く必要もあります。 アヌビス神やエンプレスのように他者を利用する型で無ければ採用はお勧めしません。 例えば、手法はハングドマンで効果はハイウェイ・スターというような、 相手の養分を奪い取りながら移動することにより活動は出来るというのが好ましいです。 これなら本体が動けずとも物体から離れて動けるは満たせるでしょう。 範囲攻撃型はザ・グレイトフル・デッドのように環境そのものを支配する型ですが、移動を考慮するなら、 (アヌビス神ならば本体ごと動けますが)それとは別に動くならば分散したスタンド像が相応しいでしょう、 ならば今回はグリーン・ディ型が適任でしょう、無機物に置き換えれば錆がスタンドとして独立しているようなものです。 ただし浸食範囲を何らかの方法で広げなければいけない為、一工夫がいるでしょうから、 やはり感染させる手法が望ましく考えられます。それかスカイ・ハイのような運用を考える必要があるでしょう。 または本体が独自に動く方法を検討するのが一番です。 コンピューターのような電子生命のような形を取れば現代社会の中であれば逆に本体が動き回ることが出来ます。 ただ物体意思は厳密には生物型では無いので方向性は若干異なりますが広範囲に影響を与えることは不可能ではないでしょう。 条件攻撃型ならばブラック・サバスやマリリン・マンソンのようなスタンド像が見出せます。 これらは本体がまったく動けなくとも広範囲に出現する条件を満たせます。 ただしポルポ同様、本体が一か所に留まっているというのはGMの裁定次第では、 看過出来ない要素になるでしょう、身動きが取れずスタンドも操れないでは自衛出来ませんし、 かといって本体の近くに呼び出すならばそれ相応の工夫と調整が必要になります。 非攻撃型はスーパーフライのように自己完結した型構成が考えられます。 この型であれば攻撃にエネルギーが用いられてないのでスタンドを動かすだけなら、 他者のエネルギーを充てにしませんし自力で動かすだけならもっとも適任の省エネタイプです。 ただしそれだけスタンドの存在に能力の原動力が使われるので、特殊能力の核としての比率が圧迫され、 攻撃型というよりは補助型のスタンドという側面が大きくなるとされるでしょう。 これは近距離型と遠距離型の破壊力の関係性の説明等にも当て嵌ることであります。 【特徴:造形】この分野は存在の核であると共に上記特徴との組み合わせが前提となるところです。 先に挙げたものを順番に充てていけば、物体に宿る要素を強調するなら物体融合型、 意思の要素を強調するなら不定形や強化知覚型、スタンド自体の独立性を重視するなら独自生態や装甲型、 小隊・大隊編成は分散性や移動距離の拡散等、方向性の差異でありどれにも当て嵌まります。 特に決まった方向性等無ければオーソドックスな生物型が無難となるでしょう。 総評としましてはスタンドは本体の精神性やラットのような欲求がストレートに現れます。 ですので構築する際には、何がしたいのか、作成するキャラクターのテーマ性、メッセージ性、操作性を考慮するとよいでしょう。 テーマ:物体から離れて動ける別個のヴィジョン、 元々スタンド自体が本体から離れている、傍らに寄り添うという性質が一般的という観点から、 物体に宿った意思という特殊性にさらに特殊能力が加わるとかなり特異的で本体がスタンド個性を食いかねないのもあり、 スタンドは補助寄りであるのが配分的には理想的でしょう、長所はどちらかに伸ばすべきです、 本体の性能を強化する意思を持たない道具型か、またはスタンドを介して本体を主張する手助けタイプか、 どちらにせよ、スタンドは本体と表裏一体であるのが扱いやすいでしょう。 メッセージ性:物体に宿った意思、通常とは異なる特性は難しい分野でもありますがもっともキャラ性に関わる部分です、 本体は分かりやすくあるか逆に詰め込んでしまうか、どちらでも存在感があることでしょう。 スーパーフライもシュガー・マウンテンの泉もそれ自体は主張出来ない為、従者のように代弁者が存在しました、 ミスター・プレジデントも序盤は道具でしたが後にポルナレフが乗り移る事によりキャラとしての存在を確立しました、 つまりキャラを動かしやすくするには、フー・ファイターズのように擬人化してしまえばメインも張れるようになります。 操作性:=利便性、これは通常のスタンド使い同様、本体も独立した行動力を有しているのが望ましいでしょう、 テーマやメッセージ性に反するならスタンドで調整する他ありませんが設定に凝るとスタンドも難解になるので、 本体とスタンドの利便性が五分五分でちょうどいいかとも思われます。
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