ブラッド・ソード〈1〉勝利の紋章を奪え!

書籍説明

ブラッド・ソード〈1〉勝利の紋章を奪え! システム:

ブラッド・ソード

明るい ☆☆☆★☆ ダーク
書籍種類: 基本ルルブ リアル ☆☆★☆☆ ファンタジー
発行年月: 1988-03 直感的 ☆☆★☆☆ 頭脳的
所持する人: 16人 短時間 ☆☆★☆☆ 長時間
コメント数: 1件 初心者向け ☆☆☆★☆ 玄人向け
著者/編集:デイブ モリス, オリバー ジョンソン, 大出 健
出版社:富士見書房

クラースの地にある地下迷宮で、年に1度命を賭けた競技が行われる。迷宮のどこかにあるという、「勝利の紋章」を持ち帰った者が勝者となるのだ。だが、迷宮の中には血に飢えた怪物たちや、死の罠が待ちかまえている。さあ、きみのキャラクターはこの試練に勝ち残ることができるだろうか?

ブラッド・ソード〈1〉勝利の紋章を奪え!へのコメント一覧

ポール・ブリッツ
1. ポール・ブリッツ
2020/07/03 01:43
TRPGということになっているが、「みんなで遊べるTRPGソロシナリオ」と考えたほうが正確。戦闘はマップを使う本格的なもので、それに贅肉のほとんどをそぎ落としたかのようなシンプルなルールを走らせることでプレイアビリティを保っている。

いずれの敵もそれぞれPCの生命を奪えるだけの能力値に設定されている。だが、シンプルなルールも相まって、だいたいの戦闘では、一進一退の攻防となる。そのバランスは見事である。そうしたぎりぎりの攻防の連続を紙一重で生きのびていくことにこのゲームの面白さがあるのだが、「裏技」というものがあって。「バグじゃないか」と思うほどのバランスブレイカーなキャラクターを作れる。そうやって「勝ちパターン」を確立して、当たるを幸い敵を粉砕していくのが、精神的にストレスのかからない遊び方であろう。いっちゃなんだが、そうした勝ちパターンを作っても、キャラクターは死ぬときは死ぬ。それもあっさりと死ぬ。

トータルな評価としてはかなり面白いゲームの方に入る。入手困難でなければもっと勧めたいところだ。「ドラゴンウォーリアーズ」と連動させてみても面白いかもしれない。イギリスゲームのファンは買いである。
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