Nサブさんの日記 「先日のネクロニカセッション」

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2019/05/21 01:56[web全体で公開]
😶 先日のネクロニカセッション
※
 ハロー、ハロー。
 まだ生きて動いている、前日談のみなさまへ。
「永い後日談のネクロニカ」より、終末の世界を代表して、わたくし、ゾンビクイーンがご挨拶申し上げます。
 この度、こうして日記機能をジャックしてまで申し上げたいこと、これからお話しします話の趣旨をざっと書き出すと、次のようになりますわ。
 セッションで遊ぶ時には、体調をきちんと整えてから集まろう、ということ。
 偶然触った他の方の手が、まるで死体みたいに冷たかったなら、どうします? 救急車でも呼びますか、それともダイスを振ってから考えるのでしょうか。それとも、釘のひっかき傷がないか確認します?
 体調の良し悪しにも、色々な事情があるのでしょうけれど、きちんと睡眠をとっておくだけで、だいぶ違うと聞きますわ――と、いっても、わたくし寝不足なんてしたことありませんけれどね。ゾンビですゆえ。おほほ。
 ひもじいひもじい、尻の毛まで抜かれて鼻血も出ない、なーんてみなさまよく仰るお話。ですがゾンビなら心配ご無用。空気がなくたって食べ物がなくたって問題ないのですわ。
 ま。
 みなさま、よくそう口にしますね。なにも死にたくはない、と。ですが、なら1つお尋ねしますが、生きているとはいったい何なんでございましょう? この冷たい宇宙を見渡せば、生命なんてほんのひとかけら。“生きている方が不自然”とさえ言えるのではないでしょうか。
 そうでなくても食べて飲んでしましたら、成長、老化。それらも普遍的な性質で避けては通れなくって。生命というのは、ほんの1年ほどで、全身の細胞がすっかり代替わりして別のものになるそうでございますよ? ならそれは、全身を粘菌ナノマシンと置換したわたくしたち動死体と、いったいどれほどの差があるのやら――
 おっと。失礼を。今夜は別に、喧嘩を売りに来たわけではありませんもの。おほほ。熱くなってしまいましたね。
 いやいや、生きているっていうのは、それ自体が特別で、死んだらもう別人なんだ――心が別物なんだ。そう仰られるかも。けれどご安心を。ナノマシンへの記憶の置換は万全ですわ。ええ、それはもう抜かりなく。
 ですが翻って“生命”とやらは――いやはや。
 ひょんなことで頭を何かにぶつけて、それ以来なんだか怒りっぽくなってしまった。嫌な出来事があって、以来ずっと怖がりになってしまった。だんだんと年齢を重ねれば、怒って泣いて、まるで別人のよう。人が変わったみたいに。
 夜、目を閉じてしまったあなたと、朝、目を覚ましたあなた、はたして本当に同じ人格なのでしょうか。――あら、だって、その間のこと、覚えていらっしゃらないのでしょう?
 そういった細々としたことを、わたくし“生前”、よくさかしらに考え込んでいたものでございます。宇宙5分前説、とかですね。みなさまご存知かしら……
 ああ、いやだ。たまには昔の自分をなぞって、懐かしく思うのも……という程度でしたけど、これじゃまるで哲学的ゾンビですね。
 長々とお付き合いいただきまして、嬉しく思いますわ。また、お会いしたいところですけど。
 さっ、とにかく、TRPGで遊ぶつもりなら、きちんと寝てくださいね。約束ですよ。

・先日のネクロニカセッション
 サンプルシナリオ「やさしい家族」。
 反省としては唯一のお喋りできるNPC、ズゥズゥちゃん。彼女を年相応の幼い少女然とした、全てのものから愛されるような、そんなキュートな女の子であるべくすべきでした。
 個人意見なんですが、RPでただ全員がイイ子ちゃんしてるのはつまらない(全員が同一RPをする、という状況についてで、批判とかではないです。念のため)。今回は仲間に「愛」の未練を持ったイザベラさんが、積極的に「アアン???」ってロールしてくれたので、嬉しくて生意気ながきんちょムーヴしてしまいました。低年齢ロールはオウム返し鉄板(個人意見)。子供ってそんなところありますよね。生まれてまだ幼い、人間の素体にまだ近い頃。それを見て我々がなんとなくカチーンとくるようなら、もしかして人間は同じ人間のことが嫌いなのかも。本能的に。
 シナリオに「彼女はあなたたちと出会い、人としての会話を通じて急速に心が成長を遂げる」とも明記してあったので、なおさらじゃあ前半はより子供っぽさをアピールするか、という腹積もりで。
 ただ問題はそこのところでなんとなーく反感をくらってしまって、そもそもロールがだんだん尻すぼみになってしまったコト。後半なんてなかった。まあ全体的に時間も押してたんですが。
 BGMチョイス(個人的GM最重要ポイント)は可もなく不可もなく。その場のノリで流してたのであんまり印象に残ってない。ばきゅーん!の使い心地(?)はよかったので今後の糧にしたいと思います。じゃあ撃つか、ばきゅーん!
 仮にも戦闘系TRPGなのにここまでそのことゼロ。いやまあルール理解度足りなさすぎだったのは明白だったから……。セッション前、支援とか妨害の意味マジで知らないままスタートしたからね。
※注:GMです、これで。改めてみなさまありがとうございました。また、逐一ルール解説などもしてもらって感謝カンゲッキ。
 ひとまず、るるぶがあればGMはできるんだ、恥を忍んでそんなことを伝えたい。

 ……かくして麗しき少女たちは真の自由を手に入れた。
 目の前に広がる死と放射能の荒野は、あなたたちが戦い、そして勝ち取った戦利品だ。
 重たい体を引きずりながら、あなたたちはそれでもなお、何かを信じている……
「ズゥズゥ、パパとママ、置いていけない……」
「みんな、すこしだけだったけど、おしゃべり、楽しかったよ。」
「いろいろ、ありがと。じゃあね、バイバイ……」
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