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😊 【エクシルディア】生贄:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)前編の続きです。 *異形のデュラハン* 探索班の気配を察知し、デュラハンとデーモンが襲い掛かります。デュラハンは鞭による熾烈な連続攻撃を得意とし、さらに恐怖の魔法で相手の理性点を直接削ることもできました。デーモンも先ほどと同じく、マスケットを持つ銃士が異形化したものです。どちらもセルバンテスを狙います。 実際のところ数が少なかったため、この戦いで探索班はそれほど苦戦しませんでした。前列のセルバンテスこそ一定の被害を受けていましたが、他に難しい要素もありません。ルベーラとガルトーは普段通りに戦うことができ、セルバンテスに至っては左手の麻痺ダガーに頼るまでもなく、ほとんどスティレットのみでデュラハンを片付けてしまいました。 「猛毒よりも、猛攻の方がキツかったようじゃの」 *疑惑* 難なく異形を片付け先へ進む探索班でしたが、道中でセルバンテスとガルトーはペテルの不審な点に気付きます。彼の通ってきた道の方角は一貫しておらず、回り道をしているかのようで少々不自然だったのです。セルバンテスは直球で問いただしますが、ペテルは普段の癖で異形を避けるための道を選んでしまっていたと答えました。 ペテルの言うことが本当かどうかは分かりませんが、とにかく探索班は隠れ家に到着します。隠れ家に入る前に、セルバンテスは周辺の道や廃墟などで死体を探し、順に確認していきました。セルバンテスのように医学の知識を持つキャラクターは、傷跡からおおよその死因などを特定できます。今後この町で戦う可能性のある敵について、少しでも情報を得ようとしたのです。調べた結果、死体には引っ掻きや噛み付きのような跡が多く見られたため、猛獣のような異形がまだ潜んでいるかもしれないと推理しました。 ペテルの言った通り、隠れ家の中は荒れていてひどいものです。拭き取り切れなかった血跡もかなり残されていましたが、休めそうなベッドはあります。元は宿屋だったらしく、部屋もそれなりの広さでした。既に日が沈みかけていたため、ペテルは今日ここで泊っていくことを提案し、PC達もそれに同意します。ただし、セルバンテスはここでも血痕の量や臭いの強さなどから推理し、これまでに大人数がここで大怪我を負ったか、殺されていると考えました。 さらにルベーラとセルバンテスは、家具などで厳重に封鎖された扉を発見し、そこから一瞬だけ何かの音を聞きます。ペテルはその部屋に物資を隠してあると主張しますが、PC達はいよいよ彼が何か企んでいると疑い始めました。しかし誰も確信には至らず、結局はここに泊まるという方向で話は落ち着きます。実際、特定の異形にとって活動しやすい時間帯である夜中にわざわざ野宿をするくらいなら、隠れ家の中にいた方が安全ではありました。 「実力は見ているだろう?仕掛ける気があるなら覚悟はしておくことだな」 *クライマックス* 夜中、セルバンテスとルベーラは物音で目が覚めます。部屋は暗く何が起きているのか直ぐには分かりませんでしたが、セルバンテスはウィルオウィスプに変身することで自ら灯になります。また、ルベーラはまだ気付かずに眠っていたガルトーを起こしました。 物音の正体はペテルでした。彼が封鎖された扉を開放すると、中からあざだらけの娘が姿を現します。直後、その場から逃げ出すペテルをセルバンテスとルベーラが阻止しようとしますが、どちらも【敏捷】テストに失敗し、ペテルがシーンから退場しました。そして、何処からか姿を現したライカンスロープと娘が探索班に襲い掛かります。このヴァンパイアの娘は既に異形化していたのです。ペテルがわざわざ彼女を閉じ込めていた理由は分りませんが、ガルトーは家族が異形化したのではないかと考えました。 「おっと……あれだけ言って早速なんかあったのか」 *変異形のヴァンパイア* ライカンスロープはすぐさま探索班の背後をとり、屋内でドラゴンに変身できず鎧も着ていないガルトーに飛び掛かり大ダメージを与えます。続いてヴァンパイアの娘はセルバンテスに噛み付いて血を吸い、さらに持っていた剣で受け流しの構えをとりました。受け流し中の彼女が【技量】テストに成功さえすれば、彼女を対象とした白兵攻撃は全て無効になります。変身中のセルバンテスは炎の鎧でヴァンパイアに炎上ダメージを返そうとしますが、これも彼女の【技量】が高いため一瞬で火を消されてしまいました。 とはいえ、セルバンテスも負けていません。彼は元々プレートアーマーで高い軽減を確保しており、さらにガルトーの結界を合わせればほとんどのダメージを防ぐことができます。ヴァンパイアの牙もかなりの殺傷力ではありますが、この2人が連携すればそれほど痛くありません。そして自身のターンになると、まずダガーでヴァンパイアの構えを崩し、受け流しが解けたところへスティレットの連続攻撃を叩き込みました。ヴァンパイアは一瞬で重傷状態に追い込まれ、猛毒にも冒されます。このままターン開始時に猛毒のダメージで息絶えると思われましたが、ここでガルトーはこのヴァンパイアが普通でないことに気付きました。彼女は変異によってヴァンパイアの生命力をさらに高めており、傷の回復が異常に早かったのです。猛毒のダメージを同じくターン開始時の回復で相殺したヴァンパイアの娘は、セルバンテスから血を吸って耐久点の回復を優先し、重傷状態を脱します。 しかし、いかに回復に優れたヴァンパイアと言えど、受け流しを崩されてしまっては攻撃を防ぎきれません。次のセルバンテスの攻撃で、彼女は今度こそとどめをさされます。一方のガルトーは序盤からライカンスロープの背面攻撃を受け続けていたため、そのままでは危険な状態でした。しかし、ヴァンパイアが敗れたことで敵陣の前列が不在となり隊列崩壊が発生し、背面に回っていたライカンスロープが前列に戻されます。救出は無事間に合ったようです。道中の異形よりは手強い相手でしたが、探索班はこの戦いも大きな被害を出さずに勝利しました。 「なるほど、かなりの腕前と見た」 見返すと、今回は登場エネミーがそこまで強くなかったのかなと思います。 戦闘は苦戦しませんでしたが、その分探索パートで悪夢を使うロールプレイがやや多かった印象です。 変身能力は戦うためだけにあるものではないので、こういう使い方を見るのは楽しいですね。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんを募集中です、途中参加でもよろしければ是非! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/
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