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😍 脳内映像とエモーショナル https://trpgsession.click/community-detail.php?i=commu158879520687 宿場町 オンセン道中 六歌仙コミュニティより 【@】週変わり 出された題で 歌を詠む <86・ぞうさん>題は「エモい」 【玉作】 日曜日赤丸の下に書いてある君の手書きで「世界滅亡」 【感想】 ときとして「定型詩」の短歌俳句の世界は、これこそが究極のワザであり極意。そこにある映像を『描写』することで、そこにある『背景』に、多くの人が、多大なる妄想を膨らませることができる状態を作り出すこと……! 難しい言葉はひとつもないどころか、簡単だからこそそこに奥行きが発生する。「日曜日/赤丸」どちらも難しくはない、組み合わせたときに、私は、カレンダーを想像した。おおよそ間違いはなかろう。何かの記念日なのだ。 そこに目を凝らす。「書いてある」……すでに書かれていた、いつからだろう、詠み手が知らないうちに、だ。さらに押す……「君の手書きで」、書き込んだ人物の、字のクセ、筆跡を、よく知っている関係性なのかもしれない。 歌の世界で「君」は、単純な二人称ではない(むしろ三人称だ)。自分が注目を注ぐ相手、深く感情を持つ関係性のときに使う圧縮言語だ。 すでに書かれている『君』が間違いなく残した言葉は。 結句に、どんっ、と、脊髄に響く重低音が置かれている。「世界滅亡」 短歌の世界をカメラワークでとらえると、盛大な映画予告を見たような気分になる。カレンダーの映像、詠み手(主役)が、それに近づいてくる、ピンナップでカレンダーの日曜、赤い丸、主役の顔から血の気が失せていく、最後に大写して「世界滅亡」。こんな映画があったら、みてみたい、TRPGシナリオに参加したい、と思うような、完璧な作品のひとつだと思う。
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