USUIさんの日記 「『価値観』と『権利の侵害』TRPGマナーについての論理的考察」

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2019/11/21 10:53[web全体で公開]
😶 『価値観』と『権利の侵害』TRPGマナーについての論理的考察
これは先日書いた物の続きである。

先ず『他者が持つ権利を侵害してはならない』という前提が有るのは万人の共通認識として存在していると思う。
これは明確な『憲法』として規定される程の基本原則であり、正しい正しくないは別として絶対的な物だろう。

ではTRPGにおいての『権利の侵害』とは具体的にどの様な事なのだろう?

他者の趣味趣向を『間違っている』と批判し、否定する事だろうか? しかしこれは罵倒や中傷が無く、論理的な物であるなら『侵害』ではない。何らかの注釈無く周囲に対して主張を行うのなら、周囲のリアクションは予測されて当然の物だからだ。

では他者の価値観に対する反論として、自らの価値観の正当性を説く事だろうか? これは場合に拠ると思う。
『これが正しい、お前もそうしろ』という物なら『侵害』であるが、『それは○○を考えると間違って居ると思う。○○であるべきでは無いのか』という形で有れば特に問題無いし、単に『それは間違っている』と意見をぶつける事も侵害ではない。その言葉の意図がどんな物かはともかく。

上記を踏まえた場合、TRPGでの『侵害』とは『合意を得ずに他者の価値観に沿わない行動を行うこと』ではないかと思う。
例えば相談せずに何かを行うのは場合によっては単なる迷惑行為であるが、それが「突然○○の鼻の穴にうどんを突っ込みます」とか、「○○ちゃんにえっちなことをします」とかならどうだろう?私の場合、後者なら「死だね!!」 からPL側でのリアルファイトが始まるのであるが、前者なら「相手の合意を得ないでキャラ性を無視する様な事をするな。例えうどんを他人の鼻の穴に入れる事が趣味のPCだったとしてもだ」としか言えない。合意ならうどんもえっちな事も良い。

総評として一言で述べれば、要は「尊重が欠けた主義主張などゴミでしかない」という事を言いたいのである。
例えば死にたい人間と生きたい人間が居るなら、死にたい人間はPLとして『自分の思想やPC的にサクッと何処かで死にたいのですが、誰の足も引っ張らずに死を迎えられる機会ってありますか?』とでもGMや他PLに伺いを立てれば良いだろう。
そうしたら怪物から逃げ出す際に最後尾で、自分だけ怪物に捕まって『悲鳴と断末魔が木霊した』とかやってくれるかもしれない。
駄目なら駄目で普通に『全体的な最善』に進めば良いし、それだけなのだ。

それなら全員生存するのが良い!って人間が傍らに居ても妥協点を見付けられる可能性は飛躍的に高まるだろう。それだけの簡単な事なのに、なぜか世の中にはしない人間が多い。神を信じる人間と無神論者は相容れぬという事なのか。
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