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😶 情景描写 火花が散る。電気系統が強引にねじ切られ、絶えず閃光を撒き散らすのに、僅かに注意をやれば、無数に停車している車体の幾つかが、ゆらりと宙空に浮かび上がる。一瞬、それを行う張本人が悪意に唇を釣り上げた。 度し難いのか、或いは当然か。経緯を知らない以上、その破壊衝動を安易に否定するのは間違っているだろう。自身の信念、道徳、倫理、或いは自尊心、もっと別の何れかの琴線に触れたならば、声を上げただろう。 何故だ、と。 発せられた言葉と共に振るわれた得物が、飛来する車体を撃ち落とす。見る見る間に炎が上がり、感知器がそれを捉え、緊急用の消火装置が作動する。上げた声に応える言はなく、降り注ぐ薬剤が、ざあざあと対峙した者を濡らしていく。 それきり、最早口を聞く事もない。結末の一歩を踏み出したのは、果たして、誰だったか。 いや、或いは…… 目に入ったシチュエーションをお借りしました。 駄文失礼致しました。
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