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😶 キルキルイキル (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)どうも皆様ご無沙汰しております。瑠璃鴉と申します。 本日、いわしのアタマさんがKPを務めて下さったキルキルイキルに行ってきました。 いわしさんからはセッションの開始前に理不尽な展開や要素が有るということを窺っておりまして、そういった展開も大好物な私としましては期待度が非常に高く、そのセッションの結末もとても余韻の残るじんわりとしたエンドとなりました。 今回私が持って行ったキャラクターの名前は「冬城猫落(ふゆしろ みょうらく)」と言うもので、感性に従って行動する22歳の女性でした。地頭があまりよろしくなく、物事を適当に考えてしまう癖がある、そんなキャラでした。名前は相方さんのお名前に対応する形で作りまして、相方さんのお名前は「春宮朝灯(はるみや あさひ)」でした。これが果たしてどのような対応を成し、また、どのようにエンドに直結したのかをこれから少しだけ記すとします。 キルキルイキルは通過した方は御存じの通り中々に理不尽な展開を強いられるシナリオです。それは人間という矮小な存在だけでは解決できないことで、最終場面の直前のシーン(私は脳の方でした)でどうにかして足掻きはしましたが、やはり無力に終わりました。その後も私のキャラはどうにかして二人が生存する道を模索しようとしていましたが、その最終盤面での会話で相方が自殺をすると言うではありませんか。この瞬間に、私のキャラが事前に描いていた展開(二人が生きる可能性のある道)は自然と崩壊し始めました。なんせ、相方は古くからの幼馴染であり、その意思の強さをよく知っていたからです。 故に、「冬城猫落」はその言葉を機に自分の感性が赴くままに身を委ねました。そして、現在居る世界が心象世界に等しいと理解していた「冬城猫落」は思い出のタイムカプセルを埋めた山で、朝の灯る姿を眺めながら共に眠ることを望みました。すると、KPさんの優しさがありまして固く閉ざされていた扉は開き、「冬城猫落」と「春宮朝灯」は手を繋ぎながら遥か遠くの穏やかで静かな場所に向かうことになりました。 共に12年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こし、互いに向けて書いてあった手紙を読み合う。そして、全てを終えた後に荘厳な山の連なりに重なるようにして咲く大輪の花を頬に映しながら、山の頂上へと、いやっ、彼方の終わりへと向かって悠然と歩んで行く。その道の最中、二人は広野を駆ける猫になりました。「冬城猫落」は藍色の毛並みの猫へと、「春宮朝灯」は赤茶色の毛並みの猫へと。二度と離さないと誓った手を取り合うように連れ添って、山の頂上に向かいました。 そして、二人は…。 といった感じでした。キャラクターの思考形態に則り、名前の伏線も回収された。シナリオの雰囲気も好きでしたし、何よりもBGMのチョイスが最高でしたね。BGMを聴いてて本当に心が辛くなりました。とても綺麗なエンドでしたし、とても余韻の残るセッションだったと思います。やはり、余韻とは素晴らしいものだと実感しますね。 最後に、本日のセッションのKPを務めて下さったいわしのアタマ様、そして、お誘いして下さった杜霧様に感謝を述べまして終わりとさせてもらいます。 以上、落ち行く猫は月の如し瑠璃鴉がお送りしました。
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