アイヌモシリ友邦2075

本作は、「The Topps Company, Inc.」が権利を有する「Shadowrun」の二次創作物です。

コミュニティの説明

 かつて北海道と呼ばれた行政区分。
 そこはロシアとの日本帝国の、緩衝地帯であった。
 過酷な環境ゆえ、住民は内地へと職を求めていったが、帝国の改正と同時に、民族意識が盛り上がりを見せた。
 同時多発的なSNSが連動した結果、シンボルとしての主導者がいない、貌なし運動と呼ばれる、一連の行動は成功した。
 結果、友邦は独立した。
 得たものは、公用語として日本語とアイヌ語が併記されたという事実、そして成人はカタナの代わりに、マキリの所持も認可するという条例、それだけだった。
 しかし、国家となったことで、政府を作らざるを得なくなった。
 運動の結果として、貌なしに貌がついたのだ。

・2036年。北海道はアイヌモシリ友邦として帝国からの独立を宣言。
・2038年。友邦は帝国から、独立を承認され、同時に同盟国として、帝国軍北部方面軍の駐屯を、あらためて受け入れた。

 ロシア共和国は、ロシア第一主義にかぶれた、ロシアンマフィア『チリバーハ』の行動に少なからぬ援助をしている。
 この団体の浸透はマトリクスとマスコミであり、アイヌモシリは情報の自由への制限を大きく受けていた。

 帝国からは『シアワセ』配下のAA企業『フシチョウ』が、友邦のアストラルの支えとして、友邦政府と帝国軍の折衝に干渉するのだった。
『フシチョウ』はコロボックルのシャーマンとの折衝はうまくいっておらず、宗教紛争すら起こす可能性を初期から示唆されていた。

 無視できない勢力として『ドラゴンカルト』である。
 アイヌモシリこそ、ドラゴンたちの産卵場、聖地として考える。
 反帝国軍駐屯運動、加えて自然保護活動と結びついたムーブメントだ。
 節操なく、他勢力と手を結び、手を切ることで、状況を混沌とさせている。

 都市圏の経済で大きな影響力を持つのは、雪虎会議と呼ばれる、サッポロ自治市の金融企業の集まりである。
 シンプルだが、貴金属を備蓄しているのは、経済戦争では大きな優位である。
 時代錯誤な兌換制度で、サッポロの経済を強引に安定させているのだ。

 どこの勢力も、おこぼれを狙う勢力も、自勢力が減衰するのを避けるために、ランナーたちを複雑なビズへと放り込むことを躊躇わないのが現状である。
 流れは当分は変わらないだろうと考えられる。

 なお、今は何もないです。

公開日: 2022-06-11

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