Lady Blackbird: Adventures in the Wild Blue Yonder

書籍説明

Lady Blackbird: Adventures in the Wild Blue Yonder システム:

Lady Blackbird

明るい ☆☆★☆☆ ダーク
書籍種類: 基本ルルブ リアル ☆☆☆★☆ ファンタジー
発行年月: 2014-06 直感的 ☆★☆☆☆ 頭脳的
所持する人: 11人 短時間 ☆★☆☆☆ 長時間
コメント数: 3件 初心者向け ★☆☆☆☆ 玄人向け
著者/編集:John Harper

Lady Blackbird is on the run from an arranged marriage to Count Carlowe. She hired a smuggler skyship, The Owl, to take her from her palace on the Imperial world of Ilysium to the far reaches of the Remnants, so she could be with her once secret lover: the pirate king Uriah Flint.

HOWEVER, just before reaching the halfway point of Haven, The Owl was pursued and captured by the Imperial cruiser Hand of Sorrow, under charges of flying a false flag.

EVEN NOW, Lady Blackbird, her bodyguard, and the crew of The Owl are detained in the brig, while the Imperial commander runs the smuggler ship’s registry over the wireless. It’s only a matter of time before they discover the outstanding warrants and learn that The Owl is owned by none other than the infamous outcast, Cyrus Vance.

How will Lady Blackbird and the others escape the Hand of Sorrow?

What dangers lie in their path?
Will they be able to find the secret lair of the pirate king? if they do, will Uriah Flint accept Lady Blackbird as his bride? By the time they get there, will she want him to?

Go. Play. And find out.

Lady Blackbird: Adventures in the Wild Blue Yonderへのコメント一覧

榎本京介
3. 榎本京介
2018/01/04 00:20
キャラメイク不要のRP中心のシナリオクラフト型RPGです。
GMもほぼ必要なく、無料でできることから、最初にRPになれるにはお勧めかと思います。
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chaika
2. chaika
2016/12/30 03:03
ファンタジックなスチームパンクの世界で「冒険活劇」を演じるためのモジュール。
PCたちは全員漏れなく問題解決能力のある有能なキャラクターとして描かれる。冒険の舞台「ワイルド・ブルー」は野心的な冒険家が活躍するレトロでファンタジックな美しい世界だ。この世界に映えるのは、慎重にして地を這うようなじめじめしたリアル重視のロールプレイではなく、(時には物理法則を超越した)アニメ的なアクションと、バカみたいに爽快で命知らずな冒険心なのだ。

ナラティブ系のTRPGは「ルールの処理の仕方」よりも「セッションの進め方」に細心の注意を払う。
GMは「計画してはならない」「PLに詳しく質問をする」「PCをピンチにする機会を常に窺う」という心構えのもと、セッションに臨む。GMはシナリオを作成しない代わりに、世界設定に組み込まれた冒険のフックと、PLの発言を紡ぎ上げながら、判定の難易度である2~5までの値を適当にでっち上げるだけ。このシステムに関しては、シナリオの心配をするよりPLの話を聞いた方がセッションはうまくいくのだ。

GMはPLの演出に対して「それは無理だ」と言う前に「ほほう、そのアイテムはどこで手に入れたのかな?」とか「その技は誰に教えてもらったのかな?」といった質問をして、語られていないキャラ設定を深掘りする。PLは目先の問題を解決するために、口から出任せに、ありとあらゆる事を言うだろう。GMはニヤリと笑いながら目先の問題を、その滅茶苦茶なやり方で解決させる。そして次の問題だとか、次のセッションで起きる問題だとか、ともかく「いつか使ってやろう」リストに先程の口から出任せに出た設定が追加されるというわけだ。

PLとしては、GMの質問に答えることが即ち、ロールプレイになる。また、判定でボーナスを得る際に、キャラクター設定と関連した[タグ]が使用できることになっている。この[タグ]はキャラクターの個性を端的に表したキーワードになっていて、ゲーム中にボーナスを得るために無理矢理に[タグ]と関連付けて行動を宣言することで、自動的にキャラの個性を立たせるような演出やロールプレイが出来るような仕掛けになっている。

加えて[鍵]という仕掛けが物語作りを熱くする。[鍵]は各PCに複数与えられている「キャラクター個人の目的」である。PCは[鍵]に沿ったロールプレイをすることでEXPが貰え、成長に繋げることができる。キャラクターは[鍵]に沿ったロールプレイをするか、[鍵]を捨てるかしなければ成長できないので、[鍵]は常に意識することになる(敵を倒してもEXPは貰えない)。
重要なのはPC間で幾つかの[鍵]が矛盾しているということ。例えば【ナターシャ】の[鍵]は「恋人に会いに行くこと」なのに対して【サイラス】の[鍵]は「ナターシャに密かに恋をしている」というもの。あるPCの[鍵]を全て達成するように冒険を進めると、別のPCの[鍵]と衝突する仕掛けになっている。ここでPCどうしがパーティを組んで冒険物語を続けるためには、何人かのPCはどれかの[鍵]を捨てなければならない。誰がどの[鍵]を捨てるかで物語の方向性が変わっていくというわけだ。[鍵]を貫いても、[鍵]を捨ててもメリットはあるのだ。加えて成長によって新たな[鍵]を取得することが認められている。

物語の結末は誰も予測できない。ロールプレイと、PCたちを取り巻く状況が絡み合って結末は創られる。キャラメイクは存在しないので、毎回、キャラクターは固定されるが(キャラメイクに相当するルールが存在せず、用意されたキャラクターを選んでプレイする)、メンバーを変えてプレイすれば違う結末が待っているだろう。

判定や成長に関するルールはA4の紙半分、成長に関するデータはA4の紙1枚程度しかない。GM用の進行ルールと冒険例を合わせてもA4の紙1枚程度の超軽量ルールだ。しかし[鍵]と[タグ]によるロールプレイの支援、シンプルで必要を押さえ考え抜かれた世界観によって、初心者でも戸惑いなく会話に参加できるし、気持ちいいぐらいにロールプレイが捗る。
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COBRA
1. COBRA
2016/11/05 15:11
キャラはテンプレから選択し、PLとGMで物語を紡いでいくようなナラティブ系システムです。
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