第二章 その13
あるにゃん(arthnyan)本編[web全体で公開] 0 | |
登録日:2023/08/08 13:54最終更新日:2023/08/08 13:54 |
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コメント一覧
59. あるにゃん(arthnyan) | |
2023/10/27 21:35 |
ということで、戦闘になります。 準備がよろしければ、魔物知識判定と先制判定、事前準備を宣言になります。 それ以前に何か用意するものがあれば、宣言どーぞ
58. あるにゃん(arthnyan) | |
2023/10/27 21:34 |
)続き あなたたちの視線は、リリィへと集まった。 リリィは、確かに頷くと、意を決して踏み込んだ! それに反応したのか、異形の少年は、声にならない叫びをあげ、身体から枝を引き抜くと、杖へと変化させる! 杖の先に、魔力が集まり、それに反応した周囲の人形たちが、あなたたちへと襲いかかる!! 戦いは避けられそうにない! さぁ、武器を手に取り、恐ろしい異形となり果てた脅威を打ち払いたまへ!
57. あるにゃん(arthnyan) | |
2023/10/27 21:16 |
リアルで右往左往上下した上に、筆が遅れたことをお詫びします(土下寝 では進行します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あなたたちは、白百合の長椅子近くに集まった生き残りたちと別れて、大きな扉へと歩みを進める。 扉を押し開けると、一部が透明になって外が見える小部屋のようだ。 用心しながらあなたたちが足を踏み入れ、最後尾のリリィが入りきると同時。 扉は音を立てて、閉まった! 慌てるあなたたちだが、扉にとりつく前に小部屋自体が振動し始める! 身構えるあなたたち、感じからして、下に降りているのだろうか……一部から見える外は降りしきる雨よりも早く、降りて行ってるように見える。 それからしばらく。 降りていく感覚が失せると同時に、扉が音を立てて、開く。 扉の外に広がっていたのは―――― 耳に届くには、降りしきる水柱と遡る水流が激突し、轟々と音を立てる。 鼻を突くのは、埃が混じったのだろうか、埃臭く、水の気配が漂う、空気。 肌に触れるのは、長い間、漂う水分がそのまま触れてくる、冷気。 舌で感じるのは、ひたすらに動き回る水流の余波で散った、淀んだ水気。 そして、視界に広がるのは、何らかの術式を用いるために、使われていたであろう、大きく広がった空間だ。 見上げれば、何らかの魔術式が広がっており、今もなお、稼働しているのを示すように、緩やかに回っている。 見回せば、この広い空間を支えるかのように、いくつかの大きな樹が並んでおり、何らかの術式が刻まれているのか、軋んで割れるたび、ゆっくりと修復されていく。 ――――奥へと、目を移せば。 何かを捧げるように、俯いている、一人の少年、と思しき姿があった。 周りに、木と水でできた人形を侍らせ、体中から枝葉を生やした異形。 見上げた顔に宿すのは、獣の証たる、赤く光る瞳。 周辺のマナを吸い上げては開放しているのか、体中の草木が、音を立てて揺れている。 今なら、まだ、ケモノの少年はこちらに気づいていない。 それ以上、踏み込めば、戦うことになるだろう。 (続く
本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の二次創作物です。