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😆 リレーキャンペーン月曜日卓第23話「公都動乱」 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)7人の脱獄犯を追うという放浪者リレーキャンペーンです!今回のGMは私です! 脱獄犯を追うという目的を持たせた『放浪者を使ったCP』というのが本キャンペーンの当初のコンセプトでした。 そのためにPCの立場を悪くするために、スフバール聖鉄鎖公国の公王リジヤから宰相アランデルが実権を奪ったという話が過去になされたのです。 しかしそのときの政治劇を好んでいたGMは都合によりCPを抜けており、「え、この状況どうやって解消するの?」となっていたわけですね。 それを今回、私が解消しようというのが本シナリオの目的です。というわけで脱獄犯とは関係のない政治劇の後始末、ご覧あれ。 PCたちの上司である騎士グライフから、宰相アランデルが何者かと密会している怪しい動きをしているとの話があった。 同時に犯罪ギルド(脱獄犯のひとりが幹部をしていた悪質な犯罪者の巣窟)が周囲の盗賊ギルドを潰して回っており、支配領域を広げているという話もされた。 実はその広がった支配領域にある廃墟や倉庫で密談が行われており、どうやらふたつの事件は繋がっていると見ている騎士グライフ。 PCたちには裏社会についての調査が課されたのだった――。 まずは事前調査として現場検証や冒険者ギルドに行って前情報を集めた上で、本命の遺跡ギルドで話を聞くという流れに。 実際には具体的な情報は遺跡ギルドにしかなかったわけだが、ここで幾つかの事実が判明する。 犯罪ギルドの幹部である脱獄犯のひとりと同格の幹部ヨナスが公都にいること。及びその拠点の位置。 宰相アランデルと犯罪ギルドの幹部ヨナスの腹心が密会していること。及び次の密会予定場所。 重要な情報を得て、まずは犯罪ギルドの幹部ヨナスに会うべく、本拠地に乗り込むPCたち。 結果から言えばうまく会えた。 向こうからは幹部のひとりを始末した『組織の敵』であるPCたちにある種の敬意を払いつつ、宰相アランデルとの密会が過去に倒した脱獄犯の立てた犯罪計画に基づいているものだと分かった。 表舞台を宰相アランデルが、裏社会を犯罪ギルドが牛耳ることで、スフバール聖鉄鎖公国は平和を手にする、というのが宰相アランデルの思惑らしい。そしてそれに乗じて勢力の拡大をすることが犯罪ギルドの計画でもあった。 次に宰相アランデルと犯罪ギルドの一員との密会場所に向かったPCたち。 そこは大量の金塊を犯罪ギルドに渡す代わりに、大量のアビスシャードを宰相が受け取る取引現場だった。 その場を犯罪ギルドの面々が預かるという形で宰相アランデルは逃亡した。そして戦闘に。 高い命中で割りとあっさり雑魚を蹴散らし、幹部ヨナスの腹心を倒したPCたち。 騎士グライフは宰相アランデルが犯罪ギルドと取引していることを重く見て、公王リジヤにこのことを奏上すると告げた。 翌朝、城の謁見の間にて宰相の悪事を騎士グライフが公王リジヤに告発した。 宰相を問い詰める公王リジヤ。 しかしそのとき、凶弾が居並ぶ大臣の中から放たれた。 なんと公王リジヤに向けて放たれた弾丸は、――宰相アランデルが公王リジヤをかばい、宰相は倒れる。 いかに政治的な対立があろうと公王リジヤの存在はスフバール聖鉄鎖公国に必要である。それが宰相の政治的信条だったのだ。 かくして犯罪ギルドの工作員の思惑(宰相アランデルを次の公王にすること)は外れ、PCたちと工作員との戦闘になる。 工作員はマギシューでありかつ、戦闘アシストスーツによるランダムな2回の効果を発揮する攻撃的なデータ。 ミニマムリープで後衛に接敵して、範囲攻撃で前衛もろとも攻撃してくる厄介な相手だ。 回復の要である妖精神官が気絶する一幕もあったが、PCの攻撃力は高くなんとか5ラウンドかけて工作員を倒した。 血の海に沈む宰相アランデル。 蘇生で穢れを得ることは政治家にとっては致命的である。 かくして政治的な混乱は収束し、無事に公国の実権は公王リジヤの手に戻ったのである。 という感じで、なんとかやりきったよ!!GMとしてはシティアドベンチャーの雰囲気も出せたし、政治劇的な空気も醸すことに成功したと思う。これで後腐れなく脱獄犯を追うことに集中できるというもの。 PCたちは未だ放浪者という身分のままだが、キャンペーンが終わる頃には宰相アランデルが牛耳っていた騎士団の再編成も終わり、騎士に戻ることができる下地ができたわけだ。これで懸念だった政治劇の解消を終えたというわけ。 めでたしめでたし。
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