COBRAさんの日記 「翻訳は続くよどこまでも」

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COBRA
COBRA日記
2019/02/07 03:34[web全体で公開]
😊 翻訳は続くよどこまでも
CD&D公式モジュールで自分が中身を読んでみたい大物があと3つ、全て黒箱と金箱用なのでPTのPCレベルも鑑みて用事が如何面ないので、リニューアル版のサンダーリフト地方ミニシナリオをちょこちょこ自分でも遊びながら読んで訳していたけど、それもあと2本。
名残惜しい気もしていた。

CD&Dはスチームパンクっぽい流れを取り入れる事も可能で、複葉機でのドッグファイトもしてみたいなと思ってシナリオパートを訳すつもりだけだったPC2 Top ballistaもスカイノーム種族PCビルド用データなども翻訳を終えて、ほぼ1冊近くを訳してしまった。
https://www.drivethrurpg.com/product/16983/PC2-Creature-Crucible-Top-Ballista-Basic?it=1

そのシナリオに関わる形で魔道連合国のグラントリについての資料も数十年前に眺めていただけだったので、一部地域やNPCについて翻訳してみた。
そこで数十年前に概要だけ知っていて、詳細までは読み込んでいなかったとある事案について、詳しい内容を把握した。
https://www.drivethrurpg.com/product/16975/GAZ3-The-Principalities-of-Glantri-Basic?term=GAZ3+gra&it=1
GAZは1本目のカラメイコス、2本目のイラルアムを舞台にした順だったのだが日本では3本目のこのソースブックは翻訳出版されず、エルフ人気を意識してか一気に飛ばして5番目のアルヘイムが何故かボックス版で新和から出された。(多分に価格を吊り上げる目的だったのだろう。)

すっとばされた上に、新和が潰れて消えたのでGAZ3の日本語版は結局、販売される事無く終わった。
当時から学生でも神保町やアキバで買ったりとかでGAZの洋書版は高価ながらも手に入る状態で、それを借りて眺めた事がある程度だった。

GAZ3作者のブルースハードは今現在でもCD&Dやミスタラについての設定とかをブログで書いてる人だが、
この作品はフック集のてんこ盛りではあるんだけど、シナリオとして使用するには落とし込みが足らなすぎる。
意図的なものかもしれないが会話台詞などが多くちりばめられているけど「で?結果はどうするの?」って肝心の所はぼやかしてる。しかも、ミスタラ世界の広範囲を巻き込む大規模な事件の設定をしておいて、言わば放置状態だ。
そして、その背景詳細についても他者の資料へ丸投げってのは酷いよなーと読みながら思う。
そこで参照しろって書いてあったのがDAモジュールシリーズだった。

ブラックムーアシリーズじゃないか!

ブラックムーアというのは世界で初めて出版されたRPG、D&Dをガイギャックスと作ったデイブ・アーンソンの世界最古のキャンペーンワールドであり、世界初の商用発売されたシナリオの名だ。
https://www.drivethrurpg.com/product/17172/ODD-Supplement-II-Blackmoor-0e?it=1

一時期は版権でガイギャックスと揉めたものの、TSR社に復帰したアーンソンは(今となってはクラシックの)D&D用のブラックムーアを舞台にしたシナリオを3本書いた。
ブラックムーアは後付でミスタラの過去に存在した文明という設定になった。
其処には蒸気機関も火薬も、そして魔法もある。
https://www.drivethrurpg.com/product/17125/DA1-Adventures-in-Blackmoor-Basic?it=1

古強者には有名な「カエル寺院」もブラックムーアにあり、アーンソン作品だ。
https://www.drivethrurpg.com/product/17128/DA2-The-Temple-of-the-Frog-Basic?src=also_purchased&it=1

でも、これらもPDF入手して眺めてはみても、元々別人が書いた別世界の別シリーズシナリオだからGAZ3での世界における大問題は投げっぱなしとなり根本的な解決はしない。
個々の作家が気が向いた設定だけ取り入れてリレー形式の世界を創っているので、連携もちゃんととれていないで矛盾しているルールも多い。(呪文やマジックアイテムの研究開発については特に。)

ここでエライのがwrath of the immortalsを書いたアラン・アトルソンだ。
Immortals’ FuryってシナリオがNPCの説明台詞が多くて、背景説明が本編の倍を占めるって吟遊っぽさはあるものの、
ブルースハードが投げっぱなしにした大問題の対策をなんとか決着させるアイディアを盛り込んでくれている!

Immortals’ Furyは3部作で赤箱、青箱、緑箱以上が挑むシナリオ。
つまり(合間にレベルアップの為の他のシナリオ使用は必要だろうけど、)
グラントリの謎を絡めた世界規模の大問題に決着をつけるにはWotI時系列に沿って
Immortals’ Fury1部 (L1~3)
Immortals’ Fury2部 (L4~14)
DA1 Adventures in Blackmoor (L10~14)
DA2 The Temple of the Frog (L10~14)
DA3 City of the Gods (L10~14)
Immortals’ Fury 3部 (L15~)
というシリーズ構成をすれば、PLもDMもモヤモヤしたラストをむかえずに済む!
但し、グラントリで重要なNPCを紹介する為にはX2アンバー館は外せない。(L3~6)
それと謎の探索についてはDMがオリジナルシナリオを書く必要があるだろう。

ともあれそうなると、DAシリーズも訳すか?って事にW
内容詳細確認は当然まだだけど、多分にPCはL15超えててもいい位じゃないかなー。
例によってモジュールの推奨レベルはアテにならないのと、なんせ舞台がブラックムーアだからねえ。
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