Keiさんの日記 「設定がどんなに重くてもいいのですけれど」

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Kei
Kei日記
2024/07/04 00:05[web全体で公開]
😶 設定がどんなに重くてもいいのですけれど
ご機嫌よう。

このお話はするかどうか迷っていたのですけれど。

何も言わなくてもキャラクターが重い設定になる素敵ないいタイトルがございますわ。 Dream Askew とか。Dream Apart とか。そもそもこれらのゲームのキャラクター設定はキャラクターの過去が重くなるようなプロンプトで構成されていますし、それに答えるだけでもひとつの物語になりますし、そもそもこれらのゲームは最初から「注意を要するテーマ」を扱っていますので、ゲームの運営に際してもそれに相応しい指針が示されています。一方で、遊んでいくうちに意図せずともキャラクター設定が重くなってしまうゲームもございます。青灰のスカウトとか。モンセギュール1244とか。これらも「注意を要するテーマ」のゲームですわね。そういえば好きなだけ重い過去を設定することができて、そのせいで苦しむゲームもございますわ。Wraith: the Oblivion とか。

「注意を要するテーマ」をゲームで扱うにはもちろん注意を要しますが、ですが、だからといって、ゲームで扱うには不適切だとか、ゲーム以外の場所で扱う方が健全だということはありません。そのように言われる筋合いもございません。
たかが(敢えてそう言わせていただきますが)ゲーム上の「注意を要する描写」すら満足に扱えない方々もいらっしゃいますし、そういった方々はあれやこれが気に入らないからブロックするなどという不毛な行為を繰り返したり、あるいはあれやこれやと不毛な圧力をかけてくるかもしれませんけれど、同意の上で遊ぶなら何の問題もございません。

とはいえ、以前にも申しましたが、わたくしはキャラクターの設定が重いことそれ自体は問題とは思いませんが、そのような設定を何万文字も書き散らかし、挙句にそのような設定を GM をはじめとした他の参加者に拾って欲しい、理解してほしいという態度だとしたら、わたくしの卓では問題視します。TRPG は一人の気持ちでは成立せず、語られる物語は卓の相互作用によって生まれるものですし、どんな動機であれ全員が物語を進めるか、何かしらの展開につながらなければなりません。殊更に、物語を止める理由としてキャラクターの設定を持ち出す行為は許されません。

GM として率直にいえば、ゲームが始まる前から余計なことは書かないでほしいですし、十分に不穏なプロンプトに答えるとしても、短いフレーズにしてほしい。なぜかというと、そこから物語が生まれるから。それなら他の参加者が拾えるから。余計なことを書いてしまうと、ゲーム的な物語の発展の余地がなくなってしまうから。

そしてもちろん、注意を要するような重い設定のキャラクターで遊びたいなら、そういうゲームでやってほしいですわ。そういうゲームがございますし、そういったゲームで遊んでいる方がより適切な方と遊べるのじゃないかしら。
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