愛善院さんの日記 「みそひと文字の世界救出」

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愛善院
愛善院日記
2020/07/08 09:26[web全体で公開]
😆 みそひと文字の世界救出
その世界には予言があった。
その世界にわざわいがあるとき
短歌(57577)を詠むことで奇跡を起こす
勇気と優しさを兼ね備えた英雄があらわれる、と。

七月七日、七夕に、
GM左遷さん主催のセッション
「賽と才あわせて災を打ち払え!みそひと文字の世界救済」
に参加させていただいた。



【日記記事タイトル「救出」×→「救済」◯】


平安時代のおあそびに『曲水の宴』というのがある。

盃が流れるような
小さな、けれどもしっかりした小川をつくり
その淵に詠み手がそれぞれ陣取り


(いまは以下学説は主流ではないが)
川上から盃をながし、
その盃が自分の前を流れきるまでに和歌か漢詩を詠む。
詠みきれない場合は、その盃の酒を干す。

という風に説明されるお遊びだ。


参加した、みそひとセッション。
なんとなくその曲水宴に似ている
(のではないかなあ、という)風情があった。
たまたまにして天の川の日なわけだし。

天の川に/盃浮かべ/カササギの/渡せる橋の/千鳥なりけり



PLは、ぞうさん、エバンさん。(+私)

PCは、どの世界から持ってきてもいい
クロスオーバーのできる世界なのであるが

おふたりともクトゥルフ出身で
ぞうさんが「苅田孔明」
エバンさんが「受付の騎士」
私が「塚谷陣」

……お気づきでしょうか、
短歌を詠む世界だと言っているのに、
『戦争』っぽいワードで名前が構成されていることに。


ともかく。
この3人で、順番に短歌を詠むことになるわけだ。

で、ただ詠むだけでなく、
詠むことによって敵にダメージが入り
そうやって敵を攻略していく、というのが本筋。

さらに、いちごつみ(一語摘み)

前の人が詠んだ歌の句(部分)をダイスロールで決定して
それを使って次の歌を歌い継げれば
(チェインできれば)
与ダメージがどんどん加算されていく、
という。

さらに、その世界に覚醒して
ジョブスキルに目覚めているので、
1戦闘にPC1人につき1度ずつに限り、
自分のジョブスキルを使うことができる、と。

ざっとしたシステムはこのようであるが、
この面白さは

キャラクターロールをしながら
キャラクターらしい、その場らしい歌を
即興で作り出すというそれぞれの妙技にある。
(しかも、チェイン狙いで、ほぼ毎回
必ず前の人の歌の一部を引き継ぐという縛りプレイ)


おんせんルームのチャットでやったのだが

速詠、即詠み、
しかも
良い風景とか良い語句できっちり皆詠めてるのが
ちょっと神業というか、

脳汁ですぎじゃなかろうか、という。

創作されたシナリオの上で
さらなる創作をする。
本当に、他の人の詠んだ歌が面白くて
ものすごく興奮した夜であった。


またGM左遷さんの采配や舞台の作り方が面白い。

背景画像が、 いちいち笑顔にならずには居られない
ワクワクが押し寄せてくるのが愛しかった。


ともあれ、

このたびは/うたたねひろう/寝子なれど/さめたりければ/ゆくはマタタビ


歌意
この度の旅は「歌のタネを拾う」つもりでしたが
「疲労でウタタネ」をしてしまいそうなキャラでした。
さて、寝る子といえばネコ、
左遷さんは「サメ」ですが、眠りから「覚め」たら、
ネコの好きな「マタタビ」ではなく、
ゆくゆくは「また旅に」誘ってくださいね。
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レスポンス

左遷
左遷愛善院
2020/07/08 12:51[web全体で公開]
> 日記:みそひと文字の世界救出
>平安時代のおあそびに『曲水の宴』というのがある。
そんなものあるんだ……。

愛善院(関根キリコ)さんのような教養が深い方に参加していただくということで、実は少し緊張していましたが楽しんでいただけたようで良かったです。
友達申請もありがとうございます!
こちらこそまたコミュニティやセッションなどで一緒に遊んでいただけると嬉しいです!

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