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😶 海の星子 それから 空が青く見えるのと、海が青く見えるのは理由が違うのだそうだ。 いつもの朝、いつもの時間。 けれど、何故だか青色に心惹かれる自分がいた。 スリッパの色に、ガラスの花瓶に、カーテンを開けば広がる空に、視線が吸い寄せられる。 気もそぞろでテーブルにノートを広げると、ペンで数度、紙を叩いた。 Blue、Cyan、Sky、Aqua、Lake、 思いつく端から青の名前を書き連ねていく。 Navy、Iindigo、Cobalt、Cerulean。 天国、天国かぁ。 何かが網にかかったような気がしてペンを止める。 ジェット機が雲の上を飛び回り、人工衛星は成層圏のそのまた向こうで落下を続け、宇宙探査機が星の海を渡るこの現代で。 わたしたちはどこに天国を想えばいいのだろう。 目を閉じると、瞼の裏、その帳にいくつもの星が瞬いた。 空が青く見えるのと、海が青く見えるのは理由が違うのだそうだ。 空は青を散らして蒼く、海は青を弾いて碧い。 初めてそれを聞いた時、空の身軽さと海の頑なさを思った。 散らされて、弾かれた青の行き先を思った。 カーテンを開くと、窓の外には澄んだ青空が広がっている。 空からこぼれた迷子の青色可視光線。 ようこそ、地球へ。 心細かったかしら。 故郷が恋しかったかしら。 それでも何か1つくらいは、素敵なものが見つけられたかしら。 いつもの朝、いつもの時間。 けれど、何故だか青色に心惹かれる自分がいて、どこからか「ありがとう」と声が聞こえてきた気がした。 ーーーーーーーー 先日、柏木様キーパーで音並木涙作の「海の星子」に、アメリカ人翻訳家Angelina Sullivan(アンジェリーナ サリバン)参加させていただきました。 先日?ん?先日?日本語って便利な言葉だとオモイマス。3か月経っちゃいました。舞台は好みで登場人物たちも面白かったりかわいかったりだったんですけど、自キャラが迷走気味だったのもあって筆が止まっちゃってました。すみませんんんん。先日(こっちは本当に近々の先日)、まだですか?って催促されてしまって、びっくりしつつ、参加を覚えてもらっててありがたいなあって思いました。 という訳で後日譚妄想です。 日記書き始めた頃はこんな風に完全に自キャラの後日の風景に少し内容や成長や傷跡を匂わせる程度で書いてたなーと懐かしく思い出したりしました。 改めまして、Rouninさん、瑠奈さん、そしてキーパーの柏木さん楽しい時間をありがとうございました。シナリオ製作者の音並木涙様にも感謝です。 またよければ一緒に遊んでください。
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