ノッピラーさんの過去のタイムライン
2022年11月
夏風⇒ノッピラー | |
2022/11/30 11:20[web全体で公開] |
ノッピラー | |
2022/11/29 23:28[web全体で公開] |
😶 演じ分ける高揚感、失い続ける寂寥感 先日、こちら(https://sites.google.com/view/yugaminoakashic/)の「歪みのアカシック」体験卓に参加してきました。 現在、仮設サイトと体験版が無料で公開されているこのシステム。地球に記録された「誰かの記憶」と、その記憶から得た「秘術」で戦う、いわゆる「異能力バトルもの」ではあるのですが、ツボを突いてきた点がいくつかありました。 1. 多重人格 RP 多重人格の PC を作成したことがある方もいるでしょうが、歪みのアカシックではデフォルトがこう。シナリオ中では、判定(あるいは PL のノリ)次第で人格が定期的に入れ替わります。 あくまで PC 達は記憶(=他の人格)に支配されることに抵抗しながら戦いを続けているので、良い状態ではないはずですが……さておき、PL は気楽に RP を楽しめます。 例えば、現代人三人が話していた場面が急に武将達による軍議に変わったり、時代も生まれた国も(場合によっては生きている世界すら)違う人物が喧嘩したりする可能性もあるわけです。 興が乗り過ぎると、カオス化して収拾がつかなくなる可能性も懸念されますが……それはシステムが悪い(掌返し) 2.クレシャス(煩悩)の消費 「誰かの記憶」に支配されずに自我を保つための、PC 達がデフォルトで持っているリソース的な物。 思い出の写真だったり、昔から好きな食べ物だったり、愛着のある道具だったり……そんなものを PC 作成時に7個決めます。そしてシナリオ中で「消費」していきます。 消費されたものに対する執着心や思い出を、知らず知らずの内に PC は失っていきます。思い出の写真は、何気ない一枚に。愛着のある道具は、よくあるツールに。 そしてシナリオのエンディングで、このクレシャスを失った PC の場面が展開されるわけです。 日常を勝ち取る一方で、大事なものを取りこぼす。そして、そのことに PC は気が付かない。これがとても良いですね。センチメンタル全開。 場合によっては、形容しがたい喪失感の余韻を引き続ける可能性もありますが……これはシステムが悪い。 好き嫌いが分かれる点もある一方、こういうシステムは好きな人はとことん嵌まるというのがお決まりです。私はやられました。 「歴史上の人物や、空想上の人物を RP してみたい」「ビターエンドやメリーバッドエンド系も楽しめる」 そんな方には是非オススメできる内容でしたので、興味があれば仮設サイトを覗いてみると楽しいかもしれません。