😶 三上兄妹の会話録 英軒「おーい!典子ぉ!GWだぞぉ!」 典子「知ってる。だから抱きつかないで。」 英軒「そんなに冷たくしないでよ。それに新年号にもなるんだぞ!」 典子「知ってる!新聞とってるんだから!!」 英軒「まぁまぁ。それで、今日が平成最後の日だけど、何かやりたいことはある?お兄ちゃん今日は奮発するぞ!」 典子「・・・じゃあ、一つだけ。」 英軒「良いとも!危険なことじゃないよね?」 典子「兄さんに質問。」 典子「何でいつも右目を隠すの?」 英軒「・・・それは、」 典子「私は言ったよね?紅目の怪異に襲われて、気づいたら左目が、左目『だけ』が奪われた。」 典子「その時に兄さんが助けてくれた。それ以来だよね。兄さんが過保護になって、右目を隠し始めたのは。」 典子「正直に言って。質問、その、その、右目は兄さんの物?」 英軒「・・・ああ、見せた方が早いだろう。」 英軒は右目を隠す前髪を退けて、右目を見せつける。 その右目は、中心は黒く、外周は白い、左目を全く同じ物だった。 英軒「これはただ単に俺のファッションセンスだ。深い理由なんてない。」 典子「・・・」 英軒「ごめんな。ややこしくて。」 典子「全く、そんなんだから遊馬君も変な髪型を真似するのよ!」 英軒「ガーン」 典子「さ、平成最後の時間よ。集中して!無駄口叩かずに!」 英軒「は〜〜〜い・・・」 英軒(危なかったな。友達に幻術かけて貰って良かったな。) 英軒(にしても、典子はもうここまでたどり着いたか。) 英軒(さ、この後は忍務もある。) 英軒「すまん!仕事行ってくる。」 典子「あら。行ってらっしゃい。晩御飯作って待ってるから。」 英軒「行ってきまーす!!!」 典子(う〜む。また危ないことしてるし。) 典子(多分兄さんは、私がシノビの事知らないって思ってるんだろうなぁ。) 典子(全く・・・) 英軒(うむ。典子がまた危ない事してないといいけど、) 英軒(でも、シノビから逃げる事は無理だよ。) 英軒(全く・・・) 三上兄妹「そういう所がまだまだ未熟。」
😶 アレスフォーの日記 今日は数日間滞在した村から出発した。 シドからはフード付きのマントを餞別としてもらい、西を目指して歩いた。 西。今向かうのは“大舞台”とも呼ばれる国だ。 そこで、新しい遺跡の情報を売る。推定2000G。いっしょに発見した人たちは売る気はないようだ。 だから、人口と、人通りの多い“大舞台”に売ることにした。 ・・・だが、これは全て過去形で言えるだろう。 今はその遺跡にいる。蛮族は平均よりやや多め。 ・・・荒地の主から逃げているところだからだ。
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