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😶 (考察)レネビとEXレネゲイドとアニマルオーヴァードのお話 正直私は雰囲気でレネゲイドビーイングをやっている。そもそも数えるくらいしかやったことがないけど。 まあもちろん彼奴らは人間ではないということは分かっているのだが、逆に言えばそれくらいしかパッとわからない。 そこで本稿では「レネゲイドビーイング・オリジン:アニマル」と「EXレネゲイド・動物」と「アニマルオーヴァード」を比較考察し、ダブルクロスの設定におけるそれぞれの境界線を検討する。 ①レネゲイドビーイングとEXレネゲイド レネゲイドビーイング(以下『RB』)に共通する特徴は2つ。1つは「人間とコミュニケートできる」こと、もう1つは「自分をレネゲイドの一種であると自覚している」ことである。 一方、EXレネゲイドは「人間以外のものを侵蝕するレネゲイド」であり、無機物やヒトに比べ知性の低い生物が覚醒したものを指す。彼らはレネゲイドの衝動に耐えうる理性・意志を持たないため大半がジャーム化する。 RBとEXレネゲイドの差異として「自分をレネゲイドだと認識しているか否か」が挙げられている。 ここから推測される点として、RBの場合は「自身は元になった存在そのままではないと自覚している(=私はこれまでのタマ(猫)ではないと認識している)」、EXレネゲイドの場合は「覚醒したりしたけれど、わたしはタマ(猫)です」という認識を有していることが挙げられる。このことは『カッティングエッジ』でも触れられており、RBはその自我の主体がレネゲイドウィルスであることが述べられている。 以上の議論から、RBとEXレネゲイドに関して次のように線引きすることが可能であろう。 自我が素体と異なる 素体の自我を引き継ぐ RB/ /EXレネゲイド なお、公式シナリオ『Truth or Fiction』にある通り、すべてのRBが自分はオリジンと異なる存在であるということに自覚的であるとは限らない。その辺はPLとGMの任意ということであろう。 また、RBの形態分類として、自身の肉体を持つ「独立型」、寄生した宿主の意識を封じ操る「支配型」、宿主の意識を封じない「協力型」が存在する。「支配型」「協力型」はRB独自の形態だが、「独立型」のRBはEXレネゲイドとの区別が難しいだろう。この点に関してもやはり「自身がレネゲイドか否か」という認識があるかどうかで判別できるものと思われるが、仮にRBが自分の出自を忘れていたり「自分は本物である(RBではない)」という偽りの記憶を持ってたりするともうどうすりゃいいのか筆者でもわからない。 ②EXレネゲイドとアニマルオーヴァード めんどくさくなったのでここからめっちゃ簡潔に述べる。出典明記とか知ったこっちゃねえ。 EXレネゲイドは『人間以外のオーヴァード全般』を指す。具体的には小動物や虫や草木、機械やらなんやらである。しかしこいつらは衝動に耐えられるほど自我が強くなかったりそもそも感染・覚醒して初めて自我を得たりっていうのがほとんどなので基本的に厄介者である。 そんな中に『EXレネゲイドでありながら人間と同等の自我を持ち、衝動を制御している”動物”』が現れる。話の分かるやつだ。 彼らこそがアニマルオーヴァードである。 以上の議論を踏まえた図が以下である。 自我が人間と同等 自我が未発達・未熟 RB// Aオーヴァード/ /EXレネゲイド 人間とコミュニケート可能 コミュニケーションは不全 ちなみに、Aオーヴァードといってもその種族はさまざまである。一般的に「賢い」とされるイヌやネコはもちろん、ネズミやヘビ、果てはサメなどもAオーヴァードになれることがワークス表により明らかにされている。 一方でEXレネゲイドは、PCが扱えるデータだと『生きている剣』やら『自動追尾ミサイル』やらとやたら無機物が推されている。 ③RBとAオーヴァード EXレネゲイドのキャラクターの創造はサポートされていない。そのため実際にPCが作れるキャラクターは表題のRBかAオーヴァードである。 ①でも触れたが、RBとそれ以外を分ける基準の一つに「自分がレネゲイドである(オリジンとは異なる存在である)ことを認識しているか」、というものがある。しかし、もう一つ基準がある。 それはRBのみが習得できる初期エフェクト《ヒューマンズネイバー》の存在だ。 効果文に「あなたは人間そっくりに装うことができる」とある通り、このエフェクトがある限りRBは人間に擬態することができる。一方でAオーヴァードは自前でそういったことはできない。シンドロームによっては可能かもしれないが。 以上の議論から、RBとAオーヴァードの境界線について、以下のように図示できる。 人間形態をとれる とれるとは限らない RB / / Aオーヴァード // EXレネゲイド ちなみに「広義の動物には人間も含まれるのではないか」という指摘は受け付けない。AオーヴァードはEXレネゲイドの一種であり、かつEXレネゲイドは「人間以外のオーヴァード」であると示されているからだ。 ④結び シナリオ執筆にかけるべき1時間でこんな駄文・駄考察を産んでしまった後悔をつらつらと語りたいが、見苦しいのでやめておく。私がこれを書こうと思ったのは「ダブルクロスで動物キャラするにはどうすりゃいいの!?」という叫びを受け取ったからである。 もちろん軽率にキュマイラやRBを勧めればいい話であり、そうしようと思ったのだが、「そういえば動物由来のRBってどうRPすりゃええねん」と思い当たり、自戒の意と整理のために筆を執ったもとい鍵盤を叩いた次第である。 もうオチの付け所を見失っているので、動物モチーフPCを作成するにあたっての(私なりの)指針を以下に述べて論を畳もうと思う。もう少しだけ続くんじゃよ。 ①シンドロームに『キュマイラ』を指定し、《完全獣化》やEE《眠れる遺伝子》を取得する。 動物と言えばキュマイラである。「この子キュマイラだから常にゾウの鼻が生えてるんです」って言っても誰も咎めない。いややっぱり常時ゾウ鼻モロ出しはご勘弁願いたい。猫耳とか肉球とか尻尾とかにしてくれ。 キュマイラを選択するデメリットとしてはビルド型が限られる点である。この子は近づいてバ火力で殴る近接パワー型かみんなを守る肉盾型かぐらいしかできない。クロスやトライで相方を得るにしても、覚えるエフェクトが軒並み脳筋だからやっぱり幅が狭く、フレーバー要素だけでとるにはあまりにも重すぎる。サプリマシ環境なら他の型も不可能ではなくなってくるが…正直リアル金銭的にも効率的にも道楽の域を出ない。 ②レネゲイドビーイングで《オリジン:アニマル》を選択する。 レネゲイドビーイング(RB)は種族名を指し、シンドローム(クラス)である『キュマイラ』とは異なる。 オリジンとはすなわち「RBとして覚醒する前の自分はなんであったのか」を指す。分かりやすく言えば前世。オリジンがアニマルである場合、あなたの前世は動物であり、いつでも変身できるという設定が生まれるのだ。このエフェクトを使用すると人間としての姿から前世の姿を現すようになる。その演出の幅はPLの裁量に任せられているので自由。 デメリットとして、《オリジン:アニマル》は「素手の攻撃力を加算する」効果である。増加量はバカにできない。もちろんRPのためだけにこのエフェクトを取ったから、実戦では一切使わないぜ!というスタイルを否定することはできないししちゃいけないのだが、それならばわざわざ基本侵蝕率が上がるRBを選択する意義もシナリオの都合以外に存在しなくなってくるのだ。面倒くさいね、人間って。 ③レネゲイドビーイングで《オリジン:レジェンド》を取得する。 RBとオリジンの説明は上で行ったので割愛。オリジンがレジェンドの場合、都市伝説や噂話、伝説上の存在を素体とするRBとなる。分かる人なら「ミーム存在」や「デーモン(デモンズソウル)」と説明した方が伝わりやすいかも知れない。例としては妖怪そのもの(EXレネゲイド)ではなく、妖怪のイメージが実体化した存在、と言えばよいだろうか。 設定を自由にフかせられるのでよく用いられるオリジンである。しかも効果も能力値に直接効くので使い勝手が良い。 難点があるとすれば一見して納得できる設定を練る必要があるくらいだろうか。それもここまで読み進めてくれた方であれば簡単な話であろう。 ④アニマルオーヴァードを選択する。 つらつらと語ってきたアニマルオーヴァードだが、そもそもサプリによる追加ルールであるため当然採用卓は限られる。そのうえ前提ステージが特殊であるため輪をかけて採用されにくい。もっといえばこのルールが掲載されているサプリ自体所持者が少ない。そして筆者はアニマルオーヴァードのPCを見たことがない(作ったこともない)。 ルールに習熟しサプリを購入したとしても、使えるのは”ガチ動物PC”であることも考慮してほしい。ほかの参加者が全員Aオーヴァードならともかく、諸悪の根源を前にして人間PCがかっこよく啖呵を切る中一人だけ「ワン!(このクソゲス野郎!俺の刀の錆にすらなることなく散るがいい!いくぞ!南無三!!!!)」とか発言することになる。すっげぇ楽しそうとか思ってしまったけどどうにか思いとどまってほしい。 いかがだっただろうか。誰がどこまで読んでいるか不明なので、ここまで読んでくださった方はお願いだからいいね!を押してほしい。シナリオも書かず初心者向けサマリーも組まずに過ごした筆者の90分に意味を与えてあげてほしい。そしてできることなら一緒にダブルクロスを遊びましょう。あとレネゲイズアージ収録シナリオ『Double Mind』の卓を立てて私をPC1に迎えてほしい。できれば280点環境全サプリ使用可能であってほしい。
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