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😶 シーン制度の話(ダブルクロスほか) 僕が遊んでいるダブルクロスほか、FEAR社出版のシステムでは多くのゲームが「シーン制度」を取り入れています。 これは映画のように場面場面を切り取ったものを繋げて演出するものですが、実はこのシーンの処理と言うものは現実の時間経過順になっていなくても良い、というテクニックがあります。 これは何かというと例えば1つ目のシーンで大阪にいたキャラクターが、次の2つ目のシーンが北海道であったとしても登場しても良い、と言うものです。 GMの裁定によっては時間経過が無いので却下されると言う事もあり得ますが原則的には出ても問題はないものです。 そのため、現在と過去が行き来するようなシナリオを組まれた場合であっても 現在のシーンに出た後でリソースが変動しても過去のシーンで巻き戻す必要はない 逆に、過去のシーンだからと言ってもリソースを使用すると時間経過したからと言って回復する訳ではない というものです。 登場しなかった時に回復する、という処理を挟める場合は過去のシーンで消耗したから現在のシーンで登場しないと言うのは一つの手です。 ダブルクロスで言えば登場するたびに侵食率というパラメータが上がって行きますが 現在のシーンで60になっても続く過去のシーンに登場した場合は60から上がるという形で良いのです。 その過去が100年前であろうとも。 過去のシーンから時間が経過しているから自然治癒で治ると言う事でも無く セッション中は回復するための行動を取らなければリソースは回復しません。 これを知っているとちょっとテクニカルな構成のシナリオを作りやすいかな、と思います。 それともう一つ大事なのが、シーン制度のゲームでは別行動を取ったとしても、全てのシーンに同行しても別に良い、という事があります。 勿論これもGM裁定で「先ほど登場したPCは登場できません」と裁定される事はあります。 ですが、電話をかけたり能力を使う事で連絡を行う事も可能です。 1つ目のシーンで大阪で調査をしていたPCであっても2つ目のシーンで登場しても良いのです。 「一方そのころ」という言葉を多用される場合がありますが、これは本来であれば間違いです。 また、移動に関する時間も考慮しない事が多いので1つ目のシーンに登場したPCが2つ目のシーンに登場したから時間経過がある、という事は原則ありません。 恐らくシーン制度のシステムの場合は何シーン経過したかでカウントする方がシステムの意義としては正しいかと思われます。 結局これもGM次第ではあるのですが、これを押さえておくだけでもシナリオ作りの幅が広がるのでちょっと覚えていただけると良いなと思いました。
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