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😶 ワースブレイド第24回 さて楽勝続きで少々緊迫感に欠けている戦闘が続いたので強敵を用意することにしたものの、では何を用意するかというと悩ましい。 術者は続いたので避けたいところですし、さりとて並の怪物では苦戦すら難しい。数を用意すれば話は変わってきますが、数が多いと事故の可能性が増えますし、何より処理に時間がかかる。 そういうわけで「PCと同条件で作られた戦士」を用意することにしました。成長分がないのでその分トータルでは劣るものの、戦闘技能がメインなので専門技能にもそこそこCPを割いているPCよりも実際の戦闘力では上ですね。そのあたり不安ではあったものの、PCに残使命達成点(LUC回復値)が貯まっていたのでいざとなれば無理が利くと判断してそのままいったわけですが…… 今回は参加者2人だったので流石に戦士の他に雑魚などを用意するのは危険すぎる。さりとて1人で2人相手に戦うとなれば相応の理由がいるのですが、自信過剰というのは以前使いましたから今度は別の理由にしたいわけです。 今のPC達は冒険を繰り返してきましたから、誰かを助けたこともあるわけですけど、もちろん逆に誰かを傷つけたこともあります。ですのでここは単純に復讐ということにして、戦士は以前PCが殺めたNPCの縁者ということにしました。 ただ自信過剰ではないのですから、たとえ不利でも諦めないにしても出来れば有利に事を進めたいわけです。となればPCについての情報を集めて隙をつこうとするでしょう。 そういうわけでPCを探る動きがあることを知ったことが今回のシナリオの起点でしたね。 動機まではその時点では分からないものの、よくない意図があるのは間違いないでしょうしPC達はなんとか探っている奴を見つけ出そうとして、結果見つけ出すことには成功しましたが戦士もそれを想定していたことまでは考えが及ばなかったようでした。 戦士との戦闘は序盤は膠着状態に陥りました。 せいぜいPCの1人が軽傷を負った程度で形勢を傾けるような流れにはならずお互いにけん制している感じでしたね。 そうしてじりじりとチャンスを待っていると戦士の出目が腐ったので、ここぞとPC達が仕掛けたのですが攻撃やダメージの出目が腐って有効打を与えられず。逆に反撃でクリティカルを食らってPCの1人が一気に重傷に追い込まれます。 そのPCはLUCをつぎ込んで辛うじて気絶を避けたものの、次のセグメントはWILロールに失敗し痛みで動けなくないことになりました。 ここで追撃をくらえば昏睡は必至。クリティカルなら死亡すらあり得る局面でもう1人のPCが隙が大きい(イニシアチブと防御が下がる)がダメージの増える捨て身攻撃に出ます。つまり重傷のPCに追撃をするならば甘んじてそれを受けなければならず、捨て身攻撃を潰しに先にそちらのPCに攻撃をするなら重傷のPCへの攻撃は諦めなければならないという二択を迫ったわけですね。 流石に危険を無視できず捨て身攻撃のPCに仕掛けた戦士の攻撃は、先に負わせていた軽傷と累積してそのPCを重傷に追い込むもののPCは何とか踏ん張って捨て身攻撃を敢行し、無傷だった戦士を重傷手前まで追い込みます。 かくして重傷のPC2人vs重傷手前の戦士という最終局面にいたった次のセグメント。PC達はどちらも痛みをこらえて行動でき、イニシアチブでも戦士を上回ります。 ……ここで決めると意気込んだPC達にダイスの女神さまは微笑んでくれなかったのですよな。 どちらも攻撃の出目が腐って当たらず、戦士の反撃がクリティカルしてPCの1人が昏睡に。もう1人のPCも次のセグメントに痛みで動けないところを倒されるという終わりを迎えました。 これでこのキャンペーンの日記はセッションに追いつきましたが、死亡したPCのPLは新PCで参加という形になりましたね。 今回参加できなかったPC(仇という意味では戦士の肉親をその手にかけた当人)もいますし、いつか戦士にリベンジするシナリオでもやれればと思います。 余談になりますが私はシステム&シナリオにもよりますけどこのキャンペーンでは「基本的に失敗する可能性もある」という難易度にしてあります。このような冒険をするシステムで冒険と銘をうつからには失敗のリスクが相応にあるべきだと思うからです。そのリスクをプレイ(工夫)によって減らして成功するのを楽しむというスタンスですね。 ですが「失敗する可能性が(ほぼ)ない」というプレイもあるかと思います。「成功する為にどうするか」ではなく「どう成功するか」を楽しむ感じですかね。私は「リスクがほぼないのに冒険と言えるのか」とか「どうせ成功するのに成功すべく工夫する必要があるのか」とか思ってしまいますが、限られた時間を費やす娯楽で思うようにいかず楽しくない時間を過ごしたくないというのも確かでしょう。 これは正しいとか間違っているという話ではなく嗜好の問題ということになりますが、私のセッションが合わない人が多いのもむべなるかな。 とはいえ自分が楽しめない卓をしても仕方がないですし、楽しめる枠を広げるのが一番なのでしょうがなかなか難しいですね。
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