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😶 マジックブルーの境界線(ネタバレあり) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)ご機嫌よう。そんなわけでネタバレありのエントリなのですわ。今後このシナリオを遊ぶつもりのある方、遊ぶかもしれない方は、お読みにならないよう。 そして。セッション後の感想回でのネタ明かしで明かされたネタも含みますの。 さて。 わたくしが演じたのは、高校でいちばんかわいい男の娘です。もっと可愛くなるために全てを注ぎ込んだことにして、能力値も技能もピーキーに仕立てました(DLや他のPLの承認をいただいておりますわ)。いつも持ち歩いているリップが、いい感じに役だったかしら。 「マジックブルーの境界線」は、どういうわけか逃避の世界?フラスコ?に飛ばされてしまったわたくしたちが、そこで一人の少女に出会い、「わたしを空に連れてって」とお願いされるお話です。ですが、わたくしたちは、この少女に疑問いっぱいでした。この子は誰? どうしてこんなところに一人でいるの? どうやって生きてるの? たぶんわたくしたちのお話は、序盤の父親の部屋で決定づけられていたのかしら。彼女はこの部屋に入ろうとしないし、そこで手にした情報も、彼女に見せてはいけないように思われましたし、わたくしたちは、ここで見つけたものを彼女から隠すことにしました。ですから、彼女にとってのわたくしたちは、単純に彼女を空に連れて行ってあげる人であり続けました。彼女が頑なに入れてくれなかったキッチンが何もない埃まみれの空間だったことも、わたくしたちが彼女を疑い情報を共有しない理由になりました。もちろん、彼女がわたくしと同じくらいに可愛いことも。 そして、途上で得た情報も、全て彼女から隠し続けました。この屋敷の最下層に空がある、一緒にいきましょう、それだけしか。 彼女にリップをつけてあげたり、髪を編んであげたりして「仲良く」なったり、手を繋いで地下を歩いたりもする一方で、わたくしたちは最後まで彼女が人間ではないのではないかという疑いを抱いていました。彼女が父親の死を受け入れることができるように場面を整えたりもしながら、それでも、彼女が人間ではないのではないかと疑っていたのです。 ですから父親の死体も漁りませんでした(これが唯一の逃した情報だったそうですわ)。 けれど、彼女が人間ではないかもしれないというのは、ミスリードなのでは? そうして、本当の空を見にいきましょう、と手を差し伸べたのです。 ですから、わたくしたちのセッションでは、彼女自身が自分は人間ではないのではないかと疑うことはありませんでした。そうした疑念は全てPCの、PLのものでした。 彼女に情報を与え、彼女が悩むというのがどうやら正規ルートだったそうですが、わたくしたちだけが悩むルートで本当に良かったと思いますの。最後の場面で、彼女自身が自分は人間ではない(かもしれない)などと言ったら、わたくしは手を差し伸べませんでした。彼女自身が悩んでいたら、感想はだいぶ違っていたかもしれませんね。 そんなこんなで。良いシナリオだったかと存じますし、何よりもご一緒させていただいた方々が素敵だったので、素敵なお話でしたわ。
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