愛善院さんの日記 「僕らのえんぴつ運び(ルール)」

	愛善院
	2020/08/07 11:37[web全体で公開]

🤔 僕らのえんぴつ運び(ルール)
（▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼）
良い子は真似しないでください。

準備として
まず、一本のえんぴつを用意します。

えんぴつの片側はよくとぎます。
もう片側はとがないことにします。
消しゴムがついているやつでもよいでしょう。

プレイヤーはふたりです。
お互いに、右手の人差し指だけを使います。

人差し指の「指の腹」を使い
ふたりで、えんぴつを持ち上げます。

このとき、
ひとりは尖ったほう、
もうひとりは消しゴムのほう、
を支えることになります。

また、相手の指の腹に向かう
「ちからのベクトル」が
そこそこ等しい状態でないと
持ち上がらないことが分かるでしょう。

この持ち上げた状態をキープして
スクワットを20回行います。

そののち、25メートル歩きましょう。

相手のことを、どう思いましたか？

また、
人差し指の腹だけでなく、
おでこでもやってみましょう。

相手のことを、どう思いましたか？

さいごに
「えんぴつではなく、
コンパスでやってみましょう」
と言われたとしたら、

相手のことを、どう思いますか？




世の中が「密を避けよ」と叫んでいるからこそ
こういう安易にやるべきでない
危ないゲームのルールが記述できるというもので

これ、本来は、
その行動を監視する人間が近くにいて
かつ、目的が「互いの信頼を深めるため」という
ときじゃないとやってはいけないもの。
(特に、子どもだけでやらせると
将来的に深いトラウマができる危険があると
警告はしておく)


なのだが。

これ系のギミックは、しょっちゅう作る。
協力しないと目標は達成できないが
片方には不利益がある可能性がたかく
片方には極端に無害、などの、いわば
【非対称協力】

オンラインセッションの治安で、
これは、できるのだろうか。

TRPGのひとつの方法。
こういうアンバランスでいかに協力できるか。

弱い者が弱い者を見つけていじめる世界でなく
強い者が弱い者をいちはやく気づいて救う世界は

まだまだずっと先なのかもしれないけれども、
少しだけ淡い期待があったりもする。

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