左遷さんの日記 「『賽と才、合わせて災を打ち払え!【三十一文字の世界救済】』感想」

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左遷
左遷日記
2020/07/12 23:24[web全体で公開]
😶 『賽と才、合わせて災を打ち払え!【三十一文字の世界救済】』感想
2020年7月7日(火)21:00~00:00

システム『三十一文字の世界救済(仮)』

GM的感想
普段遊んでいるシステムが異なるコミュニティの方と、一緒に遊びたい! という思いで募集するこのセッションもこれではや三回目。

今回は世間一般では七夕、短歌的には下の句である77にかこつけた日付での開催。
ただ募集してから思い至ったのですが、7月6日の方が『サラダ記念日』として短歌界隈的に良かったかも……?

まあ七夕ということでそれに結び付けた作品が詠まれたりしましたので、結果オーライということで!
(詳しい様子はリプレイにて。//trpgsession.click/topic-detail.php?i=topic159420315337)

地味にリプレイ化をする都合、毎回新しいシナリオを書き起こしているので初回・二回目問わずご参加いつでも歓迎しております!
もちろんコミュニティに参加されていない方の飛び込み参加も大歓迎!


さて、このたびの冒険は辺境にて暴れている山賊たちをどうにかして欲しいとのこと。

依頼を受けたPCさんたちは、早速丘を超えて山を越えて谷を越えて件の村へ。

そこで遭遇するは村人にみかじめバナナを要求する、山賊の下っ端・二匹の猿!

PLさん全員がすでに歌詠みコミュニティに参加されているだけあり、短歌の腕は十分。
危なげなく華麗な短歌を詠み繋げ、職業スキルを誰も使わないままこれの撃退に成功します。

下っ端を退けたお礼にと村人に宿を提供され、一晩を明かし、長旅の体力を回復させた一行。
翌日も早いうちから、短歌拷問をチラつかせ脅した下っ端から聞き出したアジトへカチコミへ。

待ち受けていたのはミザル・キカザル・イワザルの三匹のボス猿……!
日光で見たとか連携最悪そうとか軽口を叩きつつ、戦闘へ突入します!

流石にボスを名乗るだけあり、それなりの時間を必要としたものの、こちらも問題なく撃破。
バナナの皮を食べ散らかす山賊猿たちはお灸を据えられ、滑って転ぶスケートリンクと化していた村は、無事綺麗な姿を取り戻したのでした――。


この冒険譚を紡いだPCさんたちがこちら。


苅田 孔明(カリタ ヨシアキ)さん
クトゥルフ神話TRPGからのご参加。
このシステムでの職業は風水師。なおダイス運に恵まれた結果逆にスキルを使う場面は。

恋愛に縁がないと言ったそばから、セッション当日の七夕にかけて織姫と彦星で恋愛の歌を詠まれたり。
その後も学校というお題から甘酸っぱい青春の歌を詠まれたり。

褒めの語彙力がないと言いつつ、「掛け軸にして飾りてえ」と非常に独創的な称賛をされていたり。

その才能を知らぬは本人ばかりなりと表現するのがピッタリな方でした。
行動順決定時にもどのポジションでも自信がないと言われていましたが、確実にどのポジションになっても活躍できる方です。

セッション終了後もいくつもアイディアを提供していただきありがたい限り……!
いただいたアイディアを活用して、次回はもっと楽しんでいただけるセッションにしたいですね!


受付の騎士(ウケツケノキシ)さん
クトゥルフ神話TRPGからのご参加。
このシステムでの職業は剣士。拡散する5点ダメージという非常に強力な一撃で計15点を叩き出される。

例え眠っているときでも鎧の中身は見せず、騎士という夢を守る御仁。
元の世界ではテーマパークに勤められているということで、やはりそういったスキルにも秀でているのですね!

兜越しに響く声を表現するために、セリフの打ち方も凝っていて、ロールプレイが薄くなりがちなシステムで個性を出す工夫がたくさん詰め込まれていました。

あとこれはリプレイ編集している段階で気付いたのですが、柿を盛り込んで詠まれた歌って敵が猿だったことからですよね……?
セッション中に出ていた猿蟹合戦というワードを覚えていて、合間にロールもしつつ、その時が来たら自然に歌に組み込むのちょっと凄すぎでは……?
(ダメージ管理とNPCのロールでいっぱいいっぱいになるGM並みの感想)


塚谷 陣(ツカヤ ジン)さん
このシステム専用にキャラクターを作られてのご参加。
職業は神官。危うく敗北になりかける場面での回復はハイライトの一つでした!

本当に、スキル使用からの畳み掛けるような短歌の詠唱は、流れが切り替わる逆転の名シーン……!

要所要所でも、NPCにする質問で世界設定を広げていってくださってありがたかったですね。
何分単発のセッションということで、そういった情報は必要最低限にカットしがちなので。
(まあアドリブで急遽作ったものもいくつかあったりするんですけど!)

またロールプレイで流れるように自然に差し込まれる短歌は、すごいとしか言いようがなく。
専門が俳句だから短歌は苦手とはなんだったの??? という。

一芸に秀でる者は多芸に通ずる……というには少々近い分野かもしれませんが、流石の腕でした。掛け値なしに。


今回のセッション一首
現実の 星は曇れど 電網の 中の出会いは しかと煌めき


最後になりますが、
ぞうさま
エバンさま
愛善院(関根キリコ)さま
プレイヤーとしてのご参加ありがとうございました!
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