フォレストさんの日記 「“飽きる”という視点からの幸福学」

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2023/07/25 22:03[web全体で公開]
🤔 “飽きる”という視点からの幸福学
 ど~にも最近は何事にもテンションを上げにくい。かつてはTRPGセッションはもちろん、ゲーム、漫画、小説、何事にもワクワクできていたというのに、最近は新しいサプリを読んでもヤリタイ欲が湧いてきにくい。どうして自分の感覚がそうなってきたのかとふと考えてみた。

 『幸福感とは何か』という問いの答えは主観や分野で大きく変わってきますが、脳科学の分野では“ドーパミン”という脳内物質が主に幸福に関連するといわれています(報酬系の脳内物質はほかにもありますが、シンプルに考えるためドーパミンのみに考察を限定します)。

 この“ドーパミン”、褒められたときや目的を達成したときはもちろん、意外なことに肝試しとかで恐怖を感じているときにも分泌されます。恐怖心を感じているのに幸福感を感じる脳内物質が分泌されるとは不思議な話ですよね?

 かなり大まかに説明してしまいますと、【人はこれまで知らなかったことを新しく知る時に幸福感を感じる】ように作られているわけです。
 ギャンブルの成功やツイッターの[いいね]稼ぎなどで幸福を感じてしまうのは、ギャンブル機の確率や他人の評価など、完璧に理解できない要素に幸福感を与えられるから。一日過ぎればまた新しいことが知れる(成功するかも、もっといいねもらえるかもと思える)ので、永久に満たせない幸福感を得られる。
 またゲームなどがいつまでも楽しく感じるのは、自分が成長して“よりうまくゲームができるようになった自分”を知ることができるから。これがつまらなくなるのは、“自分の成長速度を知って新しいゲームでも真新しさを感じないから”。

 これはクリエイティブな仕事をしている人は実感できるのではないでしょうか? これまでは楽しく絵をかいたりストーリーを考えていたのに、絵師や小説家として給料をもらうようになると恐ろしくつまらなく感じる。これはお金をもらうことが目的の作業になってしまうからですね。新しい技術を身に着けて、これまで知らなかった自分の成長を知るという幸福感が薄れてしまいます。

 そういう意味では、この世で最も長く幸福でいられる職業は最先端技術の研究員ということになりそうです。延々と数学の謎に挑んでいる研究者とか毎日楽しんでいるのかもしれません。

 長々と書いてしまいましたが、要約すると “新しく知ることは楽しい。知ってると楽しくない”。

 つまり今のTRPGに退屈を感じている自分がやるべきことは、新しいことへの挑戦。


 ……ココフォリアのゲームコンテストにやはり応募しますかね。
 上記の要素を考えたらTRPGプレイヤーに最も需要があるゲームの要素はおそらく……、“ハック&スラッシュ”、“ロールプレイを支える世界観”、“トレーディングカードゲーム”、“楽しめる幅広いキャラクタービルド”。ここら辺を満たせれば多くのマーケット層の需要を満たせるものになるでしょう。逆に“ヒロイズム”とか“極端に個性的な世界観”はおそらく邪魔な要素になると思われるので最初からバッサリ切る。

 あとはKP・GM不在でも複数人で遊べるシステムのアイディアがありますので、ココフォリアを半自動化すれば自分が主催しなくても遊べるTRPGが完成する。そうすればわざわざセッションを主催しなくても楽しめる場が提供できるので最大多数の最大幸福を満たせる。

 うむ、自分は合理的にいろんなことを考えることで楽しめるタイプのような人間だったようですね(ただし整合性のとれた日記が書けるとは言っていない)!

 クリエイティブなGMとしてより多くのプレイヤーに楽しんでもらえる準備、頑張らねば!
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