東方TRPGBRP版 シナリオセクション2

エミリオ(ハウスルール投函者)
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登録日:2020/04/25 20:48最終更新日:2020/10/28 10:36

古びた地図について

キャラクターが利用できるようになれば、古びた地図の内容は把握できる。あちこちしわや破れなどがある地図を描写する

キャラクターは地図を広げた。見るとあちこち古びており、痛みや劣化はあれど何とか読める具合に保っている。地図には、霊廟内部の構造や部屋の名前などが書かれており、5つの部屋がある、そのうちの2つが非常に大きな部屋となっている。中には細長い通路が通っている場所もあった

プレイヤーは地図の解読にすでに成功しているので(先ほどのロールで)ここでプレイヤーに構造に関しての手がかりを1つ与える事

考古学者のアレックスが部屋の名前を聞いたとき、一つだけ心当たりがあるという。彼は調査書籍として持ってきた古門書を1冊持ってきてページを開き始めた

プレイヤー資料1 霊廟内部は2階層となっていて、生前私兵として雇っていた用心棒達も埋葬されているという。恐らく、門番代わりとして同じ場所に埋葬させたのだろう

この情報に関してはダイスをロールするまでもない。アレックスが書籍通りの情報を提示してくれているからだ。ただ、他の部屋の詳細に関しては、文献には見つからなかったらしい

これらの情報が手に入ったので、プレイヤーは地図を片手に霊廟に挑むこととなる

シーン3:地下霊廟突入

プレイヤーに以下の文章を読み上げる

その石造りの古い建物は、アーチ状の形状に重い鉄の扉、そして両側に侵入者を見張るような悪魔の石像が立っていた。霊廟の正面は石造りの路面に面している。周辺は雑草が程よく生い茂っており、周囲の空気は張り詰めている。裏口などは無さそうだ。改めて、霊廟を眺めてみれば、相当の年月を思わせる佇まいに圧倒される。また、外から内部が見えないような作りは、侵入者を寄せ付けない印象を受ける

正面の扉は鍵はかけられていない。しかし内部から流れてくる空気はこれから戦いを思わせる雰囲気である。貴方達は意を決して内部に侵入した…

地下霊廟1階

部屋1:大広間

扉をくぐって内部に入ると、大広間に出た。周辺には逃げ遅れた作業員が大勢倒れている。他にも、苔むした石壁、戦闘の後なのか折れた刀剣や棍棒などが落ちている

倒れている人物はすでに息絶えているようだ。だが、周辺の壁には旧世界の言語で何やら色々書かれている。読み解く場合は「歴史」か「考古学」判定を行い。勝利した場合、”この霊廟の最深部に主を「ある」物と共に葬った。あいつは、炎が弱点だ。襲われそうになった場合、松明で追い払え”という当時の用心棒が残した注意書きを発見する。失敗した場合は特に何も得られない

そして、目の前には扉が2つ、正面と右側である。正面に進む場合は部屋2へ、右側に進む場合は部屋3に移動することとなる

部屋2:玄室

正面の扉をくぐる。するとそこは大きなテーブルの上に、酒の入ってない盃、空いたエール瓶など、恐らく、ここは宴会場なのだろう埋葬後、ここで宴会でも開く予定だったのだろうか?

この部屋は左に扉、右に扉がある。左に進むなら部屋4に、右に進むなら部屋3に移動することとなる

部屋3:宝物殿

ここは、多くの宝箱や財宝らしきものが眠っている。しかし、長き時を得て、湿気や様々な自然現象にさらされることとなり、今ではほとんど価値がないガラクタだらけの場所となってしまっていた。この場所の財宝を持ち帰っても完全に石や卑金属と化した当時の財宝は、値段のつけようもないだろう

ここには大広間に戻る扉と玄室に戻る扉しかない。元に戻るか?

部屋4:玄室2

どうやら、ここが地下1階の最後の部屋のようだ。奥には地下2階に降りる階段と、そこからは更に不吉なうなり声が鳴り響いてくる。下に降りると、今まで以上に慎重に行かなくてはならないだろう

GMへの注意:プレイヤーが霊廟を調べるにつれて、緊迫感が増す演出を出す様にしよう。霊廟の地下には、生前彼が雇っていた用心棒共の亡霊が潜んでいて見つけ次第、プレイヤーに襲い掛かってくるかもしれないからだ。また、このうなり声は玄室2にたどり着いてからも、玄室2に進む通路の中で聞こえるようにしてもいいからだ

地下2階

部屋5:石棺のある通路

地下2階に降りるとそこは両側に立てかけるように石棺が置かれている通路だった。一見誰もいないように見えたが…プレイヤーが通路を少し進むと、石棺がひとりでに開いて、用心棒の亡霊(グール)共が現れた!

GMへの注意:ここで初めての戦闘となる。石棺があるだけで何もないだろう。と安心させておいて、突然グールを登場させるわけであるが、登場させる際、より不気味に演出してもよいし、直球で石棺をぶち破って登場させてもよい

古代人の亡霊・一般戦士
グールとも呼ばれているこの種族はアンデット型の怪物で、1匹1匹はそこまで脅威ではない。ただし、彼らが群れを成している場合は非常に脅威であり、また、生前の記憶がかすかに残っている為、集団で現れた場合はフォーメーションを取っている場合がある

古代人の亡霊・一般戦士
戦闘ランク:1
STR35 CON25 SIZ25 POW20 DEX20
耐久力:10
ダメージボーナス:-1
ビルド:6
移動:8

攻撃
1ラウンドの攻撃回数:1
攻撃方法:グールは銃や刀剣で攻撃する

フォーメーション(ブレイブアーツ)
グールは徒党を組んでいた場合、連携を取って戦闘を挑んでくる
この場合、戦闘マヌーバーのルールを使って、誰か1人にフォーメーション攻撃を行う。亡霊とは言え
見事な連携を行うため、通常攻撃より強力で、2d1+1の通常ダメージとなっている

近接戦闘40%(困難20%・至難8%)
ダメージ2d1
回避27%(困難13・至難5%)

この戦闘に置いて、出現する亡霊は2体である、亡霊が1体でも倒されると、残りの亡霊は撤退する

キャラクターが亡霊の襲撃を突破して、部屋に静寂が戻ると再び探索開始、正面にだけ扉があるが、左側の壁から空気の流れか風の流れを感じる。この際、GMはPLに(目星)ロールを行わせること。ロールに成功すると、壁が一部が脆くなって崩れやすくなってるので、壁を破壊して隠し部屋に進むことができる

逆に(目星)ロールに失敗した場合は隠し通路の気配は気づかない。ただし、ゲーム上の支障はない

壁を破壊した先の隠し部屋に進むなら部屋6へ、そのまま正面に進むなら部屋7へ移動する

部屋6 大型チェストのある部屋

壁を破壊して先に進むと、大型のトレジャーチェストがあった。鍵は掛かってない。どうやら、ここには生前、資本家がへそくりか何かを隠していたようだ。開けるとそこには…

ここでGMは1d6を振って、以下のアイテムを入手する機会を与える

1d6が1 300グリニッジドル

1d6が2 300グリニッジドルと傷薬

1d6が3 500グリニッジドルとファイアボルトの巻物

1d6が4 600グリニッジドルとフレイムブラストの杖

1d6が5 800グリニッジドル・傷薬2個・霊薬1個

1d6が6 1000グリニッジドルとエクスプロードの巻物

アイテムを回収し終わった後部屋を見渡すが、他には何もない、どうやら単なる隠し場所だったようだ。先を急ごう

部屋7 刃の罠が交差する通路

貴方は正面の扉を開く、すると目の前に交差する刃の罠が待ち受ける細長い通路が待ち受けていた。どうやら、侵入者撃退用の罠のようだ。誰か一人が向こう側まで移動して、罠の解除レバーを動かさなくてはいけない

GMはプレイヤーにDEX・回避・あるいは隠密技能による判定を行う事を通知するとともに、PLの誰が解除に行きた

いかを聞くこと。この際、ここまででプレイヤーで活躍できてない人が居たらその人に活躍の場を提供するか。も

しくはプレイヤーの自由意志を尊重し、誰が行きたいかをよく聞くこと、決してDEXが高い人が行ってくださいな

どと強制などはしない事。また、判定失敗時も失敗したプレイヤーに対してフォローを忘れない事

例)判定は失敗したが、ダメージは1位のかすり傷で罠の解除に成功した!といった具合に

長い通路を抜けるとそこ巨大な扉と壁画がある部屋に出た。間違いない。最深部に近づいている。気を引き締めて扉をくぐろう
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