PLは、戦いだけでなく。自ら宿屋の経営に参加する(従業員)または資金に余裕がある場合、街や村などに店を構えることが出来る(要開業資金35000GD) ここではそのルールについて解説する 店の経営に参加する場合 経営に参加する場合は多くの場合、宿泊している宿屋の住み込み従業員などである。基本ルールブックでは住み込み従業員についてのみ解説する 宿屋の従業員 宿屋の従業員として働く場合、主にPLは調理場の料理人、経理・財務・商談を行う経理のプロ・掃除、並びにベッドメイクなど宿屋全体の管理を行う管理人と倉庫・金庫や警備全般を行うガードマンの4つの業種に分かれて作業することとなる。それぞれに重視される技能は 1:調理場の料理人 野営・自然・目星 (野営と自然が重視されるのは野営は野営生活で身に着けた食材捌き、並びに効果的な調理法把握、自然が重視されるのは、自然により農作業なども学ぶため作物の取り扱い全般を知る。目星は言うまでもなく、食材の質を見抜く目を養うためである) 2:経理のプロ 経理(財務・商談)・資産・法律 (どれも資金関連の取り扱い、並びに税金対策関連などに影響する。まずは経理(財務・商談)だが、これは言うまでもなく、商業関連知識、並びに金の流れや外部との商談などを行うのに必要な技能で、最も重視されるであろう。次の資産だが、収入、並びに資産関連の知識があるという事は宿の経営に関する効果的な采配がなされるという事である。資産0の蛮人スタートでもできない事は無いが、今まで、野生暮らしだった者が高級ホテルの経営者に成り上がろうとすると並大抵ではない努力が必要となるだろう。最後に法律だが、現地の法律を知る事で、税金がいくらか?や税金をどれくらい支払うか、その土地で合法的な経営を行えるか?監査が入ったとき、上手く潜り抜けて、できるだけ穏便に事を済ませられるか?など、こちらも重要技能となる) 3:宿屋全体の管理人 手さばき 言語学(共通語) 人望 まず手さばきだが、言うまでもさく素早い動作・手さばきで宿全体の清掃作業・客室のベッドメイクなどを済ませて常時客が来ることに備えるのである。そして言語学(共通語)は客の応対、並びに客の要求を聞き取って対応するのにつかわれる。最後の人望は厄介な客が乗り込んできたとき、上手い具合に対処して、落ち着いてもらう。という事などに必用である 4:ガードマン 戦闘関連全般技能(近接戦闘・投擲など何でもよい) 追跡 尋問 これに関しては言うまでもないだろう。戦闘技能持ちで、さらに倉庫内部に侵入した賊徒を早期発見してとっつ構える追跡、そして言い逃れようとする賊徒を尋問、要するに倉庫・金庫だけでなく宿屋全般の警備担当である さて、次に宿屋で出せる食事などだが、材料を市場で集めてきて実際に調理場で料理人がさばいて料理を作成することになる。ただし、市場の相場は常に変化しており、先月買ったときは100GD安かったのに、今月は100GD高かったという事が普通にある。ここの相場変化はGMが値段を決めてよい(大体今言ったのが相場、ただし、今月は生産元が賊徒が大暴れして壊滅したので数が少なく値段を上げざるを得ないなどもありうる) 他に、PTメンバーは街で従業員を雇う事ができる、従業員はそれぞれ、警備員・ホテル従業員・財務担当などがある 雇う人員には当然雇用費があり、大体一人1000~2000GD位である。当然雇用費が高いほど優秀とい う事になる 次に、宿屋の従業員として支払われる報酬だが、こちらもGMがセッション開始前にレギュレーションなどに設定する。大体2000GDとかが相場だが、シナリオの内容で増価させたり、減らしてもよい (想定外のトラブルで宿が修理されなければならなくなり修理費で500GD飛んだ、逆に戦士団など上客が宿泊しに来て、1000GD増加収入があったなど) ただし、盗賊組合の襲撃・並びにアクシデント対応などに追われる月となると1500GDや1000GDとなる 次に、宿屋に泊まりに来る客について解説する 普通の客に交じって、厄介極まりない客、意味不明な客、または怪しい客などが泊まりに来る場合がある (大挙して現れることがある) それぞれについて説明する GMは1d4を振りこの厄介な客連中を判定する 1.魔獣 この者達については言うまでもあるまい。知性0の魔獣である。大体においては片言の共通語で話しかけてくる。1d100言語学(共通語)判定を行い、勝利すれば意思疎通ができ、その日は問題なく1日が終わる。1d100言語学(共通語)判定に失敗した場合、彼らが止まった後は部屋はジャングル状態となり修理が必要となる。風穴が虚しい… 2.意味不明な客 発言が何から何までサイケデリックな客、はっきり言って話す言語は意味不明である。1d100人望判定を行い、勝利すればそのまま真っ当な場所を紹介してお帰り頂ける。もし失敗した場合は対応に当たったPLの精神力にダメージが入る(要は精神的吸血鬼に対応したように精神力が吸い上げられるのである) 3.盗賊組合または口入師共 常に物言いが威圧的な客である。どうやら常時虫の居所が悪いのか、頭の血管が浮いて見えることがある。1d100人望判定を行い、勝利した場合、丁重にお帰り頂ける。失敗した場合、大量に部下を呼び寄せて押しかけ同然で全室占領し、更に料金を踏み倒して撤収していく(500GDの損失) 4.魔人崇拝団体 怪しい客の事である。現れると突然、泊まりたいというが…次の日になると部屋が魔人の祭壇が置かれている部屋に!1d100手さばき判定を行い勝利した場合部屋は数時間で元に戻る。敗北した場合は残念ながらその日は掃除で使う事になる(500GDの損失+1日営業停止) また宿屋で改築を行うと宿屋全体のレベルが上がっていく。これは1~5まであり 最大の5レベルになると政府高官や戦士団など重鎮クラスが泊まりに来るようになる 2レベルは5000GD、3レベルは8000GD、4レベル10000GD、5レベル25000GD となっている 宿屋全体のレベル上げ以外にも施設を増改築することが提案できる。これについては以下の通り 1.醸造所:この施設を建築したら、宿屋でワインやビール・コーヒーなどを醸造して販売することが出来る。ただしこの場合、街で醸造の専門家を雇わなくてはならない (醸造家も腕の良さなどがあり大体1000GD~2000GDまでで雇う事ができる。当然、雇う値段が上がるほど優れた醸造家である) 他に、農園を建築して対応作物・植物を生産している事が条件である (ワインなら葡萄、ビールなら麦、コーヒーならコーヒーの実など) 大体25GDから売り上げに貢献するが、醸造所レベルが上がると共に相場はどんどん上がっていく (最大レベル5で50GD) また機械整備の担当様に電子整備持ち整備員も必要である (こちらも醸造家と同じ雇用費である) 2.農園:この施設では料理に使う様々な農作物を生産できるようになる。作物政策については、農夫を直接雇ってもいいが、自らで農作物生産を行うことが出来る(収穫の際自然技能、1d100判定あり) 農園のレベルが上がると農場の規模拡大・並びに生産できる農作物の種類増加、収穫量増加などがある この農場で収穫した作物はそのまま料理に使うことが出来、料理のレパートリー増加と評判上昇に一躍買う 3.兵舎:この施設は宿屋の警備を行うガードマンの宿舎となるこの施設があると雇えるガードマンの数が増加し、最大5レベルで50名収容できるようになる。また兵舎には兵器庫・訓練所などが初期の状態であり、資金がたまってきたら防衛用に城壁やカタパルトを設置、訓練設備拡充(ガードマンの戦闘能力向上に貢献)などが出来る。盗賊組合の襲撃などに対処するにはこの施設の拡充が何より大切なのである。積極的にレベルを上げていこう こちらも増改築の際に必要なGDは同じである 突発イベントについて GMは1日の終わり時に任意で、1d6を降ってアクシデントが起きたか起きないか?を判定することができる 1d6表については以下の通り(任意なので強制イベントではない)ちなみにアクシデント表を振ることができるのは1セッション中3回までとする 1.この出目はアクシデントとして魔獣の類が来襲する事となる。宿屋総出で応戦して宿屋を守り切ろう 2.この出目は蛮族の襲撃はないが盗賊組合が侵入したことを表す。何とかとっ捕まえて宿屋の収入を守り切ろう 3.この出目は近所で騒音が発生し、安眠妨害されることとなる。メンバー全員のMPが―1される(1日限定) 4.この出目は特に異状なく夜を過ごすことができる。次の日の経営に備えてぐっすり休もう 5.この出目は異状なく過ごせるほか、快適な睡眠で次の日のメンバー全員のHPとMPが+1される(1日限定) 6.この出目は快適な睡眠のほか、次の日にたいそうな身分の客が来るか、住民の差し入れがくる。差し入れで何が来るかはGMがデータセクションのアイテム一覧から選んでよい
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