第4話・1「朱色のスケッチ」
春畝(はるー.ね)![]() ![]() | |
登録日:2021/01/04 17:18最終更新日:2021/01/22 20:50 |
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コメント一覧
3. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/05 17:12 |
【導入】 冒険者の店「神の秤」。 ライフォス神殿とティダン神殿の向かいにある冒険者の店。 3人の店主によって切り盛りされているが、今日の勤務は妙齢の見た目のナイトメアの女性、アストラ・セントレイヤ。 時刻は朝で、開店したばかり……。 シルビアさんが誘拐されてから、3日ほど経った日から物語は始まる……。 ※ ※ ※ ということで、マスターシーンが終わって、導入です。 シルビアさんの時間から3日ほど経っているので、生活費の消費をお願いします。 また、久々のRPになると思いますので、皆さんのPCが揃って、ある程度RPの済んだところで、依頼人を登場させます。
2. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/05 17:05 |
【マスターシーン①】 きー……。きー……。 一人の老人が安楽イスを揺らしている。 傍にはガンベルトを付けたルーンフォークの男性の執事が傅いている。 「……」 その二人から距離を置いたところ。 窓辺に青髪の青年が居住まいを正して、直立している。 青髪の青年は緊張しているのか……。いつもと違って表情が険しい。 この青年を知る人物であれば、青年に似つかわしくない表情だと感じるかもしれない。 「そうか……灰の分銅が……」 老人は青髪の青年を見やってから、手元のバーサタイルに視線を落とす。 そのバーサタイルは最近、この老人の手元に戻ってきたもので、老人にとっては大切な遺品だった。 「……興味深いが、今の私の役目は語り部であって、もはや“私の”……いや、私とネイトの時代ではないのだ」 老人……マリガン=ポートルート。 大破局より前から生きるこの老エルフはバーサタイルを優しく撫ぜる。 その手には皺だけでなく、苦難を乗り越えてきた傷や痕が刻まれている。 この老人と仲間の時代は確かに存在したことが“その手”から伺える。 「……そして、“君の時代”でもない。彼らの時代だ。黒壁を守る兵士やレプラカーンの学生の時代でなく、“彼ら”の時代だ」 老人は安楽椅子から立つことなく、青い髪の青年に向かって、そんなことを言う。 青髪の青年の顔にも“痕”が刻まれている。 それは確かに“彼の時代”が存在した証左だった。 「君には期待している……。冒険者としてでなく、“政治家”として、ね」 老人はそこで初めて、青髪の青年を見やる。 「“不撓の剣”アステュア……剣の玉座に座りしものよ」 青髪の青年……アステュアは険しい顔のまま、目を閉じて思案した。
1. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/04 17:27 |
GMより皆様へ 大変お待たせしました! 他のGMの方々は、後から話のタイトルを表記しますが、今回は先にタイトルを提示しようと思います。 【注意事項!!】 今回のシナリオは頭が良い方なら最後まで見なくても、真相が分かるかもしれません。 分かった方はGMに直接、真相をDM等でお送りいただければ、PCの成長に際して特典をお渡ししようと思います。 なので、分かった方は気軽にGMまでDMをどうぞ。 【時間帯】 更新の頻度はゆっくりになってしまうかもしれません。 また不定期ですので、ご了承いただけると幸いです……。 【開始】 最初のマスターシーン並びに導入ですが、少し遅れて 1/5 17時より投稿を始めます。 皆さま宜しくお願いします!