第一話・1
狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱冒険[web全体で公開] 1 | |
登録日:2020/03/22 19:52最終更新日:2020/03/24 14:21 |
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コメント一覧
20. 春畝(はるー.ね) | |
2020/03/22 22:26 |
ユーフス「シイネか……」 魔剣持ちのドレイク……。 そのことに少々驚きを感じる。 ユーフス「……。言いたい奴らには言わせておけばいい」 不意に父の口癖で、ユーフスは答える。 父も周りから相当嫌われていたが、常に余裕を崩さない人だった。 ユーフス「分かる者には分かる。そういうものだろう……」 父は嫌われていたが、側近や同盟者からは頼りにされていた。そして、何より母と兄からは慕われていたし、総合的に見て善き父親だったと思う。 ユーフスはそう言って、店の中に目線を向ける。
19. ますく王 | |
2020/03/22 22:06 |
シイネ「私の名前はシイネ。魔剣持ちのドレイクだけど……此処『デウスデア』では、それは意味を為さない。むしろ、嫌われる要因の殆どはソレ……」 と無表情で分かりづらいが、少しだけ落ち込んでいるようだ。
18. 春畝(はるー.ね) | |
2020/03/22 21:56 |
ユーフス「ああ。よろしく……」 少女の手を握り返す。 人族の中で生きる蛮族の少女……。 私兵をやっているとはいえ育ちが良いユーフスには、その苦労を推し量ることは出来ない。 だが、少女が苦労していることは理解できた。そして、そんな中でも気遣いの言葉を掛けてくれたことが心に染み入るのを感じた。 ユーフス「(……。冒険者になって、最初に会えたのが、この娘で良かった)」 ユーフスは彼女と握手した後、席に座り直す。 ユーフス「ところで、君の名前は?」
17. ますく王 | |
2020/03/22 21:48 |
シイネ「…驚いた」 と自分で言っておきながら心底驚いた顔をする シイネ「…過去の私みたいで見過ごせなかっただけとはいえ、まさか、本当に組んでくれると思わなかったわ」 とキョトンとするが、 シイネ「うん、今後はよろしくね。もし、私のせいで嫌われ者になりそうなのなら、すぐに私の事は捨てて逃げたり、無関係とも無理やり従わさせられてるとでも言ってくれて構わないから…」 と握手に応じる
16. 春畝(はるー.ね) | |
2020/03/22 21:31 |
ユーフス「お、俺と……?」 少女の申し出に驚く。 ユーフス「……」 シイネを見る。 ユーフス「(嫌われ者か……)」 最初の主、兄であるヒース・キカートは皆から慕われていた。 そのカリスマに惹かれて誘蛾灯の虫のように自分も、彼に仕えた。 ユーフス「……」 二番目の主、父は清濁併せもった傑物であったが、基本的に恐れられた傑物だった。 自分も、父のことは少なからず恐れていたし、今でも恐怖を感じる。 ユーフス「(最初がカリスマ、次が恐れられた傑物、そして、その次は……)」 ユーフスは声を上げて、笑う。 ユーフス「ふふふ……。なるほど、嫌われ者か……。悪くない……」 ユーフスは席から立ち上がる。 ユーフス「我が名はキカート家のユーフス。守ることしか能の無い盾だ。いや……それすらも出来ていない出来損ないだ……」 ユーフスは握手を求めて、手を差し出す。 ユーフス「こんな出来損ないでも良ければ、貴殿の盾となろう」
15. ますく王 | |
2020/03/22 21:19 |
シイネ「……それは自分で決める事。どう生き、どう死ぬかは本人の自由。…だけれども」 シイネ「…もし、嫌われ者でも良いなら、私と一緒に組んで欲しい。」 と、じっとユーフスの顔をみて言う
14. 春畝(はるー.ね) | |
2020/03/22 21:13 |
ユーフス「ん?」 ユーフスは少女より話しかけられて、そちらを見る。 ユーフス「……。ああ。なるほど」 少女の姿をまじまじと見て、ナイトメアでなくドレイクであることを理解する。 ユーフス「そうだな……。正直、困っている。守るべき主人を失い、次の主人からはお払い箱にされた」 ユーフスは少女に話しかける。 ユーフス「騎士として、俺はどう生きていくべきなんだろうな……?」 誰に問いかけるでなく、そのように言った。
13. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2020/03/22 21:11 |
シルビアさんに手を差し伸べた後、改めて店内を確認します クローディア「えーと、とりあえず立ち往生もアレだしどっか落ち着ける場所は……」 ……で、キョロキョロしたところで席についてるお二方に目が留まるのかな
12. ますく王 | |
2020/03/22 21:08 |
ユーフスの顔をじっと…みた後に口を開く シイネ「…貴方、ちょっと前の私と同じ顔をしてる。この先、どうすれば良いか、分からない顔。」 とユーフスの顔をじっと見ながら言う。
11. 春畝(はるー.ね) | |
2020/03/22 21:05 |
ユーフス「ああ。すまない……」 少女の隣の席に着く。 ユーフス「(主に捨てられた騎士はどう生きていくべきか……)」 何かを注文するでもなく、甲冑を付けたまま目を瞑り、物思いにふける。