序章 二度目の喪失、託されたもの Part01
がらこ掲示板セッション[web全体で公開] 2 | |
登録日:2021/02/15 00:50最終更新日:2021/02/15 12:26 |
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コメント一覧
30. 尸 | |
2021/02/18 00:16 |
スミレ - 今日 0:09 2d6+6>=15 スミレの精神抵抗ぁ! SwordWorld2.5 : (2D6+6>=15) > 10[5,5]+6 > 16 > 成功 心の内に渦巻く何かに全身を震わせながらも、スミレは眼を逸らさずに相手を睨みつけた。 スミレ「…フレール…アネット…お父さん…」 スミレ「…スミレに、お母さん守る……力を…!」
29. たびがらす | |
2021/02/18 00:05 |
2d6+7>=15 カレンの精神抵抗ぁ! SwordWorld2.5 : (2D6+7>=15) > 5[1,4]+7 > 12 > 失敗 そのおぞましい姿に、カレンは分かっていても思わず身をすくませた。 カレン「・・・く」(ビクッ
27. ななせ | |
2021/02/16 23:02 |
ダリ「また何かが壊れて消えていく…か」 静かな気持ちで黒煙を眺めている。 行ったところで自分には何もできないし、する気もない… それが自分の決めた道であり、罰でもあった。 と思ったところで、本棚にある本が目に留まる。 『簡単!たのしい!交易共通語』 山奥に引きこもっていたら、いつの間にか下界で流行っていた交易共通語とやら。 なぜかここに出入りし始めたメリアに、片言のそれで話しかけたら、笑われた挙げ句にこれを押し付けられたのだった。失礼な話だ。 彼女に何かあったのなら、この本は永遠にここに残ってしまう。 それはイヤだな、と何となく思ったので。 ダリは本とスカーフを持ち、外に出た。
26. がらこ | |
2021/02/16 21:46 |
目を凝らして見れば分かるだろう。煙はいつもと同じものではない。黒煙だ。 ダリはその炎に見覚えがある。揺さぶられるのは、もうとうの昔に忘れ去っていたと思っていた、300年以上前の記憶。 あの頃に何度も見た。そう、遠くから、ちょうど今のように、遠くから何度も眺めた。 あれは、何かが大きく燃える時に出る、黒煙だ。
24. がらこ | |
2021/02/16 21:28 |
窓を叩いていたのは、鳩の姿の精霊体だ。窓の向こう側から窓を叩くその足には、血まみれのスカーフが結ばれている。 そのスカーフに、ダリは見覚えがある。 いつもいつも自分に構ってきた、明るいメリアが身に着けていた、あのスカーフだ。
22. がらこ | |
2021/02/16 19:19 |
スミレとカレンが”暗き底の主”と相対しているその頃、 ようやく眠りの淵につこうとしていたダリの耳に、窓を叩く音が木霊する。 コンコン、コンコン。 やっと眠れそうだったのに、今度はいったい何なのだろうか。
21. 尸 | |
2021/02/16 13:00 |
噛み砕かれたリュート。 優しい笑顔でたくさんの音楽を聴かせてくれた父の姿が浮かび、消えた。 スミレ「…うん」 少しだけ、母の後ろに下がる。 華奢なその背中から、強い何かを感じる。 母は命を懸けて自分を守ろうとしているのだろう。 …母を守る。たとえ約束を破ることになっても。